No.4ベストアンサー
- 回答日時:
単に有害物質と言ってもかなり広範になるので、その物質により処理方法は異なることは容易に想像できると思います。
例えば重金属類、特定化学物質類、洗剤などの排出物・・・。
際限がなくなるのでご質問の化学反応ですが、現在広く行われている方法として、有害ガスなどを触媒に接触させ分解無毒化する方法などがあります。これは触媒の酸化反応あるいは還元反応を利用しますが有害物質に応じて適正に選択して用います。これは自動車の排ガスにも利用されているので身近に分かりますよね。
また化学物質を利用する工場の排ガス処理などにもよく利用されていて炭酸ガスや水、窒素など無毒の物質に転換します。
吸着はどちらかと言うと化学反応というものではありません。
例えば身近なところで活性炭や、前出(NO3)のゼオライト利用がこれに当たります。なおゼオライトは表面に非常に微細(とても顕微鏡程度で見えるものではありません)な孔が空いていてそこに対象物をすっぽりとはめ込み閉じ込めてしまうものです。一旦吸着したら殆ど離すことは不可能に近くなります。でもこのゼオライトの処理自体が問題になることもありますし、水分に弱いことが大きな欠点になってもいます。(水分子も吸着してしまいますので)
高温で燃やす方法ですが、どちらかと言うと酸化反応を利用した触媒を利用することに共通してますが、より高い経済効果或いは複生成物の発生の有無などを勘案して選択します。
化学反応といっても反応させる物質や、反応した後の物質が有害なものでは何にもならないので選択岐はおのずと限られています。研究段階のものはまだ非公開なので残念ながら。。。
ちなみに触媒(環境触媒と言うこともあります)などは相当以前から研究されているもので、最近では光触媒(酸化チタンを利用)などが耳新しいですね。
興味を持つことは素晴らしいことですよ。これからも色々と勉強なさって、出来れば私からのお願いですが是非環境問題にも視野を広げてみて下さいね。
No.3
- 回答日時:
ゼオライトという物質があるそうです。
詳しいことは分かりませんが、化学反応ではなく、吸着効果・触媒効果などでかなり良い効果があるそうです。かなり以前から研究されているみたいで、一部商品化されている装置もあるそうです。まだ分かっていないこともあり、可能性も大きいようで、研究の余地はおおいにあるみたいですが、先客が多いのでいろいろ調べるといいですよ。やっぱり吸着になりますか。
「ゼオライト」全然知りませんでした。
今後注目して見ておきたいです。
yanmar-zさんありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
こんばんは
有害物質にも沢山の種類があり、処理方法にも色々な方法があります。
処理方法は単に化学反応を用いた方法もありますが、多くは物理的な方法(重力分離、凝集、吸着など)と併用して用いられています。
処理方法が確立している物質もありますが、より経済的に、より完全な処理方法を見つけるための研究が色々行われています。
例えば、ダイオキシン類の処理方法の研究は始まったばかりで、いくつかの処理方法が提案されています。単に化学反応を利用するだけではなく、高温高圧での反応や触媒の利用、微生物を用いた反応など広範囲な技術が研究されています。
他の分野と比べて有望かどうかは自信がありませんが、研究の余地は十分にある分野だと思います。
参考に有害物質の処理技術に関するURLを紹介します。
参考URL:http://www.jemai.or.jp/publications/books/6-1a.h …
>有害物質にも沢山の種類があり、
>処理方法にも色々な方法があります。
そうですよね。化学反応にしても
光化学反応など色々ありますもんね。
科学の知識がないと、環境問題は
理解できないですよね。
>処理方法は単に化学反応を用いた方法もありますが、
>多くは物理的な方法(重力分離、凝集、吸着など)
>と併用して用いられています。
これは今の私の少ない知識ではわかり難い・・・。
もっと勉強しないと駄目ですね。
有害物浄化技術のわかる本でも読んで勉強したいです。
参考になりました。
yumityanさんありがとうございます。
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