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ロジャーズの条件である一致性について質問します。
自分自身の「本意」であることを一致性と思ったのですが、どうも本を読んでも理解できずに困ってます…。
・自分の本意でないところを「不一致」と言う理解は違うのでしょうか。

・例えば、「これは私の本意ではない」と相手に伝えるのは「不一致」になるのでしょうか。

独学で本を読んでもどうも行き詰まりを感じてしまって…質問させていただきました。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

No1.です。

質問の補足、ありがとうございます。
>「これは施設の方針で自分の「本意(思うところ)」ではない」と入所者さん
>に伝えた場合」に一致せずに不一致になると思ったのですが、どうも一致にな
>るようにも捉えられ、混乱したために思い切って質問することにさせていただ
>きました。
 (この方が本気でこう言っているのだとすると)「本意(思うところ)」ではない」ことをしているのは、その方にとって「不一致」と考えることができるかと思います。しかし同時に、「不一致」なことをしてしまっているということを表明したという点で、今の自分の状態(あり方)に対しては、「一致」していると考えられるのではないでしょうか?つまり、ある面では「不一致」で、ある面では「一致」ということです。
 その方本人にとっては、「本意でないのを隠して、黙々と施設の方針通り動く」よりは、「一致」していると言えるでしょうし、「施設の方針が納得がいかないと、同僚や上司などと話し合いを続ける」よりは「不一致」と言えるのかも知れませんね。

 現場の職員がこのようなことを言いたくなるというのは、「施設の方針」が、入所者さんの不利益になると感じられる状況なのだろうと想像します。もしそうなら、この方の言葉を聞いた入所者さんは、「施設はひどいところだが、この職員さんは自分の味方だ(施設への信頼感と低下と引き換えに、職員への信頼感アップ)」と感じるか、「結局施設の方針通りするのだから、これは職員の人が自分が悪者にならないように言い訳しているだけ」と感じるのではないかなと思いました。

 また、同じことを言っていても、職員が本気で言ってない可能性もあるかと思います。入所者さんの反発を買うのは必至であるようなことをしなきゃいけない時に、入所者さんに反発されてしまって現場が混乱するよりも、施設を悪者にすることで目の前の職員への反発を回避したほうが業務がスムーズに進むと判断した場合です。この場合は、その方が本意でそう思っていなくても、現場の混乱を避けるために、口先だけで「私は見方。悪いのは施設」というメッセージを出すこともあるかと思います。「嘘も方便」といったところでしょうか。こちらの場合なら、「不一致」と言えるかと思います。

 以上、私の参考意見にすぎませんが、視点によって「一致」と「不一致」は入り交じっているように感じられます。できるだけ多くの視点からみたときに「一致」と言えるような状態を目指すのが、ロジャーズの言うところの「一致」なのでしょうね。たぶん。
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この回答へのお礼

度々の質問、回答ありがとうございます。
>「本意(思うところ)」ではない」ことをしているのは、その方にとって「不一致」と考えることができるかと思います。しかし同時に、「不一致」なことをしてしまっているということを表明したという点で、今の自分の状態(あり方)に対しては、「一致」していると考えられるのではないでしょうか?
職員の心の中で思っていることと、そのことを意思表示することで、一致が否か変わってくる、詳しい解説ありがとうございます。
ロジャーズは、条件として一致を治療者側に求めているということから、「一致するべきである」というを求めているのですね。

お礼日時:2007/05/05 10:08

 質問者さまの「本意」という言葉の意味を正確に理解することが難しいため、質問に直接答えることができないことをお許し下さい。

以下の説明で、なにかつかめればと思い、書き込みます。
 ロジャーズの言う「一致」とは、A)自分が経験していること(自覚の有無は問わない)と、B)自分はこんな人間だと考えていること(自己概念)、の2つが「一致」していることをさします。
 例えば、こころの深いところで他者をねたむ気持ち(A)があったときに、その気持ちに誠実に向き合い、「自分にはこんな汚い部分もある」という自己理解(B)を持てれば、「一致」した状態ですし、ねたむ気持ちに気づかないふりをして、「自分は清く正しいです」という自己理解を(B)を持っていれば、「不一致」となります。
 以上、学術的な説明です。カウンセリング場面では、「一致」はカウンセラーの「純粋性(=こころの底で思っていることと、表出していることが一致した状態を表す)」の問題に置き換えられていることが多いです。カウンセラーが相談者の話を聴きながら、「それはあなたがおかしいでしょ」と感じた場合に、自分が感じたことをそのまま口にするかどうかという場面を想像すると、分かりやすいかも知れません。このような場合、「純粋性(≒一致)」を「感じたことは全て口にする」と単純に理解していると、間違いをおかします。このような場面では、カウンセラーはおそらく、「もし「おかしい」と言ったら、相談者は傷つくだろうし、傷つけたくない」という気持ちも持っているでしょう。そちらの気持ちに対しても「純粋性(≒一致)」を発揮する必要があるため、実際にどう行動するかは、悩み抜いた上で決めることになります。
 色々書きましたが、少しは参考になったでしょうか?独学での勉強は難しいでしょうから、どこかでプロの人から学べる機会を持てるといいですね。
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この回答へのお礼

質問に丁寧なご回答お礼申し上げます。夜分に時間を割いて頂きありがとうございます。質問が、テキスト的で表現しづらくて…すいません。これが理解が難しいところで。困っていたのです。
質問の「本意」は「自分自身の意志と言う意味」で、例えで考えたのが、入所者さんに「これは施設の方針で自分の「本意(思うところ)」ではない」と入所者さんに伝えた場合」に一致せずに不一致になると思ったのですが、どうも一致になるようにも捉えられ、混乱したために思い切って質問することにさせていただきました。

お礼日時:2007/05/03 09:10

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