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はじめまして、今カナダのボーディングスクール(高校)でアメリカ史を取っています。

春の論文課題で、20世紀の亜史からなら何でも!と言い渡され、
せっかく日本人でもあるので太平洋戦争について書こうとしています。
原因や経過を書くのはとてもクリーシェ(月並み?)なので、
「20世紀のアメリカの世界各国への侵攻、その自信は太平洋戦争後日本にて培われたのか?」 
という問題に取り組もうとしています。

なぜかというと、アメリカは今までいろいろな国へ侵攻してきました。ベトナム、キューバンミサイル、湾岸戦争、アフガン、イラク…。でも、年代的に見ると、太平洋戦争後に日本にGHQを置き、政治+軍事を事実的にコントロールしたのが最初ではないか?と感じたのです。

日本人はそのほかの国と比べるとテロや暴動もそこまでなく、アメリカの従順なる弟と発展してきました。(嫌ですが…笑)憲法ですらアメリカの手がかかっています。ある意味、彼らは日本で、侵略を成功させました。今日においても、日本人はアメリカに対して反米意識がイラクやアフガニスタンの方より強いとは思いません。

しかし、皆さんに一応確かめたいです。アメリカの海外侵攻成功は日本が初例なのでしょうか? もし私の

『日本=海外侵略初成功』

が成り立たなければ論文になりませんので…苦笑 
詳しい方アドバイス、説明お願いします。

注意***
これは自分がアメリカ侵略が良い、悪いとかく論文では無いです。
過去事実に対しての追及ですので、アメリカ日本侵略と聞いて気を害された方はゴメンナサイ♡(´・ω・`)

A 回答 (8件)

『日本=海外侵略初成功』は成り立たないので、残念ながら「論文」にはなりようがありません。

次のサイトで年表をご覧ください。

アメリカの戦争と外交政策(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1% …

「独立戦争とアメリカ合衆国建国以後のアメリカの戦争の歴史」から抜粋すると、19世紀に、
1846年-1848年、メキシコを侵略。
1898年、米西戦争。米国は、スペインの植民地だったフィリピンなどで戦い、フィリピン・プエルトリコ・グアムを領土とし、キューバを保護国とした。
1899年-1902年、アメリカ-フィリピン戦争。フィリピンの独立を阻止して制圧。

さらに、論文課題である「20世紀の亜史」について言うと、20世紀初頭、中米の国々に次々に侵攻していることが分かりますね。

また、「20世紀のアメリカの世界各国への侵攻、その自信は太平洋戦争後日本にて培われたのか?」という問題設定の、「自信」という言葉が変です。
自信というなら、前述の20世紀初頭の中米侵攻でも十分培われたでしょう。対日戦勝利で再び自信をもったとしても、泥沼のベトナム戦争では深甚な自信喪失を経験しています。しかし、その後も米国は諸外国にちょっかいを出し続けました。つまり、「自信」という言葉で国家・歴史を論じるのは幼稚な感じがします。
第二次大戦を境に、米国の外交・軍事政策がドラスティックに様変わりしたのは事実ですが、それは軍産複合体や経済発展や冷戦や第三世界や軍事予算や技術革新などから論じるものでしょう。

留学なさって当然気づいたはずですが、カナダや米国は歴史が短い分、(高校の段階でも)かなり詳しくアメリカ史を学習させます。留学したことのない私でもそう聞いているくらいですから、有名ですね。『日本=海外侵略初成功』なんて思いつくご質問者の基本的な勉強不足はバレバレです。F の懸念が杞憂であることを祈りますが、論文のテーマは変えた方がよさそうです。
「アメリカ日本侵略と聞いて気を害された方はゴメンナサイ」と予防線を張っていらっしゃいますが、そういう用語法以前の問題だと思います。
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アメリカが各国へ侵攻する自信をつけたのは第一次世界大戦です。


といっても軍事力を発揮するのは第二次世界大戦以降です。
では順を追ってご説明しましょう。

アメリカが総力戦を挙げた戦争といえば南北戦争です。
このときの戦闘経験は貴重なものになるはずでした。
しかし、その後80年はまともな戦争をしませんでした。
これが第一の伏線になります。

アメリカが世界の主要国に躍り出るのは第一次世界大戦です。
この戦争に参加しなかったことがアメリカの国力を温存させ、
大戦後に疲弊しきったヨーロッパに変わって主導権を握ります。
ヨーロッパは復興のために資材も必要で、
富と権力がアメリカに集まることになります。

一方で日本も直接に参加せず、ヨーロッパ復興のための特需で沸きます。
ところが日本は慢性的な不況の状態にあり。
ヨーロッパの復興も意外と速く、日本はすぐに不況に戻ります。
そこへ関東大震災などが重なり、日本経済はかなり混乱しました。

一方アメリカはヨーロッパ復興の速度を見誤り生産過剰になり、
その結果株価大暴落、世界恐慌に突入します。これが第二幕の幕開けです。

南北戦争以降もアメリカは周辺国を次々と植民地化していきました。
しかし、それらは戦争といっても一方的なものでした。
これがアメリカを救います。世界恐慌以降、英米仏などの植民地を持つ国は
ブロック経済を敷き、不況を凌ぎました。
こうして持たざる国との間で不況和音が響き、二度目の対戦に突入します。

ここで話をいったん変えまして

日本は日清から始まって第二次世界大戦まで実に50年もの間、
大きな戦争を断続的に経験しました。この経験値の差が大きいです。
一方でアメリカは兵器の質で他を圧倒するという戦略でした。

ところがアメリカ軍と日本軍では経験値の差が圧倒的に違います。
加えて自分の方の兵器の方が優秀だと見誤っていた点もあり、
日米開戦後、アメリカは連続して惨敗を喫します。
なにせ兵士が戦い方を知らないのは致命的でした。

もし日本が米国を占領できるチャンスがあるとすれば、
開戦後のわずかなこの期間をおいて他にありません。

アメリカはすぐに修正してきます。
兵器の精鋭化も当然ながら、情報の強化、相手の研究、
そして実戦不足が最大の要因と分析し兵士の訓練に努めます。
こうした米国に対し、日本は飛行機の戦術1つをとっても変化できませんでした。
海軍と陸軍の権力闘争が原因ですが日本は負ける運命にあったのでしょう。

アメリカによって石油資源を封鎖された日本は
かくしてじり貧の消耗戦に突入して焦土と化します。

日本の敗戦でアメリカはアジア方面における勢力も拡大できました。
しかし、アジアにおける日本の力は意外と強いものがありました。
この潜在能力の高さが米ソによる日本分断を免れたと思います。
(韓国が現状そうなっているのはアメリカの意思があるのではと)

最後の方は私の憶測も交えて記述しましたが、
レポートの一助になれば幸いです。
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この回答へのお礼

わかりやすく、間違いをしてもらってなおか解説までしてもらってとても役に立ちそうです!今からじっくり読んでみようと思います。
まだ自分も高校で習っている程度なのではっきり言って知識はそんなに無いので…汗; 知識もしっかり持たれてて助かります~~!日本の恥系発言、いきなりFとるぞ!とか脅される(?)ような書き方して来られた人とは違う知識の使い方と思います(苦笑)本当にありがとうございます。

お礼日時:2007/02/27 09:00

はっきり言いましょう。

その論旨は”間違い”なので
論文として成り立ちません。
日本はアメリカに侵略されたわけでなく、
多数の連合国に対して無条件(厳密には条件付き)降伏をして
連合国の占領統治を受け入れただけです。
この違いは根本的なもので、
イラク戦争前にラムズフェルドも日本統治の経験を
引き合いに出して、イラクも統治可能のようなことを
言っていましたが、これは甚だしい間違いで、
イラク戦争がその後どうなったか見れば明らかに立証されるわけですが、
アメリカといえども、外国を侵略して成功したケースは事実上ありません。
(なぜ事実上というかといえば政治家は明らかな失敗でも成功だ勝利だったと主張しているからで
もちろん客観的立場ではそれらもすべて失敗と定義されるべきものです)
そもそもGHQの統治は、間接統治であって、
占領下でも日本政府は存在し、日本の政治・行政組織は
ずっと機能していたことが、日本統治成功が理由であって、
このアメリカやその他の連合国が直接統治したわけでも、
新しく統治機構を立ち上げたわけでもありません。
日本人は(沖縄などを除いて)一度も国の統治をアメリカに委ねたことは無いのです。
日本の自律的な統治機構が存続したことが、
冷戦下に作為的に作られた即席の傀儡政府や、イラク新政権などとの根本的な違いであり
日本人は占領下でも主体性を失わず、国体(天皇)を維持し、
アメリカの自由主義的要求を受け入れながらも、
独自の平和憲法を作ったからこそ、あれほど急速な復興が可能だったわけです。
日本国憲法について、一部に誤解されていますが、
現行憲法は日本人が自ら作ったものであって、
アメリカはガイドラインを示したに過ぎません。
しかもそのガイドは婦人参政権や、人権保護、民主化というような
至ってまともで中立的なものであって、
決してアメリカは他意があっておしつけたわけではありません。
そもそも他意があれば、交戦権の拒否などの平和憲法は
冷戦下のアメリカにとってすぐに邪魔になったわけであり、
また他の連合国、特にソ連の立場からすれば天皇制の存続も受け入れがたいものでした。
あの困難な時代に、それら外圧を抑えて、
日本独自で世界に今なお誇れる憲法を先人たちは作ったわけであって、
このような根本的誤解は、日本国に対する侮辱に等しいものです。
日本≠海外侵略です。成功例ではありません。


アメリカが海外を侵略して成功したケースは、
メキシコをあげることができます。テキサスやニューメキシコ州は
アメリカの侵略の結果です。
またハワイもまた同じで、スペインとの戦争で奪った
プエルトリコやフィリピンも成功例としてあげることは可能でしょうが
周知のようにフィリピンに関してはその後、独立を認めています。

しかし基本的に併合したケースを除いて、アメリカといえども
侵略地を直接ないし間接にしても運営することに明らかに失敗しています。
冷戦下、韓国をふくめて多くの傀儡政権がありましたが、
ほとんどの国は腐敗や汚職、恐怖政治などによって崩壊しています。
イランのパーレビ国王など革命が起こったところや
南ベトナムなどはその典型です。
アメリカは古くから中南米諸国に支配下においていますが、
ことごとく統治/経済支配はうまくいっておらず、
左派ゲリラや麻薬カルテルがのさばる崩壊国家をつくっただけでした。
結局のところ直接にしろ間接にしろ侵略からは
一つの成功例も見出せないというのが事実なのです。
これは当然の結末といえます。
なぜなら侵略が成功裏に終わりうるならば、超大国は
躊躇わずに小国を併呑する時代が続いていたでしょう。
しかし実際は多額の軍事費を費やしても、どんな小国、ハイチのような小島ですら、
統治は上手くいきません。いったためしがないのです。
だからこそ19世紀の帝国主義世界分割の時代が終わったのです。

あなたの論説は、19世紀と20世紀の歴史的結果と教訓に
完全に反するものであって、事実誤認も甚だしいものですから、
当然、論文にまとめてもトンチカンで独善的内容としてFをもらうでしょう。
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アメリカの大統領が脱欧宣言して大アメリカ圏を提唱したことが本格的な始動じゃないでしょうか。


どうやらこれが伝統になってるんじゃないでしょうか。

そういや日本も似たようなことを言った気がしますね。
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もともとはアメリカと言う国自体が(まぁ正確に言うとカナダもですが)、先住民が住んでいた大陸をヨーロッパ人が『発見し』(皮肉です)、開拓、先住民の駆逐(虐殺)など、『侵略することで』成立した国家です。


つまり、アメリカという国には成立した時点から「侵略国家」であったと言うことではないでしょうか。
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この回答へのお礼

そうですよねー侵略国家から始まったから!!
いつの時代も勝てば!!!と自信満々だったのでしょうね。

お礼日時:2007/02/27 09:02

体験:アメリカの軍事的海外侵略の成功


展開:体験を元にした同様な施策

という論理構成を考えるならば、私は

体験:戦後復興、アメリカンウェイオブライフの強制の成功
国家体制としての日本、経済体制としての欧州(マーシャルプラン)
予行練習としての国内のニューデール政策の成功

展開:1945年以降のアメリカの対外政策一般

というのが、切れがいいような気がします。
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この回答へのお礼

構成についてアドバイスありがとうございます。
参考にプローポーゾー書いてみますね^^☆

お礼日時:2007/02/27 09:04

>何がアメリカを侵略国家としての自信を付けたと思いますか?



アメリカが原料供給の発展途上国からテイクオフした契機は、1812~14のイギリスとの戦争でしょうが、侵略を欲するようになったのは、南北戦争後の工業発展以降ですかね。独占資本にとって、戦争は損のない投資ですから。
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「海外」という概念は、日本では「他国」とイコールですので、「アメリカによる侵略」関連ということで列挙します。



1846~48 アメリカ―メキシコ戦争(カリフォルニアなど)
1898    アメリカ―スペイン戦争(キューバ、フィリピン、グアム、プエルト・リコ)
1898    ハワイ王国併合
1899    ジョン・ヘイ宣言(門戸開放=中国分割への参加要求)
(このころ、棍棒外交―カリブ海を支配する目的)
1903    パナマをコロンビアから奪う(運河建設開始時点で独占)

日本の占領統治については、フィリピン支配の方法と比較したらよいでしょう。なにしろマッカーサーですから。

この回答への補足

さっそくの回答ありがとうございます☆
とても分かりやすく列挙してもらって助かりました!
そうですね…近い外国諸国への侵略はそのように沢山成功してるのですね。

フィリピン支配の方法と比較してみます!!
何か分かることがあったら教えてください。

でも、何がアメリカを侵略国家としての自信を付けたと思いますか?

補足日時:2007/02/26 07:56
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