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いまさらですが、欧州で通貨がユーロに統合されましたが、それに伴う現地欧州人の戸惑いや心情はどうだったのですか?
当時の経緯を踏まえて教えていただきますとありがたいです。
(たしか当初、通貨名称はEUROじゃなくECUになる予定でした?)

通貨統合はアジア圏ではありえない話で、日本人には奥底分かりかねる偉業だと思います。

英国ポンドを除いた大半の国がユーロとなった今、再確認したく思い質問させていただきました。
細かい点ですが、
・フランスフランがなくたった現在、仏領ニューカレドニアではパシフィックフランが生きていますのでフランス人のその心境は?
・欧州で最も強かったドイツマルク(DM)がなくなることへのドイツ人の想いは?(私は今もDM紙幣・コイン・TC所持していますのでDMに愛着があります。)
など、知りうる知識・有益となりうる知識をぜひ教えてください。

A 回答 (3件)

 実は、ドイツ人は「 マルクあってのユーロだ 」という思いが強いようです。


そもそもユーロ圏でハードカレンシーはマルクとフランだけでしたが、欧州
中央銀行がフランクフルトに設立されたこともあり、ドイツ人は「 ほら、欧州
最強の通貨はやはりマルクだったろ? 」というプライドを満たされました。

 そのため、マルクが懐かしいという感覚はあるでしょうが、ユーロ自体に
不満はさほどないようです。むしろ、イタリアやスペインに対して「 ユーロの
足を引っ張るなよ、マルクの強さをお前らにも分け与えてやったんだからな 」と
いった優越感があるものと思われます。

 フランスのほうは、フランへの郷愁が強いかもしれません。ただEUにしても
ユーロにしても、郷愁うんぬんよりも、いかに自国の政治力を発揮できるかの
ほうが各国にとっては関心事です。ユーロに関しても主導権を握りたいわけで、
前述のように欧州中央銀行はドイツに持っていかれましたが、二代目の総裁には
フランス人を押し込むことに成功しました。

 なお、ユーロの名前を決めるとき、当初は欧州通貨単位の エキュ( ECU )を
採用する案が有力でした。これは中世フランスのエキュ貨幣と似た名前なので
フランスが強く推していたのですが、ドイツが反対し、ユーロに落ち着いたと
いう経緯があります。ですので名前に関してはフランス人は不満かもしれません。
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もちろん各国独自の通貨に対して愛着なり郷愁なりはあるでしょうが、実際にそこに暮らす人々にとってそれは些細な事であり、一番気になり不安に感じていた事は自分たちの生活、すなわち物価だったはずです。


当然国によって物価の安い、高いはありますが、通貨が統一される事によりそれが一目瞭然、誰の目にもこれ以上わかりやすい形はない変化でした。そして(EUが便乗値上げを厳しく禁じていたにもかかわらず)より利益の出る高い物価に吸い寄せられるようにそれまで物価の安かった国も高くなってしまうだろうと皆が恐れていたし、実際全て物価が同じになった訳ではないけれど、いくらかの物価上昇は見られたようです。ですから、それまで物価の安かった中小国にとってはマイナス部分もあったはずですが、その他のメリットと欧州全体を見た大局的英断であったと思います。
以上、通貨統合決定記念に発行された1ECU硬貨を購入、保存している者からの回答でした。
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NHKの高校講座でやっていたのですが,


新しく採用する国はものすごく歓迎し,加盟日にはお祭り騒ぎになります。両替の手間も減りますしね。
しかし,西欧の先進国からすれば通貨価値が下がってしまう恐れがあるのであまり良くは見ていないようです。
イギリスはそのような通貨価値の低下を恐れて導入の予定はないようです。
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