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朝日新聞 大岡信さんの「折々のうた」が先月末で終わってしまいました。毎朝楽しみにしていたので残念です。この機会に出版されている本(文庫、新書)で折々のうたのアーカイブを辿ってみようと思ったのですが・・・
岩波から「折々のうた」シリーズがずっと続けて出ているようなのですが、「新・・」とか「続・・」とか「新編・・」とかあるいはまったくそうした整理に属さないものやら・・・なんだか大変わかりづらく・・なんとなくどれが新しいというのは何となくわかるものの、どこに注力してどの順番で読んだらいいのかわかりません。今手に入らない版もあるとは思いますが、そこは古本屋で探すなどして自分でフォローしたいと思いますので、基本的に読み進める順番や注力した方がいいものなどをお教えください。

A 回答 (1件)

まず、『折々のうた』には、朝日新聞社版と岩波書店版があります。


そして、朝日版は『新編 折々のうた』として、単行本が5冊。文庫版が6冊出版されています。これらは、1983年~1994年の間に出版され、現在では入手困難な状況です。図書館や古書店でお探しください。

そして岩波版(新書)ですが、刊行年順に並べますと、
『折々のうた』
『続 折々のうた』
『第三 折々のうた』~『第十 折々のうた』
『折々のうた 総索引』
の計11冊。次に、
『新 折々のうた 1』~(現在、8まで刊行)
となります。

また、岩波書店からは、
『折々のうた 三六五日 - 日本短詩型詞華集 -』
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/qsearch
というハードカバーの愛蔵版が出されていて、これが2002年刊行なので、時期的には『新 折々のうた』の6と7の間になりますね。

基本的に、岩波版を押さえれば、まず大丈夫だと思います。

その上で、読む順番ですが、
 (1)単純に古い順から読む。
   →欠点として古いものは入手困難な場合あり。というか『新 折々』でもちょっと怪しいです。岩波の在庫を持っている書店さんか図書館でお探しになるのをおすすめします。
 (2)新しいものからさかのぼって読む。
   →入手しやすいですし、ご自分の記憶も新しいので、もう一度読みたかった最近のものに出会えます。
 (3)『総索引』から読む。
   →総索引で、ご自分の気になる歌人などを探して、それが収録されている巻から読む。
 (4)『折々のうた 三六五日』から読む。
   →ちょっとしたベスト盤のようなものですから、まず1冊にはいいのかもしれません。

とりあえず、という感じでご紹介しましたが、個人的には(3)(4)あたりがいいかなぁと。
というのは、『折々のうた』シリーズは、どこから手にとっても意味がわからない、つまらない、ということはない本ですよね。とくに新聞掲載時に読まれていればなおさらに。
だから、まず1冊購入されるなり、借りられるなりして、手元に置かれて、まさに「折々に」読まれるというスタイルがよろしいかと。

参考になればいいのですが。
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この回答へのお礼

評価が遅れまして申し訳ありません。大変参考になりました。

お礼日時:2007/06/28 23:08

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