プロが教えるわが家の防犯対策術!

海外の企業の財務状況を調べていると「pro-forma」ベースのレポートと普通のレポートが発表されていますが、どう違うのでしょうか。
また、通常、どちらが一般的な指標として活用されているのでしょうか?
「pro-forma」を辞書でひくと、「仮の」等の訳がありますが、よくわかりません。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

10Kなどでreportedされる正式なものに対して、企業独自の判断で出されるものがpro-formaです。

独自の判断なので基準はありません(この時点で既にかなり怪しいものだとわかりますね)。本業での実績を正しく測る名目で、様々な償却や損失を控除して出してあります。
例えば、合併やリストラで計上した費用、取得した株式の下落、などが省かれます。
メリットとして、本業の業績の過去比較がし易いと言う点があります。デメリットとしては、最終的な業績から乖離する事です。
もともとは成長著しいハイテク企業などで、本業の伸びを調べるのに都合がよかったものです。アナリストも会社も好んでproformaを使用し、投資家もそれを受け入れていました。上昇相場の中で、かなり一般的になったのも確かです。
ところがバブル破裂以後は、費用や損失が嵩んで最終赤字に陥る会社も、proformaでは堅調なんて事が続きました。こうなると粉飾決算みたいなものです。昨今は会計疑惑が話題になっており、proformaについてもかなり眉唾ものになっていると思います。
proformaだけを鵜呑みにせず、reportedも併せ見て下さい。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。大変助かります。
要は財務諸表の読み方だと思うのですが、ご回答頂いた内容からすると、proformaは「期間損益」や、EBITA、EBITAD等と同じような考え方に基づいているように思うのですが。
基本的にはそのような認識でよろしいのでしょうか。

補足日時:2002/06/04 11:29
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#1の解答者です。


EBITDAと同じ認識で良いと思います。
変だなと思ったら、キャッシュフローを確認されるのが
宜しいかと思います。
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この回答へのお礼

本当にありがとうございました。
助かりました。また、よろしくお願いします。

お礼日時:2002/06/05 14:53

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