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友人がプラセンタ注射をして肌荒れもストレスによる脱毛症もすぐに治ったと聞きました。友人も副作用はないと言っていましたが、専門の方の意見も知りたいです。ヤコブ病がどうのこうのとかいうのもきになります。

A 回答 (4件)

 クロイツフェルトヤコブ病とヒト胎盤由来製剤(プラセンタ)の関係を中心にご回答します。

プラセンタは更年期障害と肝障害の治療以外に厚生労働省はその使用を認めてはいません。それを肌荒れなどの美容目的に使う場合は、個々の医師と患者の間での適用外使用ですし、当然、保険はきかず自費診療になります。

 最近話題になっているタミフル、フィブリノゲン製剤によるC型肝炎感染など、副作用のない医薬品はありません。副作用があることが明確だからこそ、医薬品、特に特定生物由来製剤に指定されています。その使用にあたってはメリットばかりでなく、副作用があるということも十分吟味されたほうがいいでしょう。その上で、ご納得してご使用ください。

 特に、プラセンタは、人の胎盤を原料として造る製剤ですので、すでに知られていて、検査ができる病気については、病原体がないか検査をし、製造過程で病原体を弱める処置もしていると思います。しかし、クロイツフェルトヤコブ病の病原体といわれているプリオンは、狂牛病(BSE)とおなじ病原性蛋白で、煮沸消毒、滅菌措置で、その感染力を弱めることはできないといわれています。また、現在病気に感染しているかどうかを、血液などを採取して簡便に検査する方法は開発されていません。

 ただし、狂牛病では最も危険な部位を、特定危険部位としていますが、胎盤は五段階のうち、3番目に危険性のある部位とされています。しかし、少ないながら現在、検査法のないクロイツフェルトヤコブ病やいまだに見つかっていない未知の感染症が、ヒト胎盤由来製剤(プラセンタ)の注射をかいして感染する可能性を否定はできません。

 過去を振り返ってみると、60年代にB型肝炎、70年代にHIV、80年代にC型肝炎、90年代にクロイツフェルトヤコブ病と、10年に一種類の血液製剤をかいして感染する、当時は未知の感染症が見つかっております。

 今裁判になっているC型肝炎も当時は、非A非B型肝炎として、血液製剤をかいして感染することは知られていましたが、それが何十年もたって、肝硬変や肝がんの原因となることは知られていませんでした。

 ちなみに、感染症のリスクが高い製剤を「特定生物由来製剤」として、20年間、だれに投与したか保存する義務がありますが、ヒト胎盤由来製剤(プラセンタ)もその指定を受けています。

 ようは、肌荒れもストレスを解消するという利益を受ける手段として上記の危険性がわずかながらあるということを踏まえて、ご納得されて使うことをお勧めいたします。

 ある病院では以下のような同意書を取っていますが、それは、上記のようなことを説明し、あなたがそれに納得した上で治療を受けるということを、薬事法により義務づけられているからです。もっともそれも、冒頭で申し上げた「更年期障害や肝機能障害の治療」の際のことですが・・・・

これらは、特定生物由来製剤の一種である血液製剤を介したHIVや肝炎感染症などの甚大な薬害からの教訓です。

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~ヒトプラセンタ製剤の説明書と同意書~
■説明書
特定生物由来製品
『ヒトプラセンタ製剤』をお使いになる前に
<特定生物由来製品とは?>
動物に由来するものを原料や材料とした医薬品や医療機器を「生物由来製品」と呼びますがその中でもヒトの血液や組織を利用して製造されるものを特に「特定生物由来製品(略して「特生物」)」といいます。ヒトや動物を原料として使用するには、ウイルスなどの感染の原因となるものが入り込むおそれがあることから、様々な安全性を確保するための特別な処置が講じられてきております。特生物には、使用する原料1つ1つについて遡って安全を確認することができる仕組みや、製品の効果や安全性、副作用などのリスクを医師が皆様にきちんと説明することなどが義務付けられています。

<ヒトプラセンタ製剤とは?>
お産の際に、子宮から胎盤が排出されますが、それから有効成分を抽出した注射剤で、ヒトの組織を原料としていますので特生物に分類されます。

<病原性プリオンなどに対する安全性>
 本製品を含めヒトプラセンタを原料として製造される医薬品の投与により、感染症が伝播したとの報告は、現在までに国内・海外ともにありません。しかし、現在の滅菌方法や検査方法では、変異型クロイツフェルトヤコブ病等の伝播のリスクを完全に否定することはできません。

■同意書
      殿
私は、特定生物由来製品及びプラセンタに関する説明を受けた上で十分に理解しましたので、プラセンタを使用した治療を受けることに同意いたします。
同意日:平成  年  月  日
患者様氏名:      印

参考URL:http://www.pref.fukuoka.lg.jp/wbase.nsf/doc/seib …
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どういう製剤を使っているかがまず問題になりますが、


生物由来である以上必ずリスクはあります。
輸血で高感度の検査をしても毎年肝炎患者が発生しています。
ヤコブ病に関しては全く無防備です。
肌荒れ程度で使うものではありません。
保険外でそのような使い方をしている医師は金銭で良心がマヒしているか感染症に対して無知かどちらかです。
保険外使用ではおそらく感染症の報告システムすら無いでしょう。
万一の保証もないでしょう。
話は変わりますが、お産の後の胎盤見たことがありますか?
実物を見たらとてもじゃないけど注射しようとは思えないと思いますよ。
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直接的な副作用はございませんが、プラセンタをしている期間は献血はできません。

肌の調子や肩こりなどが緩和されますが、ある程度続けないと治らないと思いますよ。
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私は1年ぐらい週1ペースで注射してました。

肌も調子が良かったし(特に腕が鮫肌だったんですが良くなりました)生理痛も軽くなったし体の調子はよかったですね。副作用はありませんでしたよ。しいて言うなら、くせになるぐらいでしょうか。週1ペースだったせいかかなり体の調子がいいので打ってないとなんだかだるい気がして・・・気のせいかもしれませんが。
今は打ちに行くのが面倒でやってません。
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