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日本は火山がいっぱいあるのに、地熱発電をおおいに行っていないのはなぜか。
また、その解決策は?

A 回答 (2件)

建設コスト(建設費対電力出力の比率も含めて)というのもあると思いますが,ここでは技術的な部分で・・・



地熱発電は地面(地中)の温度で発電しているわけではなく,地下深くの熱水(地下で圧力がかかっているため200℃以上になっている)をくみ上げて,その蒸気でタービンを廻して発電します.そのため,火山の近くで熱水脈のあるところでないと発電できません.もちろん,その熱水脈の水量が豊富である必要もあります.そのため建設する場所が限定されます.

で,その解決策として高温岩体発電というのがあります.地下に熱せられた岩石があるのに水脈がない場合に,ボーリングによりその熱せられた岩石に地上から水を高圧で注入すると,岩石にひび割れを起こすことができます.そのひび割れを通して流れた水(熱せられて高温の熱水になっている)を別の場所から取り出すことで高温の蒸気を得ることができます.

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の事業紹介のページに詳しい説明があります.

参考URL:http://www.nedo.go.jp/introducing/activities_ind …
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最大の問題は自然環境保護ですね。


ご存知の通り、現在地熱発電に必要なのは火山と熱水です。
ところが、この2つが同居しているとことというのは、ほとんどが国立公園や、国定公園に指定されており、簡単に発電所を作るわけにはいかないのです。

建設自体が自然を壊してしまうことと、熱を利用する発電(火力や原子力など)では、どうしても廃熱を放出しなければならないので、その廃熱による周辺環境への影響が避けられません。

解決策は、linus127さんが述べているとおり、開発中の高温岩体発電が有望でしょう。ほかには、自然を極力壊さないような発電書の建設技術を開発する、というのが挙げられると思います。(トンネル掘って地下に造るとか・・・(^_^;)

あと、これは個人的な印象に過ぎませんが、政府が地熱発電に消極的だというのも理由の一つだと思います。
原子力発電に対しては国策として大いに予算をつぎ込んでいますが、地熱などクリーンエネルギーにはやたらとやる気が無いように思えます。
この点に関しては、次の選挙でクリーンエネルギーを推進する政党に投票する、というのが一番の解決策ではないでしょうか。
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