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現在簿記3級の勉強をしております。
固定資産の売却の仕訳と勘定記入(間接法)の問題を解いておりますが
どうして減価償却累計額は貸方に記入して
減価償却費は借方の方に記入するのでしょうか?
できるだけわかりやすく教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

簿記の3級ということでしたら、仕訳の対象については、


・収益
・費用
・資産
・負債
・資本
この5つが発生したり、増減したりするものだという
ところまではわかっていますよね。

仕訳で

減価償却費 / 減価償却累計額

というのは、借方で「減価償却費」という費用が発生し、
貸方で「減価償却累計額」という負債の増加を示したものです。

減価償却費は、固定資産を1年間使い、1年分使い古した
費用のことです。それに伴い、資産取得してから、累計で、
これだけ資産の価値が目減りしてきてますよというのが、
減価償却累計額のことです。

この回答への補足

とてもわかりやすくご説明していただきありがとうございます。
よくわかりました!
確認の意味でもう一度お聞きしたいのですが、減価償却累計額は負債としてとらえれば良いのでしょうか?

補足日時:2007/02/16 13:52
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この回答へのお礼

わかりやすいお答えありがとうございました!

お礼日時:2007/02/16 16:26

>減価償却累計額は負債としてとらえれば良いのでしょうか?



減価償却累計額は負債ではありませんが、3級の問題を解く上では負債と捉えても構わないと思います。

減価償却累計は資産のマイナス科目です。以下に自分のわかる範囲で説明しますが、理解できないようでしたら上にも書いたように問題を解く上で支障はないと思うので、負債と捉えて仕訳をとりあえず覚えてしまったほうがいいと思います。

減価償却累計額は固定資産の評価勘定です。よって固定資産と対となって意味を成す勘定科目なのです。

=直接法の仕訳=

(減価償却費)/(固定資産)

上記の直接法を考えて頂ければお分かりになると思いますが、減価償却費として計上された分は直接固定資産からマイナスすることによって現在の固定資産の価値を表します。

しかしこのように直接法によって仕訳をしてしまいますと、いくらで買った資産があり、どのくらい減価償却費として計上し終わったのかを把握するくとができません。

そこで、固定資産の資産をマイナスする性格の減価償却累計額という勘定科目を使うのです。
これにより、上記のようなことがわからなくなることもなく、かつ固定資産から減価償却累計額をマイナスすることにより、固定資産の現在の価値を表すこともできるようになるのです。

よって減価償却累計額は資産のマイナス科目なのです。

ちなみに貸借対照表(B/S)上には負債として書かれず、

 固定資産
△減価償却累計額
--------
計算した数値

という形で資産の部に記載されます。
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この回答へのお礼

ご丁寧に補足の方まで目を通してお答えいただき感謝しております。詳しくお答えいただきよくわかりました。ありがとうございました!

お礼日時:2007/02/16 15:44

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