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温家宝首相が来日してますが日中友好回復を唱えるなら中国トップの胡錦濤主席が来日がベストのように思うのですが。

A 回答 (6件)

ご質問が「ベストのように思うのですが。

」で終わっているので、今ひとつご質問の主旨がわからないのですが、胡錦濤主席が来日した方が、『関係改善』へのより強いメッセージになっただろう、というのは仰る通りだと思います。

ただ、中国がどんな事を考えていたかというのを、勝手に推測すると、
1.元々、歴史問題(具体的には首相の靖国参拝)が解決しない限り、首脳の交流は無い、と言っていたのだから、小泉後継者が『靖国参拝はしない』と言った後で、首脳の往来を回復するのが理想的だった。
2.しかし、安倍首相が最初の訪問地として中国を選んだので、歴史問題については明確な言質を得られないまま、何らかの関係改善はせざるをえなくなった。(ここで突っ張ったら、安倍政権が続く限りは、関係完全は著しく困難になる。元々、対日関係を積極的に悪化させる事にメリットは無い)
3.そこで、(No.1の方が言われたように)、トップではない温家宝首相が来日した。

序列の問題から『舐められた』と思うのもわかんないではないですが、日本側から先に行動を起こしたが故に、状況をリードする側に立ったと言えると思います。例えば、今回温家宝首相の国会での演説が、ライブで中国でも流れたのは、日本のニュースでご存知と思いますが、安倍首相が(おそらくは)靖国参拝に関する言質を与える前に、中国首脳が日本の戦争問題に関するこれまでの態度を評価する、と公式に言ってしまった以上、もし安倍首相が(例えば終戦記念日に)靖国参拝をしたら、それは思いっきり顔に泥を塗られた事になり、対日関係はまた悪化するだけの事ですが、中国国内ではかなり問題になるでしょう。だから、『面子論』で言えば、日本側が決定権を握ったようなものです。裏返せば、言質を貰う前に、国内向けに『日本を評価する』と派手に宣伝したという事は、中国政府の『頼むから、靖国問題については面子の立つように決着してくれよ』というメッセージとも考えられます。

つまり、純然たる面子論で言えば『舐められている』という言い方ができる一方、『言質を与えぬまま、相手にリスクをとらせた』というのも事実です。

因みに、温家宝首相は、党内序列は確かにNo.3ですが、あくまで党内序列であって、No.2の呉邦国全国人民代表大会常務委員長(日本で言えば国会議長)が来た方がまし、という事はありません。
それから、次回の来日は主席が来いと日本政府は言いましたよ。(『中国首相、国家主席の早期訪日を「積極的に検討」=世耕首相補佐官』というニュースが流れているので検索してみてください)
ただ、やはり中国はそこで『はい、行きますよ』と答える程は突っ込めず、「積極的に検討」としか答えなかったようですが。

という訳で、私は元々安倍首相はほとんど評価していませんが、この件に関しては、それなりに自分を守りつつ、相手にリスクを取らせていると思います。「舐められている」かどうかよりも、こっちの方が大切かも・・・。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
自分は日本政府は『舐められてる』と感じていたんですが見方を変えると日本政府のリードで中国政府も何らかのアクションを示さなければならず対日強硬姿勢を崩しつつあるですね。そこを考えると日本政府の対中外交のしたたかなところが今のところ成功しているということですね。

お礼日時:2007/04/14 10:35

小泉前総理の時に一度も日中間の相互訪問がなかったことを考えれば、取りあえず温家宝首相でよかったのではないでしょうか。


温家宝は確かに中国共産党中央政治局常務委員の中ではナンバー3ですが、胡錦濤が江沢民から委譲を受けた時は常務委員7人の内5人が江派でしたから、唯一の胡派の温家宝は胡主席の側近中の側近です。その後全中16期全国大会で常務委員の定数は7人から9人に増員して胡派は4人となりました。

確かに、中国は序列を大事にする国です。1998年に初来日した江沢民主席は日本国内で散々の評判でした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%B2%A2% …

年内に安陪総理の二度目の訪中によって胡錦濤主席は拉致問題の解決に向けて大きく一歩を踏み出すでしょう。横田めぐみさん他拉致被害者が北京の郊外に匿われているという情報がありますので、拉致問題を重視している安陪総理にビックプレゼントとなることでしょう。

安陪総理は温家宝来日中、インド艦隊の横須賀入港で中国に対してちゃんと牽制球を投げる事は忘れていません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
今回は外交にも重要なポストの中国首相が来日されたことでも評価しなければいけないんですね。

お礼日時:2007/04/14 10:12

質問者の方の疑問は、当然の指摘です。



今、日本の財界は、対中貿易で莫大な利益をあげていますから、政府には中国とモメて欲しくありません。
ところが、南京虐殺や、靖国問題や、従軍慰安婦の問題が、「のどに刺さった魚の骨」になって、中国政府の対日姿勢は、ひどく硬いものがあります。

板挟みになった安倍政権は、中国のナンバー3が訪日するだけでも、最大限の歓迎姿勢を示さざるを得ません。
示さなければ、安倍氏自身が財界を刺激することになります。
温氏が日本政府の頭越しで天皇に訪中要請したことには、相当に頭に来たでしょうが、あてこすりのひとつも言えないハメになりました。
それどころか、来年もう一度中国に行かざるを得ません。

それにしても温氏の演出はクサかったですね。
周恩来ばりのソフトイメージを植え付けたかったのでしょうが、わざとらしさばかりが鼻につきました。
日本への留学経験があり、日中間に鉄壁の人脈を誇った周恩来とは、格が違います。
もっとも温氏にしても、もし訪日に失敗すれば、政敵に叩かれて、たちまち失脚するリスクがあった訳ですから、必死だったと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
日本はトップの総理が訪中しても中国はナンバー3の首相が来日する。
日本政府はずいぶんと中国政府になめられてますね。
次回の来日は主席が来いと日本政府は言えないのですかね。

お礼日時:2007/04/13 20:57

胡錦濤主席が来日するのであれば、日本側では天皇が訪中しなければなりません。


主席訪日、天皇訪中で、非常事態が起こったりしたら取り返しがつかなくなります。
現状両国ともそうしたリスクを排除しきれないため、現状ではしかたないのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
反日派・反中派のテロの可能性があるからですか。
この世の中比較的治安の良い国でも異常事態は避けられないでしゅうから。

お礼日時:2007/04/13 20:08

今回の来日は北京オリンピック、上海万博の客寄せ的な趣旨が強いように思います。


上海万博閉会後に中国がどういう姿勢に出るかまで判断は待ったほうが良いように思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
したたかですね中国の外交は。

お礼日時:2007/04/13 20:03

最初から最強のカードは使いたくないということでしょう。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。
切り札は温存しておくという外交なんですね。
そこゆくと日本は切り札切ってしまってますね。

お礼日時:2007/04/13 20:01

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