以前、馳星周「鎮魂歌(レクイエム)」 を読んで内容の暴力的な描写の部分でショックを受けてしまい、以来、ハードボイルド系は避けていました。村上龍の「イン・ザ・ミソスープ」をジャケ買いして内容もしらずに読み始めてしまい、これまた暴力的な殺人描写が頭に焼きつき、怖くて何日も眠れなくなってしまいました。天道新太「永遠の仔」で感動し、この作者の別作品を読みたいと手にした作品もまたまた強烈な暴力&殺人シーンが・・・。またもや眠れなくなりました。怖いなら途中でやめばいいのに、内容が面白すぎて結局最後まで読んでしまい、しばらく眠れなくなり、不眠のあまり読んだことを後悔します。こんな私ですが、大藪春彦の作品を読んでみたいと思います。危険でしょうか?血なまぐさくないハードボイルドでお勧めあれば、教えてください。

A 回答 (8件)

#1です。


そうそう「家族狩り」です。読後感はさわやかさと、悲しみを感じました。
ぜひ最後まで読むことをおすすめしたいです。
確かに死体検分のときの描写や、殺害時の描写も目をそらしたい感
がありました。
でもそこを斜め読みしてちょっと飛ばしても先を進み、ストーリーを
追う充実感のほうが大きいかなって思いました。
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この回答へのお礼

なるほど、斜め読みですね。
思えば「永遠の仔」も残虐な虐待の描写がありましたが、それが弱くては登場人物の背負う苦悩や動機に説得力が出ないという作品だったので、納得して読めました。「家族狩り」最後まで読んでみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/06 18:14

すみません。

#5です。補足です。
・基本的にダシール・ハメットの影響の強い作家は暴力描写が激しい。
・レイモンド・チャンドラーの影響下にある作家はさほどでもない。

これは余りにも一面的な見方かもしれません。あくまでも私個人の読書経験から基づく傾向、と捉えてください。でも、見逃せない部分ではあると思います。

>船戸与一は以前読んだことがありますが、暴力描写がさほど気になりませんでした。きっと作品によるんですね。

これは暴力描写の書き方、質によるものだと思います。船戸作品の文体はカラッと乾いたものです。#4さんも書いていますが大藪作品は「全編殺戮のオンパレード」ですが、それほど陰惨な印象は与えません。これも多量の暴力描写にもかかわらず、書き方がしつこくなく、乾いた文体であるためと思われます。
対照的なのが馳星周で、念入りに、執拗に書き込む粘着質の文体です。
質問者さんは馳の「鎮魂歌」を読んで、その暴力描写に音を上げたみたいですが、それもそのはずで「鎮魂歌」はジェイムズ・エルロイという超・暴力作家の書いた「ホワイトジャズ」という作品に対するオマージュなのです。
このような作品「鎮魂歌」を読んで「これがハードボイルドか」と思われたとすると、これは、入り口を間違えた、という感じです。
馳のような作品が特殊なのであって、決して主流派ではありません。
日本のハードボイルド作家の大半はチャンドラーとイギリス冒険小説のセンチメンタリズムとダンディズムに影響された作品が殆どではないか、というのが私の考えです。
ですから、今後、ハードボイルドの肩書きのある小説を読むことになっても「馳星周のような暴力描写」に出会うことは、少ない、と思います。
以上、余計なことだったかもしれません。参考までに。
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この回答へのお礼

いえいえ、すごく参考になりました。ありがとうございます。
丁寧に説明していただき、本当にありがたく思います。

お礼日時:2007/03/06 17:55

大藪春彦はかなり血なまぐさかった気がします。

。。好きなんですけど。
他の回答者の方もかかれていますが、新宿鮫シリーズはおすすめです。

あとは、真保裕一あたりはいかがでしょうか。「ホワイトアウト」「ボーダーライン」はかなりハードボイルドですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
新宿鮫シリーズ、読んでみます!
真保祐一読んだことないです。みなさんたくさん読まれていますねー。

お礼日時:2007/03/06 17:46

基本的にダシール・ハメットの影響の強い作家は暴力描写が激しい。


大藪春彦、船戸与一、馳星周
レイモンド・チャンドラーの影響下にある作家はさほどでもない。
大沢在昌、原りょう、矢作俊彦

ハメットが暴力的でチャンドラーがそうではない、という意味ではありませんよ、念のため。

両者の中間にあるのが、
北方謙三(この人はジョゼ・ジョヴァンニ)、花村萬月
でしょうか。でも、花村萬月も結構キツイですかね。

他の回答者の方が挙げていない作家では
逢坂剛、志水辰夫,打海文三、結城昌治、香納諒一、佐々木譲、藤田宜永、稲見一良、辺りがお勧めです。
どの作家さんも暴力描写は激しくないですよ。
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この回答へのお礼

すごい!
なんて分かりやすいんでしょう。ダシールハメットもレイモンドチャンドラーも知りませんが、よく分かりました。大藪春彦を読みたい私は、キツイ暴力描写を覚悟しないといけないんですね。でも、船戸与一は以前読んだことがありますが、暴力描写がさほど気になりませんでした。きっと作品によるんですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/05 20:15

 大藪春彦の血生臭さはかなりのものだと思います。

基本的に殺人に何の罪悪感も感じない人物を主人公にすることが多いですから。特に伊達邦彦や西条秀夫あたりの登場作は全編殺戮のオンパレードになります。「伊達邦彦が10人もいたら、世界から人間いなくなるんじゃないの?」といっていた友人がいるほどです (^^;)。
 また、北方謙三の作品もそれなりには暴力的で、あまりソフトではないです。

 血生臭くないハードボイルドということでしたら、まず、原りょうの『そして夜は甦る』、『私が殺した少女』、『愚か者死すべし』、『さらば長き眠り』の私立探偵沢崎シリーズはスタイリッシュなハードボイルドであまり暴力シーンはないですし、日本を代表する傑作ハードボイルドシリーズです。
 また、札幌のすすきのを舞台にした『探偵はバーにいる』に始まる東直己の「俺」シリーズは、非常に軽妙で楽しく読める好シリーズだと思います。
 あとは『マイク・ハマーへ伝言』、『リンゴォ・キッドの休日』、『ロング・グッドバイ』などの矢作俊彦の作品もいいんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

<大藪春彦の血生臭さはかなりのものだと思います。
え~っ!そうなんですか?読んだらまた不眠になってしまうでしょうか。怖がりとは全く不便です。読みたいものが読めない。(でも読みたい。)
原りょう「私が殺した少女」直木賞作品ですね。シリーズになっているとは知りませんでした。
矢作俊彦、東直己は知らない作家さんです。いずれ読んでみたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/05 19:15

藤原 伊織さんの本は血生臭くないですよ。



あと、高村薫さんの『李欧(りおう)』もお勧めです。
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この回答へのお礼

お二人ともまだ読んだことのない作家さんです。
高村薫は難解というイメージがあります。まず藤原伊織さんの本を探して読もうと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/05 18:13

個人的観点では大藪春彦はそんなに刺激は強くないと思います。


さほど強烈な暴力描写は無いと思いましたが性的描写が多かった
ような記憶の方がありますね。
汚れた英雄や蘇る金狼など、メジャーどころですが面白いですよ。
あとは比較的ソフトなハードボイルドで言うと北方謙三など、
無難かも知れません。
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この回答へのお礼

<個人的観点では大藪春彦はそんなに刺激は強くないと思います。
この言葉を信じて、読んでみます!蘇る金狼シリーズ、気になっていたんですよ。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/05 18:31

新宿鮫 かな。


あ、でも時折拷問シーンもあります。
が、鎮魂歌(レクイエム)ほど強すぎません。(私も呼んでぐったりしました)
ストーリーと人間の描き方、主人公の魅力としたらおすすめです。
永遠の仔つながりで、やはり天童荒太(字がわかりません)5部作の長編もいいですよ。
タイトルは失念してしまって申し訳ありませんが、副題が
「まだ見えぬ光」とか物悲しさ漂う雰囲気があります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
作家さんの名前の漢字がデタラメでしたね、天道新太ではなく、天童荒太です。失礼しました。
天童荒太の5部作とは、おそらく「家族狩り」ですね。この中の残虐な殺人シーンでびびってしまい、2部以降をまだ読んでおりません。気になってはいるのですが・・・。
先ほど書店に立ち寄り、「新宿鮫」探しましたが在庫なくてがっかりです。ネットで購入して読んで見ます!

お礼日時:2007/03/05 18:01

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