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下記は春日大社の万燈会に関する記述です(網野 菊著「二月」)。
古くなって朽ちかけたような青銅の春日燈籠の、透かし彫りの雅やかな絵模様や文字などが、灯をともされると浮かび出て、それらの燈篭の一つに「伊賀守息女奉納」の文字を見出したことなど忘れがたい。

さて、お願いです。
何の説明もせずに「伊賀守息女」と「」を付けただけなのは、歴代の伊賀守の中に「ははぁ、あの事だな」と読者にも判る故事を残した父娘が居たのだと推測します。「伊賀守息女」に纏わる故事の類を、ご存知でしたら教えて下さい。
手掛かり不足で済みません。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 その本を読んだこともありませんし、春日燈篭の奉納者名を見たこともありません。

「伊賀守息女」に纏わる故事の類・・・知りません。昔、伊賀守と名乗った人は私称も含めると大勢居たと思いますので、伊賀守から辿るのも難しいでしょう。
 こんなようなことですので、すべて想像で申し上げますと、やっぱりNO.1さんのおっしゃる線が強いと思われます。
 どこの神社やお寺の燈篭などを見ても、奉納者を顕示する傾向が強いと思われます。肩書き、位階、住所地などを彫りこんだものも少なくありません。
 下のURLは浅間神社の石燈籠の奉納者のリストです。http://www.asahi-net.or.jp/~kw2y-uesg/sengenjinj …
 春日大社の場合は数が多く、奉納者の名前も↑このようなお歴々ばかりではないと思いますが、それでも家の主の名前ばかりが並んでいるのをずうーっと見て行くうちに「伊賀守息女」というのを発見したらハッとするんじゃないでしょうか。
 最初は「○○伊賀守息女」であったのが、○○が朽ちて空洞となり、「伊賀守息女」が残ったものか、それとも初めからそうであったのかは不明です。
 昔の女性は公式には名前がありませんので、みんな○○の女(ムスメ)ということになってしまいますが、肩書きや名前を顕示しているものの中に「伊賀守息女」をみると、つい、ここからいろいろなことを想像してしまいそうになります。貧者の一灯というわけではありませんが、このお姫様の信心の深さが感じられるように思います。
 
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この回答へのお礼

>>家の主の名前ばかりが・・・ハッとするんじゃないでしょうか。
 そんな気がしてきました。確かに、女性が公の場に出ることはないことを普段から承知していた人間には印象に残るかもしれません。今のところ断言はできないにしても、多くの方々が知る故事の類は無さそうなのが判りました。
 休日になれば調べてやろう、という方が居られるといけないので27日(日)24時までは締め切らないでおきます。お二人とも有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2007/05/22 12:05

昔は女性が表に出ることはほとんどないので、「伊賀守息女」(ふつうなら「伊賀守」として奉納する)「息女」として奉納したことに単に驚き

をもって忘れがたいと記したのでは?(全文がないのでよくわかりませんが)
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この回答へのお礼

>>昔は女性が表に出ることはほとんどないので
この視点は欠いていましたので参考になりました。説の一つとして考えられると思います。
有り難うございました。

お礼日時:2007/05/19 09:47

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