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株や外国為替取引をやっていると、例えばアメリカドルやアメリカ株(ダウやナスダック)が下落すると、アメリカの国債が上昇する傾向があるように思えます。これは為替や株のようなリスク商品が下落すると、国債のような、より安定した商品に投資対象が移行するからだと思うのですが、その際「国債が上昇する」というところがよくわかりません。そもそも国債とは一ヶ月に一度や、半年に一度といった形で数年先までの利回りを確定した上で発売される投資形態だったと思います。それともアメリカの国債は「毎日発行され、日ごとに数年先までの利回りが違った形で発行される」形態なのでしょうか?ドルや株の一日一日の動きにどうして国債が影響されてしまうのかがよくわからずお伺いしました。よろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

米国債に詳しいわけでは有りませんが、ちょっと誤解があるような気がします・・・。



>そもそも国債とは一ヶ月に一度や、半年に一度といった形で数年先までの利回りを確定した上で発売される投資形態だったと思います。

まさにその通りですが、それは満期まで持っていた場合のことを言っているに過ぎません。満期以前に途中換金する場合は、これとは異なります。日本の国債でも途中換金する場合は事情は同じでしょう。個人向け国債ではなく利付国債を途中換金する場合は利回りは換金時点での市場金利に連動して決まりますから発行時点で例えば1.8%の利回りが付いていたとしても途中換金の場合は市場金利に応じて1.5%になったり、逆に2.3%になったりすることもあります。

米国債は日本で言う利付国債(5万円以上で売っているやつです)と同等と考えると理解しやすいのではないでしょうか?

途中換金する場合、すべての国債が発行時の額面と利回りで買い取ってもらえるわけではないので国債の利回りが日々変わると言うのはごく当たり前のことと思います。(そういう意味では、日本の「個人向け国債」がちょっと特殊なのかもしれませんね)
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質問者はおそらく国債(米国債や日本国債など)が一定価格かあまり変動しないと考えているのではないでしょうか?



債券にも市場があり、市場価格で取引されます。市場価格はその時々の金利に相当するものとなるので、株に比べてたら大きな変動ではありませんが、金利変動→債券価格変動となります。当然人気が高ければ価格は上がり(利回りダウン)、人気がなければ価格は下がります(利回り上昇)。ポートフォリオとして株と債券を持っているとすると、株と債券間でシーソーゲームが発生します。株人気/不人気→債券不人気/人気となるわけです。
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#1muchoです。

一部訂正させて下さい。利付国債を満期以前に中途解約する場合の説明が間違っていました。

具体例で説明します。
(条件)
5年の利付国債を買って3年目に解約したとします。
・利率:1.2%(買ったときの利率です)
・解約時の利率:・・・市場金利に連動するので例えば1.8%になったとします。
・購入額:100万円分(5万円単位で購入できます)

(解約時の計算)
1.利率
・・・利率は購入時の利率がずっと継続されます。この場合1.2%
3年間の利子=1.2%×3年×100万円×0.8(税引き後)
=2.88万円

2.買い取り金額
・・・証券会社や銀行で買い取ってもらうとき、個人向け国債と違い、金利に応じた割引価格で買い取られます。(金利が上がったときは額面割れした金額でしか買い取ってもらえません)

大雑把な計算は以下のようにしてやります。(厳密には正しくないですが、考え方はこうです)

5年利付国債を3年目で売却
a.そのまま持っていれば得られた利子
・・・・1.2%×2年×100万円=2.4万円

b.3年目の売却時に2年の利付き国債を買ったとしたときの想定利子
・・・1.8%×2年×100万円=3.6万円

b-a=3.6-2.4万円=1.2万円
100-1.2=98.8万円

98.8万円が理論売却金額です。つまり1.2万円分の額面割れが発生します。利子で2.8万円得られますが、差し引き2.8-1.2=1.6万円の利益になります。

(まとめ)
利付国債を中途解約するときの注意点
・利率は継続される
・その時の市場金利に基づいて買い取り価格が決まる
(購入したときより金利が上がっていれば額面割れが発生します)

市場金利は毎日変わるので途中換金の国債買取金額も毎日変わるわけです。
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