No.10ベストアンサー
- 回答日時:
ユダヤ人を、
「虐殺」
「厳しく差別」
「追放(財産は没収)」
する行為は、ナチスドイツの専売特許ではありません。
むしろ、それらの行為がほぼ根絶されたのは20世紀の西欧とアメリカだけで、14世紀頃から20世紀に至るまで、
「欧州人(キリスト教徒)とユダヤ人が接するところ、虐殺、差別、追放がつきものであった」
と考えた方が良いです。例えば18世紀のフランクフルト・アム・マインでは、ユダヤ人は不潔で狭いゲットーに詰め込まれ、厳しい差別を受けていました。当時の欧州ではそれが常識で「殺さないだけ良心的」と言う感覚でした。
特にロシアの勢力圏下では、ロシア正教の考え方なのかユダヤ人への迫害が厳しく、帝政時代(ロシア革命以前)には
「何の理由もなくユダヤ人が虐殺され、略奪を受けて、ユダヤ人の村が焼打ちを受けても加害者が処罰されない」
ことが珍しくなかったようです。何語か分かりませんが「ボグロム」と呼ばれる行為です。「民衆の不満そらしのため、誰も庇わないユダヤ人をスケープゴートにしていた」とも言われます。
一方、ロシア革命後は、共産主義国は宗教を敵視しますので、信仰に厚いユダヤ人はソ連で革命前以上に激しく迫害されました。
* ユダヤ人のシベリアや中央アジアといった人間が住むのに適さない土地への強制集団移住。移動の過程では、水も食料もない囚人護送貨車に詰め込まれたために死亡者続出、移動後は食料も住む家もなく、農業生産もろくにできず、寒さや飢えで多くが死亡。なお、このような悲惨な目に遭った少数民族はユダヤ人だけではなく、スターリンに目をつけられた民族は皆そうなりました。
* ソ連では、「政治犯の奴隷としての使役」で鉱物採掘や大規模な土木工事が行われ、全国の秘密警察が「**日までに**人の『政治犯』をどこそこに送れ」という中央政府の指示の下、「政治犯検挙、拷問、自白、収容所送り」に励みました。この際、対象者が本当に政治犯であるか否かはどうでもよく、秘密警察が適当に書いた調書に拷問でサインさせるだけでしたが、ここでもユダヤ人がターゲットにされた可能性は高いです。ユダヤ人は、今の北朝鮮の「敵対階層」のような「常に国家への反逆を企む革命の敵」と扱われていましたから。
ナチスドイツの場合、一般に「文明国の最たるもの」とされ、人権意識も十分発達していたはずの20世紀前半のドイツと占領地域で大規模に「ユダヤ人虐殺・迫害・追放」をやったので非常に目立ちます。
ただし、19世紀以前のロシア、20世紀のソ連で「虐殺・迫害・追放(スターリンによる追放は高確率の死を意味する)」に遭ったユダヤ人の数は、ナチスドイツによる犠牲ユダヤ人の数と同規模かそれ以上と推定できます(正確な数は、ソ連研究者がいくら調べても判明しないでしょう)。その点は知っておいてください。
No.8
- 回答日時:
「ベニスの商人」という作品にもあるように、ユダヤ人は、商才に長け、お金のためなら、多少ダーティなこともするというイメージをもたれています。
「あるある・・」のように、学者を使い、ゲルマン民族以外は、劣等民族だという学説をでっちあげさせました。
もちろん、味方である、日本人も劣等民族として、記載されています。
それをカリスマとして、民衆に信じ込ませたのです。
劣等民族を一蹴し、理想の社会を作ろう・・と。
No.7
- 回答日時:
まず、言わなければならないのは
ナチスがユダヤ人を虐殺した理由は憶測も含めいくつもあります。
そして、
ナチスだけがユダヤ人を虐殺したわけではありません。
それから
ナチスがユダヤ人迫害の最初でも最後でもありません。
この事を念頭に、
この質問に対し、回答するには文字数の制限では不可能ですので
要点のみ記述しますと・・・
ナチが、ユダヤ人を敵視した理由は(主因として)
・第一次大戦のドイツ敗因はユダヤ人の陰謀。
・ヨーロッパ文化の調和と秩序を乱す。
・社会主義思想を広め、ソビエト政権の中枢に多くいる。
・ヨーロッパの金融と商工業を牛耳っている。
というのが公言されている事でありますが、ユダヤ迫害により
・ドイツ人を頂点とした人種階層社会の建設のための最下層として。
・東欧諸国支配に、彼らの反ユダヤ感情を利用。
・ユダヤ資産の接収。
等の利益を得る事も狙いとしてありました。
元々、ナチスは第一次大戦の復讐と
この戦争で失ったドイツの財産、領土、生活圏の復活を掲げてドイツ
国民に支持された政党です。
第一次大戦でのドイツ敗因の一つであるユダヤ人の暗躍に対し
復讐するのは、ある意味「公約の実行」でもあったのです。
ドイツ敗因の理由がユダヤ暗躍にあったかどうかは明言できません。
もともと何百年も前からヨーロッパでは、「ユダヤ人の陰謀」
「ユダヤ人の悪だくみ」といった話や考えがあり、ナチスが
最初のユダヤ迫害者ではないのです。
「ユダヤ人迫害」は、ある意味ヨーロッパでは伝統的な事なのです。
その証拠に、第二次大戦中ドイツに協力してユダヤ人を売ったり
襲ったりしたヨーロッパ人も少なくありません。
第二次大戦後もユダヤ人に対する虐待や差別はヨーロッパで起きて
いますし、アメリカでも時折見かけます。
ヒトラーが若いころユダヤ人にいじわるされた説は、後世の作り話
です。ユダヤ人迫害の許可を与えたのは確かにヒトラーですが
ヒトラーの期待以上に実行したのは、腹心のヒムラーやナチ幹部
ドイツの兵士・官僚たちでした。
現在流布されているユダヤの陰謀説には、矛盾した誹謗のみの説が
多くあります。
しかし、ナチが600万人もガス室で虐殺した事実は、現在世界中で
疑問の声が囁かれています。
恐ろしいのは、それを公言した者は十中八九、除去されることです。
No.6
- 回答日時:
実はヒトラーに資金援助していたのはユダヤ人だという説もあります。
当時のユダヤ民族は全世界に散らばってしまい、民族の団結を維持するのが難しくなってきたので、独立した国家を建設するために意図的に民族の危機を作り出し、新たな結束をもたらすことを目的としたという説です。
第二次世界大戦の後にユダヤ人の国家イスラエルが建国され、シオニストとよばれるユダヤ人の一派が世界的に影響力を持つこととなりました。
ユダヤ国家建設のためにヒトラーという極悪人をユダヤ人が作り出したという説です。
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
これは、ヒットラーの心の問題だと思われます。
第一次世界大戦に参加したヒットラーは、
ドイツが負けることがないと信じていたそうです。
しかし、ドイツは、敗北してしまいました。
ヒットラーは、
この負け戦の原因は『ユダヤ人の反逆のせい』だと思っていました。
一方、ヒットラーは、純潔主義の持ち主だったそうです。
ユダヤ人の一部は、売春宿を経営していたそうです。
純潔主義のヒットラーは、このことが許せませんでした。
これが虐殺の原因の全てだとは、私は思って
おりませんが、ヒットラーには我慢できないことだったそうです。
そしてヒットラーは、
次の戦いにはユダヤ人は排除する必要があると判断しました。
ユダヤ人には、ユダヤ人の
宗教があったそうですが、そんなことは関係なかったそうです。
No.3
- 回答日時:
お金持ちなら、ユダヤ人以外にもいますよね。
なのに、ユダヤ人だけ虐殺されたのか・・・
ヒトラーが貧しい子供の頃、お金のトラブルから、ユダヤ人から虐待をうけました。
その後、独裁者として民衆の心をつかむのに、「民衆のねたみ」を利用し、当時お金持ちだったユダヤ人を虐殺したという虐めの復習説も。
No.2
- 回答日時:
当時ドイツのお金持ちや偉人といえばユダヤ人が多かったようです。
そのためヒトラーはまず力のあるユダヤ人を排除しようと目論んだのでは無いか、と私は考えておりますが…
参考URL張っておいたので良ければ見てくださいね。
参考URL:http://www.st.rim.or.jp/~success/yudaya_ye.html
No.1
- 回答日時:
アメリカが北朝鮮や時に日本を政策的標的にしているようなもので、ヒトラーには民衆を扇動する戦略的標的が必要だったのです。
ドイツ=アーリア人の人種的独立を守る為とか言われていたようです。
詳しくはサイトがあると思います。
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