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本を見ると、酸化鉄の種類として酸化鉄II(FeO)、酸化鉄III(Fe2O3)、四酸化三鉄(Fe3O4)はありますが、酸化鉄Iはありません。
なぜ、FeOは酸化鉄Iではなく酸化鉄IIなのでしょうか。
どなたか教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

 酸化鉄(II) は別名“酸化第一鉄”、酸化鉄(III) は“酸化第二鉄”とも呼びます。

古い時代の呼び名ですが、恐らくイオンの価数と「第一」「第2」を混同する恐れがあり紛らわしいという理由で使われなくなったのでしょう。
 化学式 FeO で表される酸化鉄の場合、鉄イオンの価数が +2(人によっては、流儀の違いにより「+II」とも表記する)であるため、ローマ数字で符号を除いた価数を表し丸カッコにいれて「酸化鉄(II)」の様に表記します。

 因みに、もしも「酸化鉄(I)」なる化合物が存在したとすると、その化学式は Fe2O になると思われます。
 しかし、Fe^+ イオンは Fe^{2+} や Fe^{3+} よりも恐らくかなり不安定であるため、天然には殆ど存在しないでしょう。
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この回答へのお礼

masuda_takao様
歴史的な経緯もわかり、深く納得いたしました。
ていねいなご説明ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2007/04/27 19:34

 酸化鉄IIではなく、酸化鉄(II)ですね。

かっこに入れて書きます。かっこの中の数字(ローマ数字)は、酸化数といいます。酸化鉄の場合は、鉄の酸化数を表します。FeOでは、鉄の酸化数が+2なので酸化鉄(II)となります。なぜ+1ではなく+2になるかといいますと、結合している相手が酸素だからです。例外はありますが(過酸化水素H2O2中の酸素など)、酸素は数ある元素の中でフッ素に次いで電気陰性度が高く、普通-2価のイオンのように挙動します。こうして、酸素の酸化数が-2となります。-2価の酸素と1:1で結合して全体として電荷が0となる数、ということで、自動的にFeO中の鉄は+2価ということになるのです。
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この回答へのお礼

koz7291様
ていねいなご回答感謝いたします。
知識のない私にも何とか理解できました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/26 22:41

WEBで検索してみて下さい


別名酸化鉄Iもしくは酸化鉄とも呼ばれていることがあるそうです。
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この回答へのお礼

tamomiti様
おっしゃるとおり検索してみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/26 22:42

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