アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

日本語は能格(ertative)言語ではないのですか?

(1)太郎によって 花瓶が倒れた。
(2)太郎が倒れた。

上に見られるように、日本語は主格対格言語であるに加えて、能格言語でもあるといえます。むしろ前者は欧米文化の摂取の結果です。その証拠として、助詞「を」を使わなくても文が成立すること(「が」ですませられる)、「を」の使用頻度が少ないということを想起してください。

以上の私の考えはいかがでしょうか?落ち度があればご指摘おねがいします。

A 回答 (2件)

能格言語では,他動詞の目的語と自動詞の主語が同じ格で表示されます。


日本語が能格言語だとして,能格が「ブ」で表されるとしましょう。
そうすると,次のようになるはずです。

太郎ガ 走った。
太郎ブ 花瓶ガ 買った。
(「太郎が花瓶を買った」のつもり)

日本語では他動詞の主語も自動詞の主語も「ガ」格で表示されるので,能格言語ではありません。

なお,他動詞の目的語が対応する自動詞の主語になることがあります。
太郎が 花瓶を {倒した/壊した/落とした}。
花瓶が {倒れた/壊れた/落ちた}。

同様の現象が英語にもあります。
John broke the vase.
The vase broke.

Mary opened the door.
The door opened.

他動詞の目的語と自動詞の主語が対応するということから,これらの動詞を能格動詞と呼ぶことがあります。しかし,能格言語とは違うのだから,ということで,自動詞の方は非対格(unaccusative)動詞と呼ぶのが最近では普通です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

訂正:ertative を ergative に。

いつもPiedpiping さんには開眼させられます!宇宙のような広い知識で、水晶のアイスピックのような切れ味で、本当に感激させられます。
夫もよろしく申しておりました。人妻でごめんなさいね。

お礼日時:2007/04/23 19:47

太郎が(主格) 倒れる。


太郎が(主格) 花瓶を(対格)倒す。
上記の例文はウィキペディアで見たものですが、あなたの物と良く似ているのでは?太郎 と 花瓶 は偶然ではないとおもいます。どうしてですか?

”能格”のことはウィキペディアに詳しく説明がありますよ。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!