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「木材の繊維方向の許容応力度は、曲げ>圧縮>引張>せん断の順に小さくなる」
とありました。

実際、べいまつではそれぞれ、
95(曲げ)>75(圧縮)>55(引張)>8(せん断)いずれも単位はkg/cm2
となっています。

ここで、曲げ応力度というと断面の縁に生じている軸力に相当するため、
圧縮や引張と同じ値、もしくは鋼材と同様に横座屈を考慮して小さな値になりそうな気がするのですが、
なぜ、それらより大きな許容値となるのでしょうか?

A 回答 (1件)

曲げの場合の許容応力度は、真の応力度ではなく見掛けの応力度です。


つまり、曲げ試験の結果から逆算的に曲げ応力度を規定しているわけです。

ここからは私の予想ですが、木材が曲げを受けた場合、引張側と圧縮側のひずみ度が異なることが考えられます(異方性不均質材料だから)。
そうすると中立軸が断面中心とならず、等方性均質材料の理論式σ=M/Zに適合できなくなります。
とはいえ、断面検定式を複雑にしたところで実務的にはなんらメリットがないですから、均質材料の理論式を適用して許容応力度を見掛けの応力度を採用したのだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、そういうことだったんですね。
問題としてでてきても比較すること自体、それほど意味はなさそうですね。
ちなみに、もうちょっと調べてみたら、別の問題集での木材の許容応力度は
引張>曲げ
というのも見つけました・・

お礼日時:2007/05/16 15:19

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