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こんにちは。
私は昔から「動物奇想天外」などのアフリカ特集が大好きでよく見ているのですが、前から疑問に思っていたことがあります。
それはライオンとハイエナの関係です。
両者は互いに敵対心を持ち争いあうと聞きます。事実私は「ナショジオ」や「アニマルプラネット」でライオンがハイエナを襲う場面や、その逆も見ています。

私は世界にこれほどまでに同じ場所に生息し、力が拮抗していて同じような生態を持つ生物はどこを探してもライオンとハイエナぐらいしかいないと思うのです。(人間が持ち込んだ生物を除いて)
そしてどうして両者が共存できているのかが理解できません。

そこで質問なのですが、現在ライオンとハイエナは生態系の上位を争って互いに淘汰しあう関係にあるのでしょうか?
また追加の質問なのですが、ライオンとハイエナの縄張りが重なり合うことはあるのでしょうか?
ライオンの縄張りにはハイエナはおらず、ハイエナの縄張りにはライオンはいないのでしょうか??

あまりに疑問が多すぎるので1つのタイトルで多くの質問をしてしまいましたが、スレッドの乱立は避けるべきかと思いこの形をとらせて頂きました。申し訳ありません。

A 回答 (3件)

ライオンとハイエナのような関係を「競争」といいます。

基本的に生息場所が似ていて、餌も似ている異種のことを指します。

旧ソ連の生物学者のガウゼがゾウリムシを用いて、「競争」関係にある異種は共存できるか実験を行いました。結果は一方が生き残り、一方が絶滅するというものでした。このような現象を「競争的排除原則」といいます。

では、ライオンとハイエナはこの原則に反しているのかというと、おそらくそうではありません。この原則は、生活空間や餌、活動時間などなどのその生物が必要とするあらゆる物質的環境、物理的環境(これらをまとめて「生態的地位(ニッチ)」といいます。)が完全に一致した場合に成り立つものです。一見、「生態的地位」が同じであるように見えても、実際にはわずかな差異があります。
たとえばヤマメとイワナはわずかな水温の違いによって住む場所をずらしています。これを「棲み分け」といいます。実際には14℃あたりの微妙な温度あたりではヤマメもイワナもどちらも住んでいますので、争いが起こっているかもしれません。しかし、その微妙なラインから離れると、ヤマメだけの水域やイワナだけの水域が広がっています。他にもモンシロチョウとスジグロシロチョウも同じようなことをしています。
また、餌によって「生態的地位」をずらす「食い分け」という現象も見られます。

つまり、ライオンとハイエナも、一見「生態的地位」が重なっているように見えますが、おそらく何らかのズレを生じさせていることでしょう。それによって共存を可能にしているはずです。しかし、どうしても「生態的地位」が重なる、または接することがありますので、そうすると両者に争いが起こることになります。そうした、狭間の空間や時間でカメラを構えていればハイエナとライオンの争いを捉えることができます。その場面にはインパクトがありますので紹介されやすいのでしょう。多く紹介されているので、あたかもそれが日常であると錯覚してしまいやすい。しかし、それがすべてではなく、そこから少し離れただけでハイエナだけ、またはライオンだけの「生態的地位」が広がっているかもしれません。

さらに言えば、動物は何か利益を得るための行動とそれを実現するための労力をしっかりと計算して行動しています。縄張りや群れの規模は、この収入と支出のバランスを踏まえたうえで一番利益が出るところで成り立ちます。ハイエナとライオンの争いですが、両者ともよほど飢えているか子どもをつれているかでないかぎり、争う理由がありません。負ける確率が高く、勝ったとしても負傷する確率が高いからです。だから、殺しあうようなことはめったにあるものではなく、互いを絶滅に追い込むほどの圧力をかけているとは考えられません。(現在の環境が維持されればの話で、環境の変動によって餌の量が激減すればどちらかが淘汰されるかもしれませんが…蛇足の蛇足でした。)

参考URL:http://www.obihiro.ac.jp/~rhythms/LifeRh/01/What …
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この回答へのお礼

なるほど、競争は生態的地位が完全に一致しないと有り得ないんですね。
ハイエナとライオンは餌が違うような気がします。
よく分かりました。
これはまさに私が欲していた回答です!
有難うございました。

お礼日時:2007/02/19 12:28

アフリカにいる肉食獣はライオンやハイエナ以外にもチーター、ヒョウ、ジャッカル等色々いますよね。


これが若し(淘汰されて)ライオンだけとか、ハイエナだけになってしまうとどうなるでしょう。
例えばウィルス性の病気。
仮にライオンが生き残ったとして、ライオンだけが発症するウィルス性の病気が発生するとどうでしょう。
そうなると唯一の捕食者であるライオンが減り、草食動物は異常繁殖してしまい、食料不足を招き結果草食動物も衰退して行きます。
ずっとライオンとハイエナの位置関係が変わらないのは、丁度バランスがとれているからでしょう。
自然とはかくも巧妙な仕組みを持っていると思います。

※ハイエナはイヌに似ているけどイヌ科ではなくハイエナ科でジャコウネコ科に近い。
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この回答へのお礼

どういう風にバランスが取られているかも聞きたかったのですが・・有難うございました。

お礼日時:2007/02/16 07:11

最近ライオンがハイエナをリンチしている映像が流れたみたいで 色々言う人が多いみたいだけど・・・・



ライオンとハイエナは共存していると思いますよ
ライオンもハイエナも狩をしますが ハイエナの獲物をライオンが横取りしたり逆にライオンの獲物の残りをハイエナが頂いたり

諸説あって実際正しい情報はどれかは解りませんがライオンもハイエナも自給率は30%~70%(資料によって違う)後はお互いにひとの獲物を食べて賄っているようです。ある意味ベストパートナーのようにも思えます。

という事で淘汰しあう関係?NO
縄張りの重なり合い?YES
縄張りの違い?NO
となると思います。

ネコ科の狩は待ち伏せ型イヌ科は追跡型ですから縄張りの広さはかなり違うと思います よほど獲物が減らない限り淘汰はされないのではないでしょうか?

両者の覇権争いによる淘汰というより 自然が減れば両方とも数も減り最終的には大型のライオンの方が生き残るには条件が厳しくなるとは思いますが・・・・

以上素人考えですいません(^_^;)
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この回答へのお礼

ベストパートナーなんですかね。。出会えば戦ってるような印象しかないので(汗
有難うございました。

お礼日時:2007/02/16 07:12

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