プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

先日 短大生の姪が遊びに来て、英語が上達するのはどうしたらいいのか訊かれました。私は「英語は日本語を介さず、英語は英語で考えることが大切だよ。」と言ったものの、姪は納得しきれず、私も具体的にどのようにしたらいいのか返答に困りました。
そこで質問が2つあります。
1つは和訳癖はどういうところで限界が来るでしょうか? “一々訳していては読むスピードが遅くなる”というのは姪にも既に言ってあるので、他にもっと顕著な例をお願いします。
2つ目は どのようにしたら、英語を英語のまま理解できるようになるかです。私の案としてはネーティブの小学生の英語の教科書を題材に使い、英英辞典も大いに活用するというのがあるんですが、ネーティブの小学生の英語の教科書は 大人の知的レベルから言えば内容的には幼稚なのに、外国人には取り付きにくく理解しにくい部分もあるので、少し問題点があるのも否めません。もっといい題材はないでしょうか?また、どのように学習を進めるのがベストでしょうか?

A 回答 (13件中1~10件)

>>また、幼児や小学生向けの本を利用する方法もあります。


>私も英語体質を作るために利用しました。でも、質問でも書いたように大人の知的レベルから言えば、無駄が多く、幼稚に思える部分もあるのではないかとも思います。かといって、大人の知的レベルに合わせるとセンター試験の長文かそれより難しい文章を題材として文法と訳読を中心とした学習になってしまい、英語体質を作るのが困難ですからね。

子どもの本はつまらないと感じるのは、おそらく日本語でも本を読み慣れていないか読書が好きではない、もしくは逆に読書に情報取得など高い要求を持ちすぎていてつたない英語では満足できない、自分の英語レベルにあった本を読んでいない、自分の好みにあった本を読んでいないなど、さまざまな要因があるのだと思います。

私は最初に読んだときには「子どもっぽくてつまらない」と感じた本が、1年後に読んでみると以外に面白くなっていたということを体験しています。つまり最初に「幼稚でつまらない」と思ったのは、自分の英語力がつたなくて、面白い部分を読み飛ばしていたからですね(^^;)。

逆に日本語で読んでそれほど好きではなかった本が、英語で読むと意外に面白かったりします。日本語では気にかかる訳文の不自然さが解消されたり、ストーリーの細かいあらが、英語では見えにくくなるからでしょう。

「子どもだまし」という言葉もありますが、子どもは正直ですので、つまらない本には見向きもしません。子どもの間で長く読みつがれている本は、大人が読んでも面白いものが多いと思います。

ただ、さすがにそういう本は小学校中~高学年以上くらいのものが多いので、そのあたりが読める英語力がつくまでは、苦労すると思います。

いまは、英語学習者向けに大人向けの名作などを読みやすく書き換えたGraded Readers、子ども向けのお話の本、子ども向けの科学の本、子ども向けの地理や歴史の本、外国人向けの観光ガイドブック、日本のマンガの翻訳など、本当に多くの本が出ていますから、中級レベル以上の人でしたら、探せば読むものはみつけやすくなっています。もっとも自分で買っていると費用がかなりかかりますので、そういう本を集めた図書館を利用できれば利用するのが得策です。

こういう多読の条件が整ってきたのは、ここ数年のことだと思います。英語多読用に大人が読んでも面白い本を紹介したガイドブックなども発行されているし、ヤフオクでも多読用の本が多数取引されています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>もしくは逆に読書に情報取得など高い要求を持ちすぎていてつたない英語では満足できない、
日本人の英語学習がそれを象徴していますね。まあ、英語以前に、蘭学の時代から、西洋の文化を取り入れるのが外国語学習目的で、コミュニケーションとしての側面はなおざりにされてきましたからね。私が前回の回答のお礼で引き合いに出した某さんは端的な例かもしれません。

私の場合はSFが大好きで、H.G.ウェルズの作品を原文で読んでいました。でも、知らない単語は英和辞典で調べていました。多読は大切ですが、ジャンルはどうであれ、英和辞典に頼っている限りは、和訳癖から脱出するのは難しいと感じました。

私の場合は特殊でして、英語よりもフランス語が得意なんですが、フランス人向けの教材で英語をやり直しました。そして、英単語を虱潰しに易しい英英辞典で洗い直しました。まあ、某さんにもお勧めしたい方法ですが、一般向けの方法ではありませんからね。まあ、中学、高校の英語の教科書を題材に使ってもいいんでしょうけど、若干不自然な文は否めませんからね。

1つ言えるのは、一見易しいものを侮らないことかもしれませんね。数学にしても苦手な人に限って 1+1=2のような簡単な数式を馬鹿にする傾向がありますからね。それでいて、サラ金から借金して、いつの間にか
利息がついて借金が2倍になって首が回らなくなるんですからね。いけない、脱線してすみません。

お礼日時:2007/05/10 12:42

受験生ではないわけですから、センター試験と言っても、



(1)時間制限がない
(2)問題を解く必要がない

ということです。(1)についてはすでに書きました。(2)については、たしかに第6問などは試験慣れしていない人の場合は、たとえ英語ができる人でも、難しく感じるかもしれません。

ただし、それは「問題を解く」という視点からであって、英文の内容自体は決して難しいものではありません。おそらくネイティブの小学生でも高学年なら間違いなく読めるはずです。加えて、センター試験の場合、


(3)前提知識を必要としない。

ということもあります。多くの受験生が受ける「公的」な試験ですから、「公平性」がセンター試験には強く要求されるわけです。理系の生徒に有利だったり、特定の宗教を信じる人に有利だったりする内容では困るということです。ですから、ニュース英語や科学論文を読む場合のような特別の前提知識はセンター試験の英文を読むときには必要ありません。「常識」で足りるわけです。その意味でも、決して難しいものではありません。

しかも、その内容は意外にも大人の鑑賞に堪えるものが多かったりします。私が好きなのは2001年(本試験)の第6問です。短編映画のような味わいがあります。ぜひ一度読んでみてください。

「和訳癖」がついていると、「和訳」の作業に追われて英文自体を「味わう」ことが難しくなると思います。たしかに、多くの文学作品を「翻訳」を通して味わうことも可能です。

しかし、目の前に(それほど難しくない)英文があるのに、わざわざ「和訳」してしまうのはもったいない気がします。それが「揚げたての天麩羅を目の前にしながら、わざわざ冷やして食べているようなものです」と書いた意味です。

「読むスピードが遅くなる」という実利的な理由ではないかもしれませんが、「英文自体を味わえなくなる」といのも充分「顕著な例」だと思いませんか?

おそらく、他の回答者の方が書かれていることも結局はそういうことのように思えます(違っていたらすいません)。

私が彼女のおじなら、以上のことを納得してもらえるまで懇々と説明すると思います。
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この回答へのお礼

>「和訳癖」がついていると、「和訳」の作業に追われて英文自体を「味わう」ことが難しくなると思います。
そう言えば、漢詩も同じですよね。日本では必ず訓読しますからね。漢詩の味わいはせめて現代中国語の普通話で読まなければ 韻とか非常に重要な要素が失われますからね。でも、日本人はわざわざ冷やしてもそれを美味しくする知恵があるのかな。

長々と私の質問にお付き合いいただきお疲れ様でした。

お礼日時:2007/05/11 12:46

~~~センター試験の英文が易しいと言うのは私大の入試問題や国公立の二次試験と比較してであって、ネーティブの小学生が読んでも難しいとは思います。

~~~

???質問は、「英語の上達」を望んでいる「短大生の姪」についてのものではなかったのですか。

~~~これ自体、この質問と関係があるものの少し脱線していますが、英語を介して別の外国語を学ぶ場合、別の外国語を英訳してそれを更に和訳すると非常に遠回りになり、誤解も増えるんですよ。つまり、最低でも英語は英語で理解できるレベルでないと、この方法は極めて効率が悪いということです。ということはこの方法のメリットを享受できるのであれば、英語が一定レベル出来る目安にもなるのではないかと思います。
英語とドイツ語が出来るという某さんはこのレベルに達していないと考えられます。~~~

繰り返しますが、その英文は「少し複雑な英文となると訳さない意味が取れない人が多いのではないでしょうか? 例えば次の文です。」とmyrtille55さんが書かれた後に挙げたものですよ。

なぜ「ドイツ語ができる某さん」が関係するのですか?

これも繰り返しになりますが、その程度の英文を「和訳」しながら読む人は英語がまだまだな人です。

その英文は、むしろ「和訳癖」がついている人にその「限界」を教えるのに絶好のものだと思います。No8でも書きましたが、「統語論」的なことは和訳しようがないからです。
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この回答へのお礼

>なぜ「ドイツ語ができる某さん」が関係するのですか?
恐らく某さんはこの程度の英文も和訳しながら読むでしょう。しかし、これは特殊な例ではなく、英語を知識だけの側面で考えがちな日本人の典型だと思います。まあ、姪も今までの学習を続ければ、そのようになるのではないかと。

>その英文は、むしろ「和訳癖」がついている人にその「限界」を教えるのに絶好のものだと思います。
これは英語が得意でフランス語を覚えたい人向けにフランス語のスラッシュリーディングの為に作ったみた文の英訳ですが、なるほど、そっくり転用できますね。

お礼日時:2007/05/11 12:38

~~~このようにして多くの日本人は難しい英文ばかりを積極的に読んでも一向に英語体質が形成されないんですからね。

~~~

一般的に言われているのは、「センターの英語は時間勝負だ」ということです。つまり問題の量に対して時間が短いわけです。

言い換えると、英文自体の内容は決して難しくありません。出てくる単語のレベルも一定です。このことはそれなりの私大の入試問題や国公立の二次試験を解いてみれば一目瞭然です。難易度や単語のレベルがセンター試験の比ではありません。

センターの英文自体はむしろ「易しい」ということでコンセンサスができているように思います。センターレベルの問題を「難しい英文」と感じているうちは「英語体質」は形成されていないといっていいと思います。

テストを受けるわけではないので、時間制限はないわけです。そこそこの難易度で内容は大人向け。多読したり暗記するには、短大生の姪御さんには丁度よいレベルだと思います。お勧めします。

~~~文の意味自体はつまらないでしょ。これはこの質問の趣旨というよりも、英語を介して別の外国語を学ぶメリットを例証することに関連して私が作った文です。~~~~

すいません。少し混乱しています。

この英文はmyrtille55さんが、「少し複雑な英文となると訳さない(と)意味が取れない人が多いのではないでしょうか? 例えば次の文です。」と書いたあとに示されたものです。なぜ「英語を介して別の外国語を学ぶ」という話になるのでしょうか?

ちなみに、繰り返しになりますが、私はこの英文を「和訳」せずに意味を取ります。おそらくそれなりに英語ができる人のほとんどがそうだと思います。
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この回答へのお礼

>一般的に言われているのは、「センターの英語は時間勝負だ」ということです。つまり問題の量に対して時間が短いわけです。
私の弟はセンター試験でマークシートの半分を空白にするという非常にもったいないことをしました。まあ、これは時間勝負というわけですが、このように時間が足りない場合はせめてマークシートは出鱈目でもいいから全部埋めるべきですよね。

>センターの英文自体はむしろ「易しい」ということでコンセンサスができているように思います。センターレベルの問題を「難しい英文」と感じているうちは「英語体質」は形成されていないといっていいと思います。
センター試験の英文が易しいと言うのは私大の入試問題や国公立の二次試験と比較してであって、ネーティブの小学生が読んでも難しいとは思います。

>なぜ「英語を介して別の外国語を学ぶ」という話になるのでしょうか?
これ自体、この質問と関係があるものの少し脱線していますが、英語を介して別の外国語を学ぶ場合、別の外国語を英訳してそれを更に和訳すると非常に遠回りになり、誤解も増えるんですよ。つまり、最低でも英語は英語で理解できるレベルでないと、この方法は極めて効率が悪いということです。ということはこの方法のメリットを享受できるのであれば、英語が一定レベル出来る目安にもなるのではないかと思います。
英語とドイツ語が出来るという某さんはこのレベルに達していないと考えられます。

お礼日時:2007/05/11 08:54

~~~大人の知的レベルに合わせるとセンター試験の長文かそれより難しい文章を題材として文法と訳読を中心とした学習になってしまい、英語体質を作るのが困難ですからね。

~~~

短大生ならむしろセンターレベルが適切だと思います。新書を紹介します。参考URLを見てください。

少し気になったのですが、myrtille55さん自身は、

~~~Do you know Charles thinks of reading the book he bought yesterday when he was returning from the cinema where he saw the wonderful movie of which the ticket he had booked fortnight ago?~~~

を日本語に「訳」した上で意味を取っているのですか?

参考URL:http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4896844262.h …
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この回答へのお礼

>短大生ならむしろセンターレベルが適切だと思います。
これはあくまで和訳の題材としては丁度良い手応えかもしれませんね。このようにして多くの日本人は難しい英文ばかりを積極的に読んでも一向に英語体質が形成されないんですからね。

>を日本語に「訳」した上で意味を取っているのですか?
文の意味自体はつまらないでしょ。これはこの質問の趣旨というよりも、英語を介して別の外国語を学ぶメリットを例証することに関連して私が作った文です。例えばフランス語の“Sais-tu
que Charles pense lire le livre qu'il a achete hier quand il retournait du cinema ou il a vu le film merveilleux dont le billet il avait reservait il y a deux semaines?”という文が
和訳よりも、この英訳の方が分かりやすく感じるのなら、かなり英語力がある程度ある証拠ですし、フランス語のような西洋の言語は日本語を介するよりも英語を介した方が分かりやすいという一例です。一応
これが この質問に対する自分なりの答なんですが、もっと一般的で
姪を説得するのに分かりやすい例が欲しくて質問を出しました。

お礼日時:2007/05/11 02:36

~~~ますますわかりにくなったみたいです。

(笑)~~~

どうもすいません(涙

~~~なんか言語の認識論になったみたいですが、外国語も単語レベルなら…~~~

たしかに、認識論になってしまったようです。また、たしかに「抽象度」の高い名詞や「形容詞」や「動詞」などは「日本語」の助けが必要かもしれません。ただ、その場合も「日本語で」理解しているわけではないと、私は思います。ただ、やはり説明しにくいですね。

ただ、例に示された英文については、私は「日本語」にはせずに理解しているつもりです。統語論的なことこそ「日本語」に訳しようがない気がします。

ところで、こういうのはどうでしょうか。「今から私の英語の命令文を聞いて、それに従いなさい」と姪御さんに言います。そして、

Raise your right hand.
Stand up.
Sit down.
Open the window.

などと適当なことを言った後、

Write my name.

と言います。おそらく「myrtille55」さんの名前を書かれると思いますが、和訳癖が強くついている場合は、

Write MY name. ⇒ 「私の」名前を書け ⇒ 「私の名前」は~

と、姪御さん自身の名前を書くかもしれません。中学生にやると、少なからぬ子が「自分の名前」を書きます。

可能性は低いですが、もし姪御さんが自分の名前を書いたら、和訳癖の弊害を説明しやすくなると思います。
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。

お礼日時:2007/05/10 12:11

「英語で考える」という言い方に私は抵抗を感じます。

はたして「英語で」考えることができるのか?ということです。そもそも、私たちは「日本語で」考えているのだろうか?ということです。

私なら「英語で考える」という言い方ではなく、「直接、英語から意味を取る」と説明します。

たとえば、「あぴ」という日本語を見ても「?」となるだけで意味はわかりません。ところが、【あり】という日本語を見れば多くの人は「!」となって黒い小さな昆虫を思い出すはずです。つまり「意味」を理解できるわけです。

「あぴ」⇒「?」
【あり】⇒「!」⇒「意味」

(意味がついた言葉を【 】で表しています)

英語の「ant」を知らない人は、「あぴ」と同じように、

「ant」⇒「?」

となるはずです。もし「ant」の意味を知っていれば、

【ant】⇒「!」

となります。ところが、ここで「和訳癖」がついている人は、日本語に「変換」してようやく意味がとれるということです。

「ant」⇒「?」⇒【あり】⇒「!」⇒「意味」

たしかに反射的に「ant」⇒【あり】とすれば、時間的にそれほど大きな差はない気もします。しかし、そのようにわざわざ「変換」するまでもなくただ単に【ant】とすればよいだけです。

実は、この問題は英語に限らず、語彙が増える場合に常に頭の中で起こっていることです。

たとえば、「FX」を知っているでしょうか。「外国為替証拠金取引」のことです。知らない人は「FX」を見ても、「外国為替証拠取引」を見ても「?」となると思います。

そこで、もう少し詳しい説明をすると、「株式の信用取引や商品の先物取引と同様の手法を用いて通貨を売買する方法」となります。これで理解できた人は、

「FX」⇒「?」⇒「外国為替証拠金取引」⇒「?」⇒【株式の信用取引や商品の先物取引と同様の手法を用いて通貨を売買する方法】⇒「!」⇒「意味」

ということです。この説明でも理解できない場合はまだ説明が必要です。

「FX」⇒「?」⇒「外国為替証拠金取引」⇒「?」⇒「株式の信用取引や商品の先物取引と同様の手法を用いて通貨を売買する方法」⇒「?」⇒…【x】⇒「!」⇒「意味」

ただ、いずれによ一度【意味】が理解できれば、最終的には、

【FX】⇒「!」⇒「意味」

となるはずです。そのつど【株式の信用取引や商品の先物取引と同様の手法を用いて通貨を売買する方法】と頭の中で「変換」しているわけではないわけです。

説明を聞いて、あるいは実際に経験して【意味】が理解できれば、後はその【意味】をどの「言葉」に対応させるか?という問題が残っているだけです。私なら、わざわざ「株式の信用取引や商品の先物取引と同様の手法を用いて通貨を売買する方法」という長い「言葉」ではなく「FX」というシンプルな「言葉」のほうを選びます。

和訳癖がついている人は、「FX」をそのつど「株式の信用取引や商品の先物取引と同様の手法を用いて通貨を売買する方法」と頭の中で「変換」して意味を取っているようなものです。

★う~ん、ますますわかりにくくなったかも。
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この回答へのお礼

再度回答ありがとうございます。

>★う~ん、ますますわかりにくくなったかも。
ますますわかりにくなったみたいです。(笑)

なんか言語の認識論になったみたいですが、外国語も単語レベルなら
英語があまり得意でない人も英語のまま覚えている場合が多いと思いますよ。もっと身近な例では“e-mail”がありますが、誰も「電子郵便」とか訳している人はいないでしょう。しかし、少し複雑な英文となると
訳さない意味が取れない人が多いのではないでしょうか? 例えば次の文です。

Do you know Charles thinks of reading the book he bought yesterday when he was returning from the cinema where he saw the
wonderful movie of which the ticket he had booked fortnight ago?

この文は内容的には難しくはないですが、少し和訳しにくいし、和訳しても逆に分かりにくくなるような気がします。

お礼日時:2007/05/10 10:15

英語は英語で読まないと面白くないということを体得した経験としての話ですが。


1)詩です。
岩波文庫で、「米詩選」「英詩選」が英語、日本語の対訳で出版されています。英語の元の詩と、訳詩の差は一目、一聴瞭然です。
2)小説です。
ハリーポッターなどという小学生レベルの小説ではなく、James Joyce のDublinersなどを原書で読むことです。イギリスに移住した日本人作家のKazuo Ishiguroなどでもいいです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

Joyceといったら英文学の最高峰じゃないですか? ネーティブが読んでも難しいそうですね。まあ、ここまでは要求していませんが。

お礼日時:2007/05/10 09:18

>1つは和訳癖はどういうところで限界が来るでしょうか?



速度の問題もありますが、正確に意味を理解できません。和訳して読んでいるというのは、つまりはその英単語にあわせて覚えた日本語訳を文法知識で並べ替えて理解している状態だと思います。英語と日本語は本来異なる言葉ですので、それでは実際には正確な訳になっていません。

例えば、英語では話題の対象物に近づくときにはcome、離れて行くときにはgoを使います。電話で"I'm coming."と言えば、「そちらに行きます」という意味ですが、和訳して読むくせがあると、まず「私は来ます」と訳したあとで、「行きます」ということだったなと意味を転換しないと理解できません。簡単なものなら"I'm coming."は「私は行きます」なんだと覚えてしまったとしても、複雑なものになるとわかりにくくなってきます。

日本語訳のある小説などで、原作のペーパーバックと日本語訳を読み比べてみると、日本語訳が実は直訳ではなく、かなり意訳になっていることに気づくと思います。その意訳をするためには、単に訳読した日本語をより日本語らしく言い換えるのではダメで、英語の本当の意味を知らないとできません。つまり、訳読している状態では、正しい翻訳をすることはできません。

そして、まだ読む方ならそれでも何とかなりますが、話したり書いたりするほうになると、日本語を考えて英語に訳していたのでは、まともな英文を作ることは、まず不可能です。"Would you mind opening the window?"で日本人が"Yes"と"No"を間違えるのは、日本語で考えてしまうからですね。

>2つ目は どのようにしたら、英語を英語のまま理解できるようになるかです。

まず、意味を完全に理解できている英文を、意味を思い浮かべながら繰り返し音読したりノートに書き写したりして、身体になじませる方法があります。"Do you speak English?"レベルの英語でしたら、いちいち日本語に
訳さなくても理解できると思います。これは、こういう同じ構造の英文や単語を繰り返し繰り返し何度も見たからですね。もう少し複雑な英文でもそれをやってしまうわけです。身体になじんだ英文の量が多くなれば、英文のまま理解できるものが増えてきます。英語体質ができていない人は、最初は"Do you speak English?"レベルの英文からやるべきでしょう。

次に大量の多読という方法があります。これも、"Don you speak English?"レベルの英文を読むことから始めると、英文のまま読むことができます。Graded Readersといって、英語学習者向けに簡単な英文で書かれた読み物本が多数出版されています。

また、幼児や小学生向けの本を利用する方法もあります。教科書などではなく、読み物の本です。ただし、幼児向けの本はネイティブ特有の表現が多く、かなり読みにくいと思います。その代わり、こういうものを読み慣れると、ネイティブ的な発想は身に付きやすいでしょう。幼児向けのものよりも、小学1、2年生レベルのもののほうが、日本人には読みやすいと思います。I Can Readシリーズのような子どもの年齢別にレベルわけされた本が多数でています。

多読の素材については、こちらのサイトが参考になるのではないでしょうか。
http://www.seg.co.jp/sss/

また、ある程度本が好きな人でしたら、逆に自分には少し難しめのものを思い切って読んでしまうという方法もあると思います。大人向けのペーパーバックはやはり大変なので、大草原の小さな家シリーズや、ハリー・ポッターのような児童書が手頃でしょう。先に日本語訳を読んでおけば、半分くらいしか英語が理解できない本でも、それなりに話の流れはわかります。このときお勧めなのは、音読です。口の中でぶつぶつ唱えるような形でいいので、音読しながら読むと、戻り訳ができません。また、難しい本は日本語に訳しながら読んでいたのでは、読めません。半分くらいしかわからないままにひたすら音読していくと、次第に英文のままで意味をとろうとしていくと思います。でも、これはけっこう大変なので、本を読むのが苦手な人には続けるのが難しいようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

実は最初の質問に関しては自分なりの答があるんですが、一般的ではありませんので、質問を出させていただきました。自分なりの答というのは、英語を介してまた新しい外国語の初級~中級を学習する場合です。
英語がある程度できて、他の外国語を学習する場合も、この方法を実践している人は少ないので、かなり難しいのではないかと思います。英語とドイツ語が専門という某さんも、この方法には難色を示しています。やはり、英語は英語で理解しないと 日本語も挟んでしまい、非常に遠回りになり、誤解も増えますからね。

>その意訳をするためには、単に訳読した日本語をより日本語らしく言い換えるのではダメで、英語の本当の意味を知らないとできません。
これは私も実感しています。私の場合は、英語を和訳しやすい英語に言い換えてから和訳することもありますが、これは自分が実感しないとなかなか分からないものですね。

>次に大量の多読という方法があります。
はい、そうですね。あまり難しくない題材を選ぶことが重要ですよね。ですから、センター試験の長文のなんかは英語体質を作るには向かないですよね。

>また、幼児や小学生向けの本を利用する方法もあります。
私も英語体質を作るために利用しました。でも、質問でも書いたように大人の知的レベルから言えば、無駄が多く、幼稚に思える部分もあるのではないかとも思います。かといって、大人の知的レベルに合わせるとセンター試験の長文かそれより難しい文章を題材として文法と訳読を中心とした学習になってしまい、英語体質を作るのが困難ですからね。

お礼日時:2007/05/10 09:51

これはあくまで個人的に感じたことですから参考程度ですが…。



和訳癖があると日本語→英語がすごく遅いことのほうが問題です。
英語→日本語は日本語に直した後、大して見直す必要もありませんが、日本語→英語だと、だいたい英語に直すのはすぐにできるのですが、直したあとに「あ、複数だからsつけなきゃ」とか「あ、過去分詞にするの忘れてた」「あれ、この単語これでよかったっけ?」とやっていると遅いです。テストならまだちょっと遅いしたまにミスする程度なのでいいのですが、話してみたときになかなかこちらから話をできないので返事ばかりになってしまい、会話がなかなか続かず、もどかしい思いをしました。
ただ「英語が上達」というのが話すことが目的で無く、テストで点がとりたいということでしたら、むしろ和訳癖があったほうが和訳問題が出ますからそれに慣れるためにはいいと思いますよ。実際私も和訳癖ひどい状態で大学行けましたし。テスト用であれば文法と単語覚えてた方がよっぽど効果的です。

どこかのサイトで読んだ方法なのですが、英語で言いながら行動すると英語を英語としてとらえられるようになるそうです。私も単語レベルでぼちぼち実践中ですが、確かに身につけば和訳より早いですね。英語の物語を見たときに日本語訳より先に映像や音として理解できます。
やり方の具体的な例としては、トイレに行くとき「I will go to bathroom」とブツブツ何度もつぶやきながら行くというのがサイトに書いてあった方法でした。私は単語レベルでやっているので、apologise!といいながら目の前には怒った上司がいる設定でおじぎしたり、行動に移せない単語は頭の中で情景を想像しながら何度も読んでます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>直したあとに「あ、複数だからsつけなきゃ」とか「あ、過去分詞にするの忘れてた」「あれ、この単語これでよかったっけ?」とやっていると遅いです。
これなんですが、作文は和訳の裏返しですので、これは和訳癖がついていても、文法をしっかり理解していれば 逆に好都合だと思いますが。むしろ、元の日本語を“意訳”した作文の方が学校の英語では原点されるでしょうね。

お礼日時:2007/05/09 23:05

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