プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

憶測ですが、厚生省の定める所領量は、食品に含まれる栄養素を計測しているだけである。
その食品を食べることによって、消化吸収される栄養素の割合について計算していないと思います。

分子量の小さな食品は吸収されやすく、大きいものは、吸収されにくい。
仮に、ビタミンEの所要量10mg分をアーモンド約30粒を食べて満たしても、吸収率が悪くて、2mg程度になると思う。。
つまり、体に必要なビタミンEは2mgになるのではないのか。。
はたして、サプリメントで所要量を満たしていいのだろうか?

サプリメントは、栄養を一旦分解していることから、分子の大きさも小さく吸収率が高いと思います。
よって、ビタミンE10mgをサプリメントで摂取するのは、過剰にならないのですか?
もっと、サプリメントの栄養量は、少なくするべきだと思います。

その道に詳しい方、どう思われますか?

A 回答 (4件)

ビタミンEの吸収率は20~50%です。


ビタミンの所要量は、体内の最低必要量を吸収率で割ったものです。

ビタミン類の分子量は小さくて吸収に問題は無く、問題となるのは、水溶性のビタミンは吸収されやすく、脂溶性のビタミンは吸収されにくいと言うことです。

これは、普通の油脂類と同様に、胆汁酸で可溶化され吸収されます。

ビタミンEの働きは抗酸化作用で、細胞膜など保護するのにきわめて重要です。水溶液中の酸化防止は、ビタミンCが担当します。

ビタミンE10mgは最低必要量で、100mgくらいは摂りたいと考えます。
私は、400mgのサプリを摂っています。

この回答への補足

脂質に溶けないと吸収されにくい。
だから、脂質に溶かすためにサプリで多めに摂取するんですね。

ふと疑問に思ったのですが、
ビタミンE含有の大豆油のサプリメントには、ビタミンEは油に溶け出していないのでしょうか?
今、手元にあるサプリは、脂質400mg、ビタミンE200mg含有と表示されています。

脂質に2に対してビタミンEが1溶け出していると考えてもよいのでしょうか?
自然界の食物で2:1という比率は存在しないのですが、摂取しても大丈夫なのでしょうか?

アーモンドを例にすると、
脂質50000mgあたり30mg含有と、成分表には、書かれています。
2:1と、比べると、余りにも大きな違いがあるように思えます。
脂質に対するビタミンEの密度に関しての影響について
、誰か教えていただけませんでしょうか?

補足日時:2007/03/10 14:20
    • good
    • 0

ビタミンの古い概念として微量に必要な栄養素で、不足すると欠乏症が起きるというもの。


しかし近年サプリメントブームになるのに、背景があるのです。天才ポーリング博士が「風邪とビタミンC」という本を発表してから、世界中の学者がビタミンに対して研究しなおしたのです。大量に摂取すると今までに無い様々な薬理作用のようなものがあるのか、副作用があるのかなどについて研究が進められ、現在のサプリメントブームのベースになるような知識が集まったのです。
ということで、現在認められているレベルのビタミンEは日本では300mgですが、全く問題の無いレベルです。特にビタミンEの体内動態は水溶性ビタミンに近く過剰症の心配も余りないものです。

またビタミンによっては体の所要量の数十倍から百倍程度摂取した方が、遺伝的な弱点もしくは老化によって弱った酵素の働きを補填するようになり、若々しくなる事もあります。
    • good
    • 0

>厚生省の定める所領量は、食品に含まれる栄養素を計測しているだけである。


ということですが、そんな単純なものではないと思います。
参考に、栄養所要量とは…「特定の年齢層や性別集団の[ほとんどの人(97~98%)]が1日の必要量を満たすのに十分な摂取量のこと。」
だそうです。
どちらかというと必要量から計算されているように感じます。ですので、
>ビタミンEの所要量10mg分をアーモンド約30粒を食べて満たしても、吸収率が悪くて、2mg程度
ということであれば、体に必要なビタミンE10mgに対して8mg不足しているということではないのでしょうか?憶測ですが。

物質の吸収は分子量にのみ左右されるものではありません。水溶性or脂溶性、pH、腸内(胃内)での移動速度、その他いろいろな因子が関与しています。多くのものは濃度が高いほうが吸収が早くなります。しかし、ビタミンBの中には小腸上部でしか吸収されないため、食物と一緒に摂取しないと吸収されにくいものもあります。
>消化吸収される栄養素の割合について計算していない
とありますが、実際にはできない、していても科学的に根拠のある数値にはできないということだと思います。吸収を左右する因子が多すぎてばらつきが大きくなるためです。

>ビタミンE10mgをサプリメントで摂取するのは、過剰にならないのですか?
一般的になりません。
ビタミンの一部(ビタミン(D・A・K・E) 、ナイアシン、ビタミンB6、 葉酸))には許容上限摂取量というのがあり、これを超えないと多くの人は過剰症にはなりません。ビタミンEではこの許容上限摂取量は600 mgなので、10mgをサプリメントで摂取しても過剰症になるのは考えにくいでしょう。また、ビタミンEには明確な過剰症は見つかっていなかったと思います。
水溶性ビタミンなどは吸収されても過剰量はすぐ尿中に排泄されてしまいます。このようなものには許容上限摂取量は設定されていません。

今販売されているサプリメントの1日服用量から考えると、過剰症は考えにくいと思います。

>アーモンドで2000Kcalを摂取するのと、ご飯で2000Kcalを摂取するのとでは、吸収率の違いで、厳密な数値を知る方法はないでしょうか?
おそらくないと思います。吸収率は多くの因子が関係してきますので、信頼できる厳密な数値を求めること自体できないのではないでしょうか。

>アーモンド2000Kcalを毎日食べることで慣れが生じて、消化液が活発になって消化率が上昇するなんてことは、ないですかね?
あるかもしれませんね。でも、もともと吸収率がよければあまり変化がないかもしれませんね。
    • good
    • 0

着眼点が非常にいいですね。


結論から言うと今の日本のサプリメントの所要量をさらに減らしたらクソのやくにもたたなくなります。
実は抽出した栄養素を1粒サイズに凝固させてかつ体内で元通りに吸収させるっていう技術はそんな簡単なものではないのです。栄養素にもいろんな種類があり、また吸収の過程も様々です。Aという栄養素が体で作用するにはBという活性させる物質が必要だったり、Cという栄養素を吸収しようと思ったらDという物質でくるんでやらないと素通りしてしまう、なんてこともあります。
たとえばわかり易いのは「鉄」。意外かもしれませんが、鉄の粉末と牛肉を比べると、牛肉のほうがはるかに吸収率が上です。鉄の粉を単にカプセルにつめた鉄サプリの吸収率は5%に満たない程度です。サプリ先進国のアメリカでは、ちゃんと鉄はアミノ酸キレートを行って吸収率を80%ぐらいまで引き上げています。(ただし日本でサプリにアミノ酸キレートを行うと薬事法に引っかかる)

まあ、つまり日本のサプリのほとんどは吸収率が非常に悪いか、少なくともデータが不明です。1日分の栄養素を1カプセルに詰めて(つまり凝固剤をいっぱい使う)むちゃくちゃ密にしたモノをちゃんとばらばらにして全部吸収させる技術があって、なおかつあんな値段で販売できるわけが無いのです。oinieagaさんみたいに吸収率を誰も疑問に思わない現状だとしばらくはインチキサプリがのさばるでしょう。

この回答への補足

アミノ酸キレートなる存在には、驚きました。
ありがとうございます。先祖の歩んだ道が見えたような気分です。

ところで別件ですが、もう一つ質問があります
アーモンドで2000Kcalを摂取するのと、ご飯で2000Kcalを摂取するのとでは、
吸収率の違いで、厳密な数値を知る方法はないでしょうか?
少なくともアーモンドの吸収率は低そうなので半分以下になりそうな気がします。
あるいは、アーモンド2000Kcalを毎日食べることで慣れが生じて、消化液が活発になって消化率が上昇するなんてことは、ないですかね?
質問に、まとまりがなくてすみません。

補足日時:2007/03/06 23:47
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!