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教育再生会議などで、学力低下の打開策として授業時数を10パーセント増やすなどといっていますが、授業時間を増やせば本当に学力が上がるのでしょうか。少なくともうちの場合は、学校でない時間のほうが学習は集中してできそうです。土曜日も習い事や家族での計画、子ども自身による自由な時間など、今のままがいいと思っています。それに、学校では、どの教室にも、学習に興味関心を示さない授業を乱す子どもがいることは周知の事実です。クラスに1割いたら、まともな学習環境には絶対なりません。また、特別支援教育などといって(その考え方は賛成できますが、方法論として)その子どもたちの教育を学級担任に丸投げしたって担任一人で解決できるわけないことも、ちょっと考えればすぐ分かることです。このことは、学校の校長先生をはじめ担任の先生にはまったく非はないと思います。文句の言いやすい学校をストレスの発散のようにしている、一部のマスコミ、文句を言うことでお金をもらっている教育評論家、昔のことしか分かっていない一部の政治家、そしてクレーマ-と呼ばれる変わった人たちが起こした社会問題です。このような状況の中で、学校にいる時間を増やしても生活指導の時間が増えるだけで、せっかくの貴重な時間が奪われてしまう思いです。皆さんはどう思いますか。

A 回答 (6件)

 授業時間を増やしても何も問題は解決しないでしょうね。



 根本的なことを間違えてます。
 国や大人は、子供達に教育を受ける場を設け、保証しなければなりません。でもそれは結果までも保証すると言うことではないんです。学校で授業を受けさせたとしても、その内容を習得したかどうかは別の問題です。そこの所を勘違いして「授業の量=習得度」という前提に立っていること自体大きな誤りです。

「機会の公平」と「結果の公平」をはき違えています

 今の学校は「授業に出席している」ことが「内容を習得したこと」とイコールだと言う建前で運営されています。
 子供達は学校に来てさえいれば寝ていようが、遊んで授業崩壊させようが、期間が過ぎれば卒業できちゃいます。だからこそ、学校の授業に存在価値を見いだせない。
 教師は、卒業させなければ自分の責任になるから、赤点ばかりの生徒でも卒業させちゃう。そのことが自分の立場にあまり影響しないから、熱意にも工夫にも欠ける輩が出てくる。

 授業を行う教師と生徒が内容を習得したかを判定する人は、分けるべきだと思います。
 国はどんな子供でも教育を受ける場を保証しなければなりません。でも、その結果として内容を習得するかどうかは保証する必要はありません。むしろ、ダメな人はダメと正しく評価することこそが本当の公正ではないでしょうか。

 その点から目を背けている限り、教育の再生はあり得ないと思います。
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少し違った観点からの意見を述べます。

戦後の教育制度がよかったか否かは別にして、時代に合った(あるいは国情)にあった教育制度に変更する必要があるかと思います。過去とは違い、国民の多くが大学卒業以上という高学歴になってきています。そうすると、個々の価値観が異なっていること、また責任を他人に転嫁する姿勢が見られます。このような時代になると、学校教育(義務教育)は限定せざるを得ないように思います。したがって、学校教育と家庭教育と区別すべきかと思います(極論かも知れません)。

もう一点は、戦後、我が国では「平等」という概念が浸透してきました。しかし教育を受ける権利は平等ですが、個々の能力(学力)には、個人差があり、平等ではありません。また努力する人、努力しない人、あるいは努力しなくてもいい人、努力しないと駄目な人、様々です。しかし「平等」を強調するあまり、運動会などにおいて順位をつけること避けてきました。しかし現実の社会(人間社会)では、競争あるいは能力により評価を受けます。人間社会の自然のルールに戻すべきかと思います。

また高学歴社会になったためか、学歴だけを尊重し年功序列とまで言わなくても、年長者を敬う姿勢が欠けてきています。このことが、児童・生徒が教員を敬うことをしなくなった一因のように思います。したがって、教育する以前にクラスが崩壊しているようにおもいます。法律で体罰も禁止されている以上、教員は「言葉」以外では何もでません。教員の手足を縛りすぎのように思います。

しがたって、授業時間を増やすことも必要でしょうが、「能力別クラス」の編成や、授業に参加せきない子供を集めたクラスなど、多種多様なクラス編成が必要かと思います。高学歴の両親の一部は、学校教育に全てを任して家庭教育を全くしないとも聞きます。例えば、給食費を支払わない「権利だけを主張して義務を履行しない」親がいますが、このような親の教育から始めるべきではないでしょうか。一般社会と同じように法律やルールを著しく逸脱する人にはペナルティは必要だと思います。

教育現場では、教員の熱意の有無にも責任の一端があるかと思います。いつの時代からか、政治色の強い教職員組合ができていますが、組合は所詮組合に過ぎません。専従組合員なんかは即刻、教員から排除すべきかと思います。

表面的な問題もさることながら、その根本問題を解決しないと駄目なように感じます。授業時間を延長することも必要ですが、その他にも色々と改善すべき点がるように思います。

支離滅裂な意見を書いたかも知れませんが、国に任せられない以上、個々の家庭で教育していくしか他に方法はないように思います。政治や一部高級官僚の道具にして欲しくないと思います。
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No.3です。

言葉が間違っていました。
講義→広義  です。
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現場の声を聞いていただけたらと思います。


今回の提言で授業時数を増やすといっています。その原因は子どもの学力の低下。そのデータはOECDのテスト結果をもとにしています。
そもそも、ここ20年の間で学習の詰め込みの反省の元、もっと実生活に即した、状況に応じた行動がとれる資質を育てよう、といった趣旨で学習内容の削減、精選を行ってきました。
「学力」という概念は日本特有で、はっきりとした定義はされていません。それにもかかわらず、数字のみをみて上がった、下がったと騒いでいるのが現状です。学力の定義を定めず、なぜ、「学力低下」という論調がでてくるのでしょうか。
2002年度改訂学習指導要領において、子どもの学力は、点数で分かる知識、理解面だけではなく、関心・意欲・態度、など、表面化しづらいものまで含めた大きな枠組みで学力をとらえようとしてきました。だから、○×で測定できる問題ばかり解くのではなく、様々な状況でどう行動するかといったことまで学習しているので、昔のように延々とドリルや問題を解いて詰め込んでいたのとは状況が異なります。そのように講義で学力をとらえているのに、学力判定は○か×かのテストで実施しています。教育内容と評価内容が一致していないのに、学力低下と結論付けるのは早計だと思います。
土曜日まで学校に来るようになると、家庭はいつ子どもの世話をするのでしょうか。これらの提言は安倍首相のスタンドプレーにしかみえません。有識者の中にどれだけ現場の様子を知る人がいるのでしょうか。
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同感ですね。


教科書で教えるべき公式を増やしても、授業時間を増やしても、その前にちゃんと勉強を出来る環境を整えなければ何の意味もないと思います。

そもそも、この「ゆとり教育廃止」の契機となった、OECDの学力試験の順位低下、というもの自体が「学力低下」と直接結びつけることに無理のある部分が多くあります。というのは、過去の日本の結果と、そのときの結果を比較して「点数が下がった」わけではなくて、「順位が下がった」というだけである部分。さらに、ここで扱われた試験問題そのものが、日本の教育で行われているようなものとは大きく異なっていた、という2点があります。
その辺りを全く考慮せずに、ただ順位が下がった、順位が下がった、学力低下だ、学力低下だ、と騒ぎ立てたことが発端です。そして、そういうことを全く考慮せずに、「学力低下」を前提にした「教育再生」というのが、今の政権のやっていることです。この時点でまともな話ができるわけがありません。

私は、この方針は、本当に「学力低下」を引き起こす結果になりかねないと思います。
変な形での教育批判、教員批判などによってただでさえ忙しい教員の仕事量は大幅に増えています。さらに、今度は、教員免許の更新制度などが検討されています。そこへ来て、この授業時間の増加です。
一体、いつ教師は授業の準備であるとか、研究であるとかをすればよいのでしょう? 制度がコロコロと変わるだけでも、現場の教員は教え方の変更だとかを1から組み立てなおさなければならず、大変な労力を必要とします。今度は、それだけでなく物理的な量も増やす、ということです。
生徒の側の「貴重な時間」もそうですが、教師の側の「貴重な時間」も奪うだけではないかと感じます。
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そう思います。

「成立しない授業を減らす」ことをすれば、時間を増やさずに済むわけです。もちろん、成立しない授業を減らすのは容易ではありませんが少なくとも、成立しないかもしれない授業をこれ以上増やしてどうする、と思います。

一方で、塾に行っていることを前提とした昨今の学校教育や(我が家は事情があって塾に行けません)、学校教師が教えること以外の業務で忙しいのも、どうにかならないものかと思っています。進学先で勉強がもう少しわかるようになった我が子を見ていると、授業時間を増やす以外に、何かもっといい方法があるに違いないとも感じています。
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