プロが教えるわが家の防犯対策術!

はじめまして。32歳男性。今、一番不安なことを相談させてください。
慢性肝炎(B型肝炎のキャリア)です。20歳のときに判明しました。
その際に、医者に、20代で「抗原抗体反応」が起こらないとガンになって死ぬ・・・と言われたのがずっと気になって(町医者。いまは大学病院)。その後、勉強してB型肝炎からかならずしも肝臓ガンになるとはいえないとわかってはいるのですが。不安です。もう10年以上毎月通院しています。 
現在ずっと安定していて、GOT 18 、GPT 24程度です。まったく正常ですよね。ずっとそんなです。でも、ウイルス量は「振り切れちゃうほど多い」らしいので、血液とかの処理は気をつけるよう言われます。 月1回病院に通い、採血、年数回エコーやCTしてます。肝生検もしました。
いやな安定だなー。ガッと悪くなって、抗原抗体反応が起きてくれれば、うつしにくくなるし。先日、肝臓に血腫が4つ見つかりました。それと、胆石(6mm)。そうやって、徐々に蝕んでいくのかな。健康なのに不安です。 そんな状態ですと、仕事をしていても不安なんですよね。

医学的なこと、身体の心配もあるのですが、生活についての心配がございます。いぜんは、助成金が出ていましたがそれもなくなり。
それから、両親がこの病気にまったく理解していなく、なんどもお願いしてやっと血検してくれてマイナスで「ほらあたしじゃないわよ、あんたが勝手になったんだから」と発言。病院にも1度も来ず。食事・食器も別に。食器では移らないし、予防接種してくださいとお願いしても拒否。思い出したくもないのですが、不仲になり家を出て断絶。だれに頼ることもできず。職場や友人にもビクビクします。月に1度以上、病院のため会社を休むし。また、抗原抗体反応や、肝臓の不調がいつ起きるかと怯えています。

・抗原抗体反応って一気に起きますか?ちょっとおしっこの色がかわったりするだけで肝臓か?と思います。32歳で起きない場合、経過観察しインターフェロンなどの機会をうかがうくらいしかないのでしょうか
・親からも、行政からも見離され、会社や友人にも差別が怖くて隠し。誰に相談できますか。もし女性とお付き合いするときうまい説明は・・。
・肝機能は正常ですが、肝臓にいい暮らしをしたほうがいいでしょうか?お酒はめったに飲みません。

A 回答 (1件)

大変お困りのようですね。

心中お察しいたします。
病気を抱えているのに誰にも頼ることができないなんて、さぞかしお辛い思いをしていらっしゃることと思います。

「抗原抗体反応がおこらないとガンになって死ぬ」と医師に言われたとのことですが、そもそも抗原抗体反応というのは目に見えるものではありません。はっきりした自覚症状が出るわけでも、「今反応が起こった」というサインが出るわけでもありません。人間の体が本来持っている自然な防御反応です。
たとえば、おたふく風邪や水ぼうそうなどの伝染病がありますよね?全部の病気が必ずしもそうであるわけではないのですが、おたふく風邪や水ぼうそうは一度かかったらほとんどの人は二度とかかりません。
これは体の中で抗原抗体反応が起き、免疫が作られるからです。
もう少し詳しく言うと、おたふく風邪ならばムンプスウイルス・水ぼうそうならば水痘-帯状疱疹ウイルスが「抗原」であり、これらが体内に入ると、体は「異物が入った」と感知して、そのウイルスを排除したり働きを弱めたりするための物質を作り出します。これが「抗体」です。
この一連の働きを抗原抗体反応といいますが、免疫機能が弱い体質だったり異常に悪化する病気にかかっていない限り、普通は自然にこの反応が起こります。
あなたの場合は抗原となるのが「B型肝炎ウイルス」です。ウイルスというのは人間の体内で増殖しますから、「ウイルス量は振り切れちゃうほど多い」のです。
しかし、じゃあ抗体が体内にないかというと、そういうわけではありません。B型肝炎ウイルスが体内に侵入すると、体はいろいろな抗体を作ります。詳しいことは参考URLをごらんください。
もう10年以上通院しているのでしたら、当然主治医は採血をしてこの抗体の量をみています。今GOT,GPT値が正常であるということは、おそらくあなたの体の中にはすでにウイルスに対する抗体ができていて(つまり「抗原抗体反応がすでに起こっていて」)、自分の体を正常な状態に保とうとして働き、現に正常に保たれているというわけです。
では「ガンに」ならないかというと、残念ながら断定はできません。しかしこれは別にウイルスのキャリアだからということではなく、人間誰しも絶対にガンにならないということはないからです。
たしかに、10年以上前でしたら、まだ肝炎ウイルスのことが今ほどはわかっていなくて、必要以上に恐れられていた(あるいは恐れていた医師がいた)かもしれませんが、現在ではかなり解明されています。
B型肝炎ウイルスに感染した人が慢性肝炎になる確率は10~15%(これも下記の書類をご覧ください)で、ガンを発症する確率はこれよりもさらに低くなります。
ウイルスに感染していない人よりは肝炎になる確率は高めですが、あなたのように定期的に検査を受けている人ほど早期に発見し、早期に治療することができます。肝臓は「沈黙の臓器」と一般的に呼ばれるほど自覚症状がでてきません。ですからむしろ、会社の健診を年に1回かそれ以下しか受けないような人の方が、病気の進行に気づかずに悪い転帰を辿っていくことがあります。

長くなりましたが、同じ悩みを持つ方のための団体もありますし(pdf書類の最後のページをご覧ください)、相談窓口もあります。
情報が多くなってきたとはいえ、まだまだ無知による偏見が多く、いろいろとお辛い思いをなさってきたことでしょう。
http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/9 …には交流掲示板などもありますし、お住まいの地域の患者会なども検索できます。
まずは病気のことをあなたご自身がよく理解し、理解しあえる仲間を探してみてはいかがでしょうか。あなたは決してひとりではありません。
同じような悩みを抱える方は日本中にいらっしゃいます。
あなたの中のトラウマは少しは解消できましたでしょうか?
あとわからないことは主治医によく尋ねて、あなたがなすべきことと心配しなくてよいことをそれぞれはっきりさせるのが不安を取り除く第一歩となりそうな気がします。
そうあることをお祈りしています。

参考URL:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kanse …
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この回答へのお礼

たいへん親身にご回答いただき、ほんとうにありがとうございます。
家族でさえ偏見で汚いものを見るようだったので救われる思いです。
古い知識や根拠のないことに不安だったようです。
日々認識を改めなくてはと思います。

同じ境遇の方と知り合いたいと思いました。

参考URL、勉強になりました。内容が多いので印刷して、正しく理解できるよう熟読したいとおもいます。

お礼日時:2007/02/27 22:48

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