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『中庸』という言葉を一番最初に使用した書物はなんというものでしょうか?
東洋思想、特に中国の思想に興味がありますが、良く「中庸」という言葉を見かけます。
誰がいつ頃どの書物で一番最初に使用した言葉なのでしょうか?お詳しい方、宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

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・孔子は「中庸の徳たるや至れるかな」〔論語〕とたたえている。これは中庸を人間の行為の上での徳とした最初である。
(『岩波哲学・思想事典』「中庸」より)
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Wikipediaにも同趣旨の記述が見られます。

『論語』は春秋~戦国期の成立とされています。
『礼記』から独立して読まれることの多かった「中庸」篇は伝統的には孔子の孫の子思が書いたものとされていましたが、研究の結果では戦国期の次の「秦代頃に成ったというのが通説である」(同事典『中庸』より)とのことです。これが特に朱子によって注目され独立して『中庸』として読まれる傾向が強くなったようです。

なお「中庸」という言葉自体は『礼記』「中庸」篇、「喪服四制」篇に見られます。http://chinese.dsturgeon.net/text.pl?node=9479&i …
(禮記 - 中國哲學書電子化計劃 での「中庸」の検索結果)

「喪服四制」篇の成立についてまでは調べ切れませんでした。『礼記』は「周から漢にかけて儒学者がまとめた礼に関する書物を、戴聖が編纂したもの」(Wikipedia『礼記』)なので、もし「喪服四制」篇のテキストが『論語』以前の成立なら言葉自体としてはより古いものになると思います。あるいは『礼記』以外の『易経』等にもあるかもしれません。
但しそれらがいわゆる道徳的思想的な意味での「中庸」かどうかという点は微妙なところかと思われます。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%BA%B8, http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BC%E8%A8%98
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この回答へのお礼

早速のお答え有難う御座います。私も頑張って調べてみたいと思います。

お礼日時:2007/03/22 01:43

やはり、四書五経の『中庸』が基本なんじゃないでしょうか?


最初に使用したのは孔子じゃなかったかもしれませんが、儒教の基本書として『中庸』が現れて以降は、中庸といえば、『中庸』に著された思想をさすのが一般的ですから。
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この回答へのお礼

お答え有難う御座います。なるべく早く『中庸』読んでみたいと思います。

お礼日時:2007/03/22 01:48

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