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ネットでニュースを見てると外国の人の名前や、企業名等に読みが横に小さく送られていますが、それをみて思ったのですが。

外国人の名前の読みって誰が決めてるんですか?
アメリカ人(英語)にしても中国語などにしても日本語にない発音とかあると思いますが、「シー」や「シィ」など細かいところに対して何か規定があるのでしょうか?

また、中国人(中国語)のように漢字名が最初からある場合は、漢字を日本語読みで見るのか、母国語(中国語)の発音で読みをとるのか。
最近のニュースだと、中国の首相の温家宝を「おんかほう」「ウェンチアバオ」etc..と色んな表記が新聞などメディアで出されていますがどれが正しいとかってあるんですか?
報道するだけなら報道側が選べるのかな?
じゃあ、日本の政治家が実際に中国首相と対談したらどう読んでいるのか・・・と。

色々と外国人の名前の扱いに関する事で思いました。
変なジャンルの質問なので、「~だと思う」でも結構ですので皆さんの意見を聞かせてください。

A 回答 (6件)

No.4の方のおっしゃるとおりだと思います。



それで・・・・関連した過去の発言を、自分が覚えている話だけですが、拾ってみました。

★使い方編★

欧州人は別の言語圏の人をどのように呼ぶ?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2572804.html

中国人・韓国人の氏名の読み方について
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa675066.html
中国人と韓国人の名前の漢字読みの違いについて
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa401665.html


★発音編★

韓国・朝鮮語の釜山の最初の音は我々日本語話者の耳には?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2032699.html
回答が21件付いているので覚悟してお読みください(笑)

paellaの発音は?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2171358.html


私が知っている例では、
画家のJoan Miroの表記変更。
もとはスペイン語読みで「ホアン・ミロ」とされていたのですが、来日した際に詩人の瀧口修造によって「ホアンでなくジョアン」であることが確認された・・・と本で読んだことがあります。
それ以降、今も「ジョアン・ミロ」が主流です。
ミロはカタルーニャ地方の出身でして、スペイン語と別にカタルーニャ語というのがあるんです。カタランでは「ジョアン」が本当。

『地球の歩き方』ガイドブックの地図などには、バルセロナの地名がカタラン読みでカナ書きされています。
スペイン語なら「ハイメ」1世通りと言うところが、「ジャウマ」1世通りであったり。
でも相変わらずGaudiはカタラン名前の「アントニ・ガウディ」でなくスペイン語名前の「アントニオ・ガウディ」だったりします。
一般に通用度が高いほうをそのまま使っていると思われます。
(スペイン語とカタランと混ざって使うと本当は変かもしれないけれど、どちらでも現地で通じるので旅行する上では困ることはない)

歴史上の人物や有名人の名前は日本語ではだいたい原音に近いカタカナ表記にしてあることが多そうですけれど、場合によっては英語からそのまま流れて来たのをカタカナにしていることもあるし、バラバラです。
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言語学を少しかじった経験のある者です。


最近の日本ではNo1.さんの回答にもあるような「相互主義」論が根強いですが、それだけではない事情もあるということをお伝えしたく、書き込ませて頂きます。

中国人の名前を日本の音読みで読むのは、大雑把に言えばNo.4さんの「アインシュタインをドイツ語読みするか、英語読みするか」に近い問題ですので、実はさほど大きな問題ではないのです(個人的に日本語読みを嫌がる中国人もいらっしゃるかも知れませんが、学術的には)。

但し、日本の場合、漢字圏の国で唯一「訓読み」があるため、話が煩雑になります。「山田」は「サンデン」ではないからです。
しかし、中国語では文字を優先すれば「サンデン」の中国語音になりますし、音を優先すれば別の関係ない字を当てなければなりません(欧米の人名や地名に漢字を当てているように)。
そこで今現在は、文字を優先する形になっています。

北朝鮮や韓国には、また別の歴史があります。以前は日本語と同様、漢字とハングルの混交文を用いていましたが、「漢字は外国の文字、自国の文字はハングルだ!」という意識から、漢字排斥運動が生まれたという経緯があります。
従って、彼らの名前のルーツは漢語であるにも関わらず、今では「音」に重きがおかれています(お陰で同姓同名が増えすぎて、名前くらいは漢字表記にするべきとの声も上がっているようですが)。
そのような事情もあり、漢語圏以外の名前のようにカタカナで表記することが、日本で主流になりつつあります(一足先に漢字をやめてしまったベトナム人の名前は、今ではすっかりカタカナ表記ですよね)。

ちなみにNo.2さんの
> 日本語は「音の貧困な言語」
というのは、非科学的でしょう。言語学的な観点では、日本語は決して音の少ない言語ではありません(多くもないですが)。
他言語の音を100%表現できる言語など、むしろありません。
比較的、音の種類が豊富な英語でも、日本人の名前を正確に表現することは不可能なのですから。
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誰が決めているかという問題は、過去にも似たような質問があったように記憶していますが、まず使わなければならない局面に陥った人ですね。



そのように、いろいろな人が、発音や文字から日本語読みを考えた挙句、影響力の強い出版、マスコミや、権威者(学会、政府等)が使うようになると、多数はそれに従うことになります。中には個人的な表記に固執する方もおられますが。

地名や人名については、外務省やマスコミ等には、表記基準がありますが、これに従わなければならないものでもありません。
現地発音と違う例でも、社会的に定着した場合や、アメリカでの発音が優先される例もあります。
他の方の北欧語の例で言えば、テニスの元名選手だったボルグ氏の場合、英語発音が定着しています。(現地ではボリイだそうですが)
テニスと言えば、ナブラチロワは英語だとナヴラチローヴァと綴りの読みですが、チェコ語に近い?表記をしてますね。
アインシュタインにしてもドイツ語読みで定着しているので、同様な姓名で米国人なのに「~シュタイン」と日本では表記される場合もあります。

だいたいは、こういう先例主義が積み重なって、これまでにない名前も類推によって表記が決められていくことになりますね。

その上で、それではまずいのではないかとか、間違っているということになると、訂正、修正が加えられることになります。
たとえば、名前を本当に決めるのは本人および何らかの権利を主張する人物・団体ということで、ここでの過去の質問では、レーガン元大統領の例もありました(俳優時代のリーガンをレーガンに訂正させた)。

名前を表記した後で、現地語に従うか、利用する立場の言語に従うかについては、また別の問題もあります。その議論についても、過去の質問に多数みられますので、検索されてみるとよいと思います。
日本語に限らず、外来語表記には各言語とも苦労していますが、日本語の場合、カタカナという簡便な表音文字があるので、よい面もあれば悪い面もあります。また日本人は相手を気にする場合が多いので、それも表記に影響していると思います。
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#2です。


訂正。
バンダレイ・シルバは格闘技ですね。
サッカー選手みたいな書き方をしてしまいました^^;
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身内や友達に外国人がたくさんいます。



日本にいる外国人の場合、正式な書類は、市役所で行う「外国人登録」が基本になっていると思います。
日本人でいうところの「戸籍」の代わりです。
その外国人登録は、市役所の窓口で行うのですが、英語のように自分の国がアルファベットを使う国なら、
規定の書類にアルファベットで自分の名前を書き込むと、その読み方を窓口の人に聞かれます。
例えば、「Michel smith」さんに、「ミシェル・スミス、でいいですか?」など。もちろん間違っていれば訂正もできます。
そこで、そうですと答えると、「ミシェル・スミス」とカタカナ表記が決まるわけです。

私の知り合いの例ですが、「Yoshiki(仮名です)」という名前で、彼の国では「Y」は「イ」と発音するので、
より忠実には、「イオシキ」なのですが、ローマ字表記を見た職員の方が、「ヨシキ」さんですね?と聞き、その「イオ」と「ヨ」の違いがよく聞きとれなかったようで、「はい」と答え、以後彼の日本でのカタカナ表記は「ヨシキ」になっています。

同じように、サッカーで有名な「ロナウジーニョ」「バンダレイ・シルバ」も、ポルトガル語に忠実に発音すれば、
「ホナウヂーニョ」「ヴァンダレイ・シウバ」なのですが、報道などでは、ヘボン式ローマ字読みを基本にしているのでしょうね。
別にきまりはないと思いますが、報道の場合は、みなにわかりやすいように、正しい発音(ホナウヂーニョ)よりもある程度定着してしまっている言い方(ロナウジーニョ のように)を優先しているのだと思います。
和製英語だってそうですよね。

ヘボン式ローマ字 というのは、アルファベットを使う国ならどこでも共通なわけではなくて、「日本でのアルファベットの読み方の一つ」なんですよね。

で、先ほどの「イオシキ」さんですが、病院のカードなど、プライベートな場面では、自分の好きなように発音を書くことができますし、
逆に、正しく書いても書類作成の時点で間違われてそのまま・・・ということも多々あります。

日本にいる外国人は、外国人登録証という身分証明のカードを持っていますので、
それを提示するときは、結局「ヨシキ」にしておかないと、「身分証明書と名前が違うのはなぜか?」となり面倒くさいので、
本当は「イオシキ」だけれど、「ヨシキ」と書くという場合がよくあります。

漢字の名前については、確か、相手国から、正しい発音でという要求があったので変更したという話を聞いたことがあります。
「金大中」を以前は「きん・だいちゅう」と言っていたのを、「キム・デジュン」にしたとか。

なんにしても、日本語は「音の貧困な言語」だと思います。
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新聞社や通信社で、できるだけ本国の読みに近いように決めているんでしょう。

女優のイングリッド・バーグマンは本国ではイングリッド・ベルイマンだと思いますが、新聞社がスエーデン語を知らなかったのでしょうか(アメリカに移住したから英語読みでも構いませんが)。元アメリカ大統領のレーガン氏は大統領になるまではリーガンと呼ぶのが普通でした。固有名詞の読みは難しいんです(日本でもそうですが)。

中国については、占領時代には蒋介石をチャン・カイセキ、毛澤東をマオ・ツォートンと原語読みにすることもありましたが、日本人にはなじめないこと、また中国語では四声というアクセントを表さないと正確な発音にならないこと、からカナ読みは廃れました。逆に日本人の名前は中国では中国語風に読みます。相互主義です。最近、中国人の名をカナで表すのは相互主義を忘れた新聞社の勘違いでしょう。

韓国・朝鮮については事情が異なります。かなり前に在日韓国人が姓名を日本風に読むのは人権侵害だとNHKを訴えたことがあり、それでびびった新聞社・通信社がカナ読みにするようにしたのです。ただし、韓国では日本人の名前を振り仮名にしてハングルで書きますから、相互主義が貫かれているとも言えます。
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この回答へのお礼

回答有難う御座います。

なるほど・・・相互主義ですか~
日本人の名前を海外ではどうしてるか、というのは考えなかったです。
そういう問題もあったんですね。

>NHKを訴えた
そういう事もあるんですね・・・

細かく有難う御座いました。
勉強になりました。

お礼日時:2007/04/04 13:00

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