台湾の独立に対しての中国と米国

こんにちは。
台湾独立問題に関して質問です。
中国の台湾独立に反対する具体的な理由と
その中国に反対する米国の理由を教えてください。

No.3 ベストアンサー 回答者： weber7009 回答日時： 2007/04/26 23:42

そもそも台湾は中国の領土かという疑問があります。

1683年に清朝が台湾を制圧して福建省に編入。
1895年、下関条約に基づいて台湾が清朝から日本に割譲。
1943年、カイロ宣言。中華民国（蒋介石国民政府）へ台湾を返還宣言。
カイロ宣言は当事国（米・英・ソ連・中華民国）の署名も文書もない。

太平洋戦争終結後、日本は台湾統治を放棄し、GHQ総司令官マッカーサー元帥は中華民国に台湾の統治を委託した。蒋介石は委託と解釈せず、返還と解釈して統治。1949年、国共内戦で国民政府が中共（毛沢東）に破れ、台湾へ移転。毛沢東は中華人民共和国を建国。この時点で中華民国は台湾の領土を失っている（台湾地位未定論）。
中国は国連加盟以降(1971年10月）「一つの中国」を主張し、台湾に圧力をかけ続けています。2005年3月14日には半分裂国家法が成立。台湾独立を牽制した。
中国は台湾を制圧して、太平洋への進入を容易にし、日本の動脈線、シーレーンを脅かす。現在、中国が東シナ海経由で太平洋に出るには、通常バーシー海峡を抜けていかなければならない。

アメリカは台湾関係法(1974年4月10日）に基づいて、台湾の有事に備えています。アメリカは日米安保条約および在日米軍基地を実効有らしめるためにシーレーンを絶対守らなければならないし、極東の安全は日本、台湾と協力して中国の軍事力に対して牽制していかなければなりません。

No.4 回答者： rx78ns00k2 回答日時： 2007/04/28 10:25

例えばの話ですが、（日本の歴史からみると適当な作り話ですよ）

西南戦争で西郷隆盛が敗れた後、仮に生きていて、沖縄に渡り大日本帝国だと名乗るとします。そして勝った政府が日本人民共和国と名乗ります。（あくまでも仮の話です）
そうすると、日本政府は沖縄は日本の一部だ　としか言えないですよね。

台湾は中華民国を名乗ってしまったから話がややこしくなってるだけ。
日本の植民地から独立した、台湾共和国（仮）ですと言って、戦後スタートしていれば、現在の中国政府の支配期間は無いですから、分離だ独立だって話にならないんだと思います。

No.2 回答者： n_akito 回答日時： 2007/04/26 21:31

アメリカは表立って台湾と独立を容認したり、支持したりすることはありませんでした。

ただ、台湾関係法を作って武器の輸出をし、台湾有事のときには日本にある艦隊等を使って、中国と戦争できるようにはしています。何せ旧ソ連・中国・北朝鮮付近（東アジア）でアメリカの保護国は日本・韓国台湾で、社会主義国家の防波堤、民主主義、自由などを保障している共通の価値観を持った国を軍事的保護をする国（防衛条約等の軍事条約を結び、何かあったときはアメリカの権益拡大のためと、その国の防御）が欲しかったのです。ないでしょうが、中国と戦争をすることになったときや、東南・東アジアに使える拠点を日本以外にも確保したいということでしょう。（まあ、グアムにも核持ち込みOKなので、日本より使える基地はあるんですが、即応展開となれば、台湾・日本にあるほうがないより良いんでしょう。）

No.1 回答者： ttaro 回答日時： 2007/04/26 16:38

中国人に聞けば、「台湾は、中国の領土だから」と答えるでしょう。

そう思い込んでいるので上記も一つの真実です。
また、違う側面から言えば、中国はアメリカ以上に多民族国家ですし、ひとつ独立を認めてしまうとそれ以外のところも問題になります。

チベットや、ウイグルなどがそれに当たります。

また、中国は公式に台湾と独立を容認したり、支持したりすることはありませんでした。ただ、武器の輸出をしていた時期もあり、それはお金になるという理由と、中国の近くに民主主義、自由などを保障している共通の価値観を持ったお友達が欲しかったのです、中国と戦争をすることになったとき（ま、ここ10年はないと思いますが）に使える拠点を日本以外にも確保したいでしょうから。

この回答へのお礼

そうなると米国は中国の台湾に対する武力行使（まがい）のことに
それほど執拗に反対しないかも知れないということですかね。
ということは日中間の台湾問題も実は大したことではないのですかね。
とにかく、ご回答ありがとうございました。

お礼日時：2007/04/30 23:35