プロが教えるわが家の防犯対策術!

こんにちは、いつもお世話になっています。
私はもうとっくに就職もしていますし、特に転職を企てたりしているわけではないのですが、昨今のニュースから少し疑問に思ったことがあるので質問します。

この間、大卒なのに高卒と偽って公務員として働いている人たちが問題になった事件がありましたが、実際、ここの本質的な問題点というのはなんだったのでしょうか。もちろん、詐称するということ自体、社会的、道義的問題が大きいというのはわかります。しかし、OKwaveのいくつかの質問を読んでみたところ、今回のような詐称は、雇用主(自治体や企業)に対する損失が大きいという理由が多く見られました。しかし、たとえばお客様と接するにしてもお客様がその人が大卒か高卒かを見定めることなどまずありませんし、よりよい接客(に限らず仕事全般)をしてくれるなら、より安い賃金で雇えるほうが、雇用主にとっても利益が大きいように思えるのです。もちろん大卒だから良い仕事ができるとも限りませんが。しいて言えば、詐称を許容したという社会的責任に対する、企業の信頼失墜というところでしょうか(まあ、確かに大きいかもしれません)。これは極論になってしまいますが、出世も給料も割り切れるなら、高卒資格で就職してもよかったのでは?少なくとも企業にとっての損失まではなかったのではとまで思えてきてしまうのです。

…。なんだかいろいろと修正しているうちに少し答えが見えてきたような気もするのですが、ぜひ皆さんのご意見もお聞かせください。

今回の事件の、本質的な問題はなんだったのでしょうか?

A 回答 (5件)

企業ではなく、自治体での問題になっている件だと思います。



元々は、学歴が低い人にも仕事をあげようという意図で、高卒に限定して募集していたのに、大卒が高卒だと偽って、他人の権利を奪ったことが問題なのだと思います。

勿論、こういう制度が出来た頃と今では、学歴による構成非が違ってきていますから、未だに、この制度が続いていることそのものが問題なのだと思いますが、手順としては、この制度を無くすように働きかけるべきであって、手順を飛び越えて、勝手に奪い取るから問題になったのでしょう。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。今回の事件は自治体でしたね。ただ、ここの質問を検索してみたところ、「もしも詐称して就職活動したら?」という問いに、回答は「企業に損失がでる」という意見が多かったので、企業のケースも考えてみた次第です。

cuntachさんのおっしゃるとおり、確かに、雇用の公共性は詐称したことにより大きく損なわれますね。納得です。
この事件が明るみに出た時に、「事情があって高卒で働かなければならない人がいるのに、その枠をむさぼる」といった意見があったのですが、そもそも、そういう深い事情を持った人たちは、真剣に取り組むでしょうし、こんな詐称ごときのあおりを受けることは少ないと思うのです。むしろ、高卒枠があるからとりあえず受けとくか…、大学にも行けそうもないし、行きたくないし、というような考えの層が深刻な影響を受けているのではないかと…。それならば、詐称とはいえ、仕事もよりよくこなせるほうを選んだほうが雇用主にとって何かと良いのではないかな、と思ったのです。

でも公共性が奪われるという意見には至極納得です。公務員ですしね。ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/15 13:03

お役所の現実は知らないのですが、この問題について感じたことを書かせていただきます。



高卒の人を対象としているとする職務に、大卒者がつくことを排除するのは、そうすることにより大卒の人の(既得の)利益を守るという意味があると思います。

大卒として公務員になった人は、高卒の公務員とは、仕事の内容、収入、昇進等で差があるでしょう。大卒公務員が、仕事があまりできずモラールが低くても、大卒は大卒として処遇されます。逆に、優秀な人でも高卒である限り、大卒の人と同等には扱ってもらえないでしょう。組織を運営する人たち(大卒者が圧倒的に多いはず)は、大卒者の領域とされているところへ、優秀な高卒者に入ってきて欲しくないのです。大卒者の権益を守りたいのです。

つまり、大卒者と高卒者を厳然と区別しておきたいのです。そのため、高卒ワクの仕事に大卒者がつくことを、「学歴詐称」として排除するのでしょう。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なるほど~、なんだかよくわかります。
私もお役所の現実は知りませんが、いわゆるお役所的なプライドが理由というわけですね。これもまたとても納得です。

でも、高卒と偽って入った人は、出世や給料に関してそれなりの覚悟があったと思いますし、本当に(詐称なしで)高卒で出世する人材は相当優秀でないと難しいですよね?プライドはあるけど自信はないっていう典型の感じがしますね。私も普通に大卒ですが、あんまり変なプライドを持たないようにしようと思ってしまいましたf(^_^;)

ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/15 23:32

なかなか難しい問題ですが、やはり根底には社会的弱者であるとみなされる高卒者(実際そうかどうかは別として)に対する保護処置と言う意義が高卒枠にあるので、問題になっているのだと思います。



やや不適切な比喩かもしれませんが、就職の障害者枠に健常者の人が障害者と偽って応募したケースを想定したら、もう少し問題が明確になると思います。

とは言え、大卒者が大学卒業資格を自ら放棄する権利が無いと言うのも変なような気はします。実際起こっているのかどうか知りませんが解雇された大卒者が解雇無効の訴訟を起こしたら、帰趨はちょっと微妙ですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
障害者枠の例えはとてもよくわかります、なるほど、と思いました。
しかし、障害者の場合は自分の努力ではどうにもならない不可抗力が働いていますよね、でも、高卒の場合はどうでしょう?#3の方のリンク先に「高卒枠を設ける意図」という表現で書かれていましたが、やむにやまれぬ事情で高卒で働かなければならない高校生はまさにこの「意図」に合致するとして(前のかたのお礼にも書きましたが、こういう人は真剣ですから、今回の問題のようなあおりを受けることは少ないと思うのです。でも実際影響が及んでいたとしたら、これは大きな問題ですね)、ほかの高校生のなかには、働きたくないけど、大学行きたくないから働く、というひともいると思うのです。このような場合を弱者と呼ぶべきかどうか、そのような呼び名のもとに庇護するべきかどうか、考えさせられます。正直なところ、それならば、詐称したって、同じ試験を受けさせて、適切なほうを取ったらいいんじゃ?と思えてならないのです。

お礼日時:2007/05/15 13:37

↓のページも参考になるかと思います。


http://news.ameba.jp/2007/04/4264.php

この回答への補足

参照ページ読ませていただきました。
確かに、高卒採用の意図、というのはあながちわからないでもありません。しかし実際はその、「意図」を必要とする人口をはるかに超えた枠を設けているわけですよね?余剰の分は、仕事ができるかできないかという、もっと実情に即した、単純明快な基準で振り分けてもよいのではないかと思うのです。

しかし、「逆詐称」というのは、安定した職業を求めるがための、悲しい手段ですね。しばらく続いた不景気が根底にあるような気がします。

補足日時:2007/05/15 13:17
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一般的に求人の数は


 大卒>高卒>中卒
のようになっています。
企業側が一定の学歴を求めている傾向にあります。
そんな中で、雇用の拡大を考え某自治体は高卒者を対象に採用を行ったのにも関わらず、大卒者などが高卒と偽っての応募、採用となった。

つまり、公務員という人気の職種に大学生が群がったために、本来の目的を達成できなかった。という流れ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なるほど。すると今回は、自治体自体が目的を達成できなかったという部分に問題があるということなのですね。自治体と外部とのかかわりの中で、より良い人材を得るというのは、市民にとっても良いことのように感じるのですが。とはいえ大卒だから良いとも限りませんしね。

枠を広げようと思った、しかし達成できなかった、、、ロジックはなんとなくわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/15 13:13

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