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 和仏辞書を調べていたらこんな文がありました

 c'etait une bombe que contenait le petit colis.
小包の中身は爆弾だった。

 この文にある、queの用法についてご教示願えませんでしょうか。(~という理由でqueを使うのだみたいに)関係代名詞quiとの違いを含めて、難しい文法用語を使わず、何か別の例を出して説明いただければ幸いです。

 よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

No.8です。

補足質問にお答えします。

強調構文は一種の強い語幹を持つ表現ですから、主張、批判、言い訳などではよく見られます。主格・目的格の場合の例文を列挙します。

1.主張:
C’est vous qui decident qui est le meilleur dirigeant pour votre pays.(主格)
「この国を引っ張っていくのに相応しいのは誰か、それを決めるのはあなただ」
では、「あなた」=有権者の重要さをアピールしています。候補者は一票でも欲しいですからね。今まさにフランスでは、強調表現花盛りといったところでしょうか(笑)。

C’est un livre que j’ai laisse dans le train.(目的格)
「電車に忘れたのは本だってば」
では、忘れたもの=本をクローズアップさせています。紛失届の場などでよく使われます。

2.批判:
C’est la facon de livraison qui a gache ce paquet.(主格)
「この小包を台無しにしたのは配達の仕方だよ」
など、「それは~の仕業だよ」「~の責任だ」と責任の所在を明確化する場面でよく使われます。仏人にとっては重要なことだからです。

C’etait ce monsieur que a cherche la police naitonale francaise.(目的格)
「仏国家警察が捜していたのは、その男だ」
節の中の主語が長いので倒置が起こっています。

3.言い訳:
C’est pas moi qui a fait ca.(主格)
「それやったの、僕じゃないよ」
無実の主張の場面では、当然ながら強く正当性を主張します。

Ce sont toi seulement que j’aime.(目的格)
「僕が愛してるのは君だけだよ」
古今東西よくある言い訳です。


以上のように、日常の場面でもよく使われます。ただ、先に述べたように強い語調があるので、普通の場面に使うと、主張の強い人と思われたり、相手を不快にさせることもあるので、微妙なところでは、使い方には注意しなければなりません。

例えば、責任の所在を探している時に、C'est toi~?「~したのはあなた?」という表現を使っては、相手を犯人扱いにしていることになりますから、こういう場面では、Tu a fait~「あなたは~したのよね」と通常の文にした方がいい場面もあります。

以上ご参考になれば。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

 強調構文は、日常会話でつかわれる機会が多いんですね。

 >例えば、責任の所在を探している時に、C'est toi~?「~したのはあなた?」という表現を使っては、相手を犯人扱いにしていることになりますから、こういう場面では、Tu a fait~「あなたは~したのよね」と通常の文にした方がいい場面もあります。

 こういうことは、日本語でも当てはまりますね。

 たびたびのご回答、ありがとうございました。


 

お礼日時:2007/04/28 22:22

こんにちは。

早速のお返事を有難うございます。補足質問にお答えします。

<Marie est la fille que adorent les garcons de cette ecole.
の、que のあとにadorentと、母音で始まる動詞がきていますが、エリジオンして、qu'adorentとしなくても良いのでしょうか?>

もちろんする必要があります。私の見落としです。ご指摘有難うございます。
Ce~queのceを見落として、No.6で再度、強調構文として回答し直したり、かえって混乱させ、大変失礼致しました。

言い訳になりますが、この回答をした10:00am頃は、私の住んでおりますフランスでは夜中の3時でした。眠気が迫ってくると、うっかりミスが多いのが欠点で日頃気をつけなければと思っているのですが、、、、。申訳ございません。

この回答への補足

 真夜中にわざわざ回答いただき、ありがとうございます。
 わたしも、この手のエリジオンを忘れることがしばしばあります。

 ほんとうにたびたびで申し訳ないのですが、こういった表現、ネイティブの方は日常会話で、よく使われるのでしょうか?

 会話では、あまり長い文を話さずに、短い文をいくつか並べて表現しているイメージがあるのですが。

補足日時:2007/04/27 21:22
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英語の強調構文で考えて見ましょう。


(0) I met him yesterday.
(1) It was I that met him yesterday.
(2) It was him that I met yesterday.
(3) It was yesterday that I met him.
強調なしの文 (0) に対し、
(1) は、主語の強調で that は主格の関係代名詞。
(2) は、him が前にあるため、that は、目的格関係代名詞。
(3) は、that 以下主格・目的格そろっていて、that は単なる接続詞。
( it = that ~ と同格で it が仮主語の解釈があります。)

フランス語でも強調構文は同じですが、主格の (1) だけが
・ C'est(etait) ~ qui ~ . となり、ほかは C'est(etait) ~ que ~ .
また、(2) の関係代名詞ですが、目的語でなくても、
・ C'est jardinier que je veux devenir.
のように補語もあり フランス語の専門家の間では 形容詞や (3) の場合
でも関係代名詞との解釈もあるようです。

英語では、文法的には違いますが、(1) (2) (3) 同じ構文と覚えていい
ですが、フランス語では、少なくとも (1) と (2) (3) に分けて覚える必要
があります。

質問の例文ですが、
・ C'etait une bombe ( X ) contenait le petit colis .
とした場合、意味を無視すれば、qui も que もはいりますが、
[qui] Une bombe contenait le petit colis.
[que] Le petit colis contenait une bombe.
で、常識的に考えて、小包に爆弾は隠しますが、爆弾に小包を入れる
無意味なことはしませんよね。ところが、英語に訳して
It was a bomb that contained the small parcel.
としている人がいますが、これだと文法的に主語があいまいで2通りになって
しまいます。いい表現ではないですね。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。

 L'enfant que vous cherchez est dans le parc.

 のように、queのあとに主語、動詞と続くパターンは理解していたのですが、質問文に載せたような、queのあとにいきなり動詞がくるパターンが、理解できていなかったんです。

 倒置のされていたんですね、これですっかり分かりました。
 
 この表現、映画や洋菓子店の包み紙などでよく見かけるのですが、実際にフランス語のネイティブの方は、話し言葉で、よく使われるのでしょうか?

お礼日時:2007/04/27 05:02

No.4です。

訂正があります。
すみません、c'estを見落としていました。

ここは関係代名詞ではなく、c'est~queの強調構文になります。
もともとはLe petit colis contenait une bombe「小包は爆弾を内包していた」という文でしたが、目的語une bombeを強調するため前に出し、c'etait une bombe que~「~なのは爆弾だった」と爆弾を強調する表現です。

Que内の主語le petit colisと動詞contenaitの倒置が起こっているのは、No.4でご説明した通りです。

従って、このqueは接続詞ということになります。同じ強調用法にquiもあり、使い方の区別はNo.4の関係代名詞と同じ考え方です。例:
1)強調するものが主語の場合はqui:
C'est ma femme qui a prepare ce repas.
「この食事を準備したのは、私の妻だ」

2)強調するものが目的語の場合はque:
C'est une belle robe que je cherche.
「私が探してるのは、素敵なドレスだ」

となります。
2度手間になり、失礼しました。
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これは、強調構文の一つです


強調語句(~)をc'est ~ que (qui)で
挟み込む構文 ~が目的語でque、主語でqui

人は誰でも強調したいことを先に話したがります
それ文の初めに持ってきて c'est ~ とします

ここでは、“爆弾”を強調したいので
c'est(etait) une bombe としてます

すると聞き手は、その爆弾の追加の情報を知りたがりますから
『そうなのよぉ、それは(小)包の中にあったの、(驚きよ!)』と
話し手は続けています

コレが通常文ですと le petit colis contenait une bombe で
この目的語(une bombe) が強調されてc'etait une bombe となり
通常文の目的語だったので関係代名詞のqueで文が繋がり
c'etait une bombe que le petit colis contenait が成立です

ここから更に、話し手は、それもその包み物が小さい(petit)ことをも
ハッキリさせたかったようで、主語(le petit colis)と動詞(contenait)の
倒置をさせています。(長い主語を避ける語呂による場合もあり)

従いまして、
『そうなのよぉ、それは(小)包の中にあったの、(驚きよ!)』よりも
『そうよぉ、宅急便で、それもチィチャナ包みでね、(驚きよ!)』
と意訳してみると、ご理解頂けると思います

この回答への補足

いつも回答、ありがとうございます。

 L'enfant que vous cherchez est dans le parc.

 のように、queのあとに主語、動詞と続くパターンは理解していたのですが、質問文に載せたような、queのあとにいきなり動詞がくるパターンが、理解できていなかったんです。

 倒置のされていたんですね、これですっかり分かりました。
 
 この表現、映画や洋菓子店の包み紙などでよく見かけるのですが、実際にフランス語のネイティブの方は、話し言葉で、よく使われるのでしょうか?

補足日時:2007/04/27 04:58
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こんにちは。

3/30のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。

1.
ご質問文のqueは関係代名詞で、先行詞が直接補語(目的語)の働きをしています。先行詞une bombeをque節の中に戻し、文を完成させてみると、
le petit colis contenait une bombe
「小包は爆弾を内包していた」となります。目的語であるune bombeが先行詞としてqueの外に出た形です。

しかしその際、主語と動詞に倒置が起こり、主語が動詞の後に後置されています。これはフランス語にはよくある用法で、主語が動詞より長い場合、頭でっかちの文になるのを避け、このような倒置がしばしば起こります。英語にはあまりない用法です。

この文は、一見主語が先行詞になっているように見えますが、そうでないことはqueという関係詞を見ても一目瞭然です。主語が先行詞になっている場合は、queではなくquiが用いられるからです。

2.
簡単に関係代名詞quiとqueの区別をご説明します。
(1)関係代名詞qui:
先行詞が関係節の中の主語になる関係代名詞。先行詞は人でも物でもかまいません。

Le garcon qui marche devant nous est mon cousin.
「私達の前を歩いている少年は、私のいとこです」
Je remonte la pendule qui arrete.
「私は止まっている時計をまきます」

(2)関係代名詞que:
先行詞が関係節の中の直接補語(目的語)の働きをする関係代名詞。先行詞は人でも物でもかまいません。

L'enfant que vous cherchez est dans le parc.
「あなたが探している子供は、公園にいます」
Marie est la fille que adorent les garcons de cette ecole.
「マリーは、その学校の男の子達が憧れている女の子だ」
*下の用法は、ご質問文と同じく関係詞内で主語と動詞の倒置が起こっています。主語が長すぎるからです。

以上ご参考までに。

この回答への補足

いつも分かりやすい回答、ありがとうございます。

 L'enfant que vous cherchez est dans le parc.

 のように、queのあとに主語、動詞と続くパターンは理解していたのですが、質問文に載せたような、queのあとにいきなり動詞がくるパターンが、理解できていなかったんです。

 倒置のされていたんですね、これですっかり分かりました。
 たびたびで申し訳ないのですが、ご提示いただいた例文、

 Marie est la fille que adorent les garcons de cette ecole.

 の、que のあとにadorentと、母音で始まる動詞がきていますが、エリジオンして、qu'adorentとしなくても良いのでしょうか?
 サン・テグジュペリの”星の王子様”の冒頭で、

 Si toutes ces excuses ne suffisent pas, je veux bien dedier ce livre a l’enfant qu’a ete autrefois cette grande personne.

という文を見かけたものですから、すこし気になりました。

 ご教示いただければ、幸いです。よろしくお願いいたします。

補足日時:2007/04/27 04:42
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ごめんなさい、ぜんぜん回答ではないのですが、これ、どうして「que」なんでしょうねぇ…。


文法的には、主格の関係代名詞なので、「qui」のように思うのですが、文の主語が「ce」のときは違うとかあるのでしょうか。

これまでの回答者の方の内容だと、quiとの違いや、どうしてqueなのかが触れられていなかったので、私も気になってしまって。
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私も含め他にフランス語が出来る人も難しい文法用語を使った方が説明しやすいんですが、ご要望に応じて出来るだけ、難しい文法用語を使わないでみます。



ご質問の文は英語にすると“It was a bomb that contained the small parcel”となり、thatに相当します。
それにしても、フランス語のqueはとにかく用法が沢山あるので、初学者にとっては どの用法になるのか少し面倒だと思いますが、疑問詞として「何」という意味以外は 文法的な機能だけで深い意味がない場合が多いです。ご質問の場合は “c'etait une bombe ”で「それは爆弾だった」とあり、que以下がどんな爆弾かを説明しています。「小包が含んでいた」んですよね。ですから、自然な日本語にすると「小包の中身は爆弾だった。」となるわけです。

ご質問の文はqueの用法を説明するにはあまり適切でないと思いますので別の文でもう一度説明させていただきます。

C'est le livre que j'ai lu hier.(それは昨日私が読んだ本です。)

ここでは“C'est le livre”で 「それは本です。」で、“j'ai lu hier”が「昨日読んだ」で、queがあることによって 訳す時には「昨日読んだ」が「本」の前に来ますよね。この場合、日本語では動詞や助動詞が連体形になります。連体形というのは、言い切りでなくて、名詞の前に来て どんなものかを詳しく述べる用法です。ここでは名詞は「本」ですよね。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/27 05:03

英語のwhatやthatに相当する接続代名詞です。

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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/27 05:04

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