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私たちの生活排水が川を汚しているという中で、合成界面活性剤の洗剤等を使うのをやめて、純石鹸というのを使うことは、川の水質を改善する上で、有効なことなんでしょうか。

A 回答 (3件)

合成界面活性剤と言いましてもいろいろな物があります。


石けんか合成界面活性剤かの議論では、双方が自分の主張に都合の良い部分や物で主張するために、議論が全くかみ合わないのが現実です。

たとえば、石けんの場合、その利点は、微生物による分解が早いため、環境に負荷が少ないと言われています。
この事を裏返しますと、カビや雑菌が一挙に増殖する事になります。
洗い残した石けんをエサにカビが増殖し、それが害を及ぼす事になります。
また、石けんの場合、合成界面活性剤に比べ、洗浄力が弱いため、合成洗剤に比べ多量の石けんを必要とします。
その事が、環境への負荷を大きくします。

一方合成洗剤の場合、石けんに比べ生分解性の悪い物が多いため、分解されるまでに時間がかかります。
そのため、一箇所でのカビや雑菌の増殖が抑えられ、広範囲に分散されます。
合成洗剤を多量に使いますと、簡単に生分解の限界を超えてしまい、環境に悪影響を広範囲に与えるという欠点もあります。

どちらも、多量に使う事が問題になりますから、石けんにしろ合成洗剤にしろ、使用量を減らす事が必要だと思います。

そのため、面倒ですが、汚れの少ない物は石けんで洗い、汚れのひどい物を合成洗剤で洗う事が良いのではないかと思っております。

ただ、合成洗剤に含まれています塩素(殺菌や漂白に使用)やタンパク質分解酵素(黄ばみ防止に使用)、蛍光材(白さを強調)などは、合成界面活性剤以上に環境負荷が大きいものですから、極力使用しないでほしいものです。
酸素系の漂白剤のほうが、上記物質よりも環境負荷が少ないので、環境に考慮した場合、酸素系漂白剤のご使用をお勧めします。
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gosupera-zwさん、こんにちは。


私はこちらの主張を支持します。
http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/washwater.htm
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下記のサイトを参照してください。

合成界面活性剤がおよぼす影響がよくわかります。

参考URL:http://members2.jcom.home.ne.jp/mwa/srsrmb.html
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