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国内の女性アーティストで、本当にこの人が曲を作ったのだろうか?と疑問に思うような場合が多々あります。
作詞作曲名がそのアーティストになっていても他の人が作っていることはありますか?

また、作曲者が曲を売り込む際、買い取りという(1曲いくらで買ってもらい、印税などは入らない)作曲者泣かせのシステムがあるのは知っています。
そこでおよげたいやきくんみたいにクレジットにちゃんと名前が入る場合以外に、誰かが自分が作ったものとして売るということもあるのでしょうか?

A 回答 (2件)

前者については知りません。



後者についてですが、たまにそういう話は聞きます。
古い例で恐縮ですが、
寺尾聡「ルビーの指環」は、寺尾聡作曲となっていますが、
実際はある作曲家志望の素人がレコード会社に送ったデモテープのメロディを
そのままいただいたものだと言われています。
その「実際の作曲者」には、
東芝(レコード会社の当時の親会社)のステレオコンポ一式が贈られたらしいです。
他にも、「デモテープのメロディをそのままいただいた」という話は時々聞きます。
中には裁判になったケースもあるようです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ルビーの指環の話は知りませんでした。

お礼日時:2007/04/13 11:24

お早うございます。



「作曲」の概念をどのように定義するか・・・によって違ってくると思います。
クラシックの場合は、一般的には、一人の作曲者が楽曲の全てを手がけます。
しかし、歌謡曲などのポピュラー音楽では分業体制が定着しているようです。
つまり、「メロディーを作る人」と、「それに伴奏などをつけて音楽作品としての恰好がつくように編曲する人」との共同作業です。
ポピュラー音楽では、「作曲」となっているのは、単にメロディーだけを作っている場合が殆どです。それに簡単なコードが付いていることもありますが・・・。
しかし、これだけでは音楽作品にはならないので、「編曲者」がきちんとした楽曲に仕上げるという訳です。
この「編曲」という作業は、ちゃんと「作曲法」を勉強していないとできません。
「和声法」、「対位法」、「楽器法」、それらを有機的に統合して音楽作品に仕上げる「管弦楽法(オーケストレーション)」などです。

歌謡曲などのポピュラー音楽の「作曲家」は、多くの場合、いわゆる「節書き屋」と呼ばれる人です。「メロディーだけを作る人」の意です。(上述したように簡単なコード進行を付け加える人もいます。)
時折、歌手やアイドル・タレントが作曲した作品というものが世に出ることがありますが、この場合の作曲というのも、単にメロディー(とコード進行)を書いただけ・・・と考えて間違いありません。
また、いわゆる「シンガー・ソングライター」もそうだと言えるでしょう。

本来なら、一人できちんとした音楽作品に仕上げなければならないのですが、「節書き屋」にはそうした技術はないので、編曲家による仕上げが必要なのです。
但し、一部には、先述した「作曲法」を習得して、全てを自分一人でやる人もいます。
故・古関裕爾氏や、故・服部良一氏などです。

クラシックの場合は、当然のことながら、作曲家自身だけで全てをやります。
ただ、稀に、他の人が手を加えて完成させることはあります。
モーツァルトの最後の作品となった「レクイエム」は、未完成のままモーツァルトが亡くなったため、弟子のジュスマイアーが、モーツァルトの遺稿を元に書き足して完成させています。

纏めますと、ポピュラー音楽は、殆どの場合、「分業体制」で、「作曲」と「編曲」という二つの作業で一つの楽曲を完成させています。
あなたが言われている「ゴーストライター」は、「編曲家」に当たるかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。筋書き屋は知りませんでした。
しかし、J-popの若いアーティストは編曲のクレジットにも当人の名前が書いてある場合が結構あります。それが全てその人がやっているとはとても思えないようなアレンジなので驚きます。そういった意味で世に明かされないかわいそうなゴーストがいるのでは、と思いました。

お礼日時:2007/04/13 11:50

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