プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

タイトルの様に、「軍事技術が平和利用で発展しているパターンってどんなのがあるでしょう?
有名どころでは「GPS」なんかがそうだと思うのですが・・
航空機技術や宇宙技術はそういう面が強そうですよね?

逆のパターンはどんなのがありますか??

A 回答 (6件)

みなさん軍事には詳しいようなので、民生中心の視点から。



アメリカには軍事規格と民生規格があって、民生品は軍事品より性能の劣ることは免れませんでした。 そこに目を付けて(?)「民生品だが軍事品並み」の製品を作ったのが日本の方法です。 軍需は金に糸目はつけませんが民生より市場は狭いので、仕事を請け負うとき以外はあまり商売として優先されません。 戦後にコンピュータをアメリカに売り込んだとき「これは軍事用か?」と聞かれ、「うちは全製品このレベルです」と答えましたが、アメリカ側はそれをハッタリと受けて、民生の市場に対し日本を脅威に感じなかったため、日本製品が進出するようになりました。 驚異的な歩留まり(良品生産率)の高さは、のちにダンピング騒動となったほどです。

八木-宇田アンテナは、軍事にしばられていたわけではないので世界中に発表されましたが、日本軍は採用せず、連合国側が採用したため情報戦に力の差が付きました。 いまではテレビのアンテナとして普及しています。

すばる望遠鏡の補償光学技術は「アメリカのスターウオーズ計画で開発された」という解説が多いですが、もとはフーリエ解析技術の応用として以前からあったようです。 マイナーな研究だったのが軍事に採用されることで開花する。 軍事は儲からなくても使えるものは何でも使いますからね。

ここからが軍事という線引きも難しい。 webブラウザに入っている暗号技術も輸出の規制対象ですからね。 ころんでばかりで使い物にならないと言われていた2足歩行ロボットも、アニメや映画のように兵器になる日がくるのでしょうか。

防衛庁向けの機器も作ったことがあるから経験者にしました。(「軍需は金に糸目はつけません」なんて書いちゃったけど、予算は少ないし物持ちはいい(設計者がとっくに定年になってる)し、軍事産業なんて成立しているのは、消耗品のほうなんでしょうか)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お礼が遅くなりすいません。

日本の軍人が「ヤジ(yagi)アンテナとは何だ」って、
アメリカの技術者に聞いたっていう話があるぐらいですものねぇ。

そのうち、自爆テロするASIOMOとかつくっちゃうそうで怖いですね。(^^;;

物持ちのいい軍隊っていうのが日本らしくていいですね。

お礼日時:2002/05/25 18:38

「戦争の度に医術と義足は進化する」って言われてます。


戦争でいっぱい人が傷ついて、倫理的に許されないような
治療法とか試せるかららしいです。

まったく嫌な話ですね
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
これは戦時を医療に活かしたパターンですね。

実際、戦時中の人体実験から得られたデータは貴重なデータであることも
多いみたいですね。

最近は、動物実験でさえ反対する方が多いみたいで、
それで、医療の進歩が止まってたら世話ないと思うのですが・・(^^;

お礼日時:2002/05/27 17:16

視覚障害者の使う点字ってありますね。

あれのルーツって、砲兵が暗闇で音に寄らずに意志を伝えるのに考え出したそうです。

参考URL:http://contest.thinkquest.gr.jp/tqj2001/40580/si …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
これはまったく初耳でした。
大変参考になりました。

お礼日時:2002/05/27 17:12

>「軍事技術が平和利用で発展しているパターン



我々が今まさに利用している「インターネット」
そのものが軍事技術の民間利用に他なりませんね。
60年代に米国のARPA(今のDARPA http://www.darpa.mil/
が戦時の情報通信確保技術としての研究が始まりです。

他の例は非常にたくさんあるので割愛。

>逆のパターン

日本の民生品を外国のゲリラなんかが利用している
というのはありなんでしょうか…
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お礼が遅くなりすいません。

アフガニスタンの映像とかで「TOYOTA」とか良くみますよねぇ。

お礼日時:2002/05/25 18:31

インターネットなどに使われている「ふくそう防止技術」があります。

これは.電電公社が日本国内での電話交換用に開発した技術で.米国軍が戦時通信用に必要だったのですが.日本は輸出しませんでした。
インターネットが普及して(無理に普及させて).他のユーザーと同等な権利で使用することが実現されて始めて.日本から輸出されたと聞いています。

同様に携帯電話(基地局)用トランジスタ・ビデオ用ボールベアリング・車さい用各種半導体等が日本の民生機器用として大量生産され.軍需用に転用されているときいています。

日本は日本国憲法の関係で軍需輸出が出来ません。しかし.軍需用購入希望者はたくさんいるので.軍需品を輸出する方法として特別な方法を選択しました。それは.日本国民用生活器材を軍需規格で製造するということです。というのは.軍需規格程度の厳しい品質管理の元で製造すると.抜き取り検査や全品検査をすることなく.全部良品として製品に使えるのです。このことはやたらかかる検査用人件費の圧縮につながりました。
したがって.軍需規格購入希望者は.日本の民生用各種製品を購入し.選別(全品検査)すると軍需規格品が安価に入手できるのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お礼が遅くなりすいません。

「ふくそう防止技術」は軍用に需要があったものの民生内で開発・・
最終的に民生で広まった技術ってことなのですね?・・

ある意味、品質管理は武器だったんですね。

お礼日時:2002/05/25 18:29

言ってみれば、ほとんどの科学技術は軍事技術から生まれたと言っても過言ではないでしょう。

二次関数ですら大砲の弾の飛び方の研究から生まれたと聞いています。

卑近な例では、高級車に付いているフロントガラスに計器を投射するシステムは、戦闘機のHUDから生まれた技術ですね。

GPSと併用されたり、民間機の自動操縦に使われる慣性航法装置は、ミサイルの誘導システムから発展したと言えるでしょう。ただ、ジャイロコンパス自体は民生・軍事のどちらが先かはちょっと判りませんが。

逆のパターンは、ビデオテープなどの転写防止用としてのバックコーティング技術がステルス技術に使われていますね。

いずれにせよ、科学技術と戦争は切っても切れない関係にあるようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お礼が遅くなりすいません。

やはり、防衛は重要課題ですものね。多くの力が注がれるわけで、
結果として多くのものが生み出されるわけですね。

お礼日時:2002/05/25 18:25

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