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今年の春に90坪の土地を購入して5年後を目途に新築を計画しています。まだHMにしようか、地元の工務店にしようか決まっていませんが、まずは建物の工法から決めていきたいと思っています。今は建築技術も向上しているとは思いますが、これからの住宅は木造住宅が良いのか、鉄骨住宅あるいはコンクリート住宅が良いのかどれが良いと思いますか?

A 回答 (10件)

何を重視されているかに依りますが、耐震性だけを考えても、地盤との兼ね合いで最適な構造は変わります。


緩い地盤に、重い建物を置くのは耐震上良くありません。
もとが軟弱地盤の場合は、柱状改良などの地盤改良をした場合でも、棒の上に重いモノが乗った状態で、
不同沈下には有効ですが、地震などの災害時の横揺れには危険です。
どの程度の地盤に建てるかによって、最適な構造も変わってきます。
一般に、RC だと改良前の地耐力が粘土質で5トン、砂質で8トン以上は欲しいでしょう。
軽量鉄骨だと粘土質で3トン、砂質で5トン以上、それ以下の地盤に建てるときは地盤改良をしても木造の方が無難です。

また RC は結露の問題があります。コンクリートは建てて数年は湿気を吐き出します。
それに、湿気を外部に全く逃がしません。計画換気をしっかり考えないと健康上も良くありません。
RC 構造では、壁内結露のことを考えると外断熱が良いと思います。
内断熱にすると、断熱材とコンクリートの間に結露でカビが生える原因になります。
ただ外断熱の場合は断熱材を厚くしずらいので冷寒地には向かないと思います。
とは言え、硬質ウレタンの50mm程度を施工すれば、IV地域以南では全く問題ないでしょう。

また RC と言えども寿命があります。
コンクリートの水セメント比と、鉄筋のかぶり厚で40-100年程度で駄目になります。
大抵は 21-24N/m2 で、かぶり厚4cm程度なので 50-60年程度でしょうか。
耐用年数的には、木造でもキチンと作れば(作ってないところも多いですが)、
この程度か、それ以上の耐用年数になりますので、極端に長いわけでもないです。
しかも、RC の場合は、耐用年数が過ぎた後は資材を再利用できないので、
長いスパンでは廃棄のことも考えないといけないでしょう。

軽量鉄骨は、木造と比べると、上物が重いだけではなく荷重が柱に集中する構造です。
また、多くの軽量鉄骨の構造(一部違いますが)では、
地震の際の命綱として、フレームにブレースを入れています。
地震が起きたらブレースが確実に歪むので、歪みを治さずに放っておくと、
気がつかずに地震に弱い構造になっている可能性もあります。
制震のダンパーを入れているところもありますが、機械構造の劣化や寿命を考えると、
家の根幹を機械構造に任せるのは個人的に好きではありません。
建てた瞬間ではなく、長期の安全性を考えると、単純で頑丈なモノが一番安心できます。
それを考えると、僕は鉄骨ならラーメン構造が好きです。

鉄骨の場合も充填断熱にすると、
断熱材を厚くしても鉄骨が熱橋になって断熱効率を落とします。
外断熱にした場合も、あまり厚い断熱材を使えないので、
どちらの場合も高断熱には向かないと思います。
とは言え、これも多少の光熱費を犠牲にして、全館床暖房などにすれば快適に過ごせると思います。
また、鉄骨は火災の時には、一気に溶けて崩れるので、火災に対しては木造よりも弱いです。
しかし、どんな構造でも火災の時は窓から火が入るから、構造の強弱はさほど重要でないかな。

次に木造ですが、3階建以上だと RC か軽量鉄骨の方が良いと思いますが、
2階建までならキチンと考えて設計すれば、そこそこ耐震性は高く作れます。
木造は比較的軽く、鉄骨と比べると柱の一部でなく、土台全体に荷重が分散するので、
ベタ基礎にし易く、比較的弱い地盤でも対応可能というのも利点です。

木造は大きく分けると、在来軸組と2×4があります。
どちらの場合も、断熱性能や、家の寿命などは、施工の丁寧さや、部材の使い方でピンキリです。
例えば、建材は湿気に強い弱い、シロアリに強い弱いなどの特徴があり、
適切でない部材を使っているメーカーは意外と多いです。
また、施工の精度で性能も変わります。

昔は在来軸組と2×4の一番の違いは、耐震性と言われていましたが、
最近では在来でも構造面材を使うところが増えてきて、
耐震性という意味では構造よりも、間取りや設計に依存するようになってきました。
最近の構造での在来軸組と2×4の一番の違いは、
2×4の方が職人の技術によって出来上がりが左右されづらいことだと思います。
(これはプレハブにも言えることですね。)
一方、在来は職人の腕に左右されやすい反面、
間取りや将来のリフォームなどの自由度が高いです。

このように、どのような工法でも、一長一短はあります。
建てる地域、土地の状態、何階建かによっても、良い構造は変わってきます。
どんな場合でも、この構造が良いと言えるような構造は無いと思います。
また、同じ工法に分類される構造でも、建材、施工方法で全く性能は変わります。
更に、家は車などの工業製品と違って、一件たりとも同じ建て方ではありません。
いろいろな条件を考えて、最適と思える工法、工務店、メーカーなどを探して、
納得いく家を建てて下さい。
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鉄骨造の利点は、耐火構造が割安につくれます。

その反面欠点は音の伝わりやすさとコストになります。木造では部分的に鉄骨補強ができ、気密性も高くなっており、価格が低いため木造住宅が選ばれる傾向があります。計画規模や予算、地域等により構造を選択します。そのためどちらが良いとは一概に言えませんが、木造をベースに考えるのが基本かと思います。
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計画地の防火規制にもよりけりですが、鉄骨の住宅は熱橋が起きやすく、力技で断熱材等を強くして結露を抑える形が個人的にはあまり好きではありません。


鉄骨造の利点としては、耐火構造が割安に作れ、柱の距離が大きく撮れるという物理的な強度になります。その反面欠点は音の伝わりやすさとコストになります。
昨今の木造では部分的に鉄骨補強でスパンを飛ばしたり、気密性も高くなってきていますので木造住宅がオススメではあります。
計画規模や予算、地域等により構造は選択します。その為これが良いとは一概には言えませんが、木造をベースに考えるのが基本かと思います。
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構造から家を決めて行くのは、とんでもない間違いです。



まず、どんな家にしたいかが先です。広いLDKが欲しいとか吹き抜けが欲しいとか、広ーーいベランダが欲しい、あるいは防音の部屋が欲しい、趣味の部屋が欲しい、ペットと暮らしたい。
などいくらでも夢はあると思いますから、家族で相談して建築家に全てと予算を話し、それに合ったプランニングの中で自然と構造が決まってきます。
専門的に、この空間が必要なら木造ではむりだとか、広いベランダならとか、2階にお風呂など床はコンクリート良いとか、色々な要素を専門家の目で判断して提案してくれると思います。
逆に構造から決めればそれに合わせた間取りの家しか出来ませんし、
ハウスメーカーや工務店に話に行けば、そこの出来る構造を無理にでも勧めてきます。鉄骨系のハウスメーカーで木造は出来なかったりします。
全ての構造にも一長一短があります。
折角90坪もの土地に建てられるのであれば、専門的な目で親身になってくれる、どんな構造も知り尽くしている建築家にお願いするのが良いと思います。

他の回答者の方も、自分の場合はとか、構造的にとかの条件付での回答になりますから、質問者様が本当に望まれる事によって意味が違ってくると思いますので素人判断で決めるのは危険です。
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RCです。


絶対RCです。(すいません^^;専門なもんで)

最近のRCは液体ガラスコーティングなどで100年耐久を可能とします、木造では絶対必要な20年~30年後の修繕などほとんど必要なしでいけます。

地震に強い!!日本は地震大国ですしね、また阪神淡路大震災などでは倒壊で亡くなった方もいましたが地震後の火災でかなりの方が亡くなっています、RCは火災にも強いのです、近隣が火事でも木造のように被害を被る事はありません。

屋上緑化や外壁緑化も出来ますし光熱費のコストも低いので地球にも優しいですよ^^

確かに家を建てる場合高くつきます、が、家を維持するのは木造より断然安くつきます、また増築や改築も木造並みに出来ます。

RC住宅もご検討ください^^
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今でも住宅の希望する構造は70%以上木造だそうです。


でも、いろんな状況で他の建物を選んでいますよね。木造の耐久住宅に国も力を入れ始めているのでやっぱり日本の気候に合った木造が一番いいいと思ってます。
気候にも合うし、なんといっても音の響きが木造の家は優しいです。
コンクリート住宅の防音性能はいいのですが吸音のバランスが取れていないと赤ちゃんの声も反響してうるさく感じ、育児中の方には悪い影響があるなあと住んでみて感じました。

コンクリートも再生資源として有効なのでいいのですが将来は木が一番自然に優しい資源サイクルを確立できるのではないかと期待しています。現状は輸入材が多いですが林業を再生し、日本で木を育ててそれで家をつくるというサイクルができれば光合成によるCO2削減もできるし・・工業化住宅は木造よりも今までCO2を作り出してきたと思います。開発で山を切ることなどもうこれ以上やめる方向にして山を育て、日本の木の家を普及させることが出来たら・・と思います。
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地元の工務店で、木造がおすすめ。



なぜ地元の工務店がいいのかと言うと、
1)大手HMは、広告にものすごいお金をかけている。そのお金は、あなたが払うことになる。
2)営業さん・管理職など、直接、建築の作業をしない人の給料も、あなたが払う。
3)中間マージンをとりながら、どんどん下請けに投げていく。
4)結局、下請けは、結局、地元の工務店の大工さんや左官屋さん。

・・・というようにお金を抜かれて、たとえば5000万円払ったら、そのうち2000万円分しか、あなたの家にかけてもらえない。
上乗せの3000万円を払いたくなかったら、直接4)の地元の工務店に頼めばいいのです。

なぜ木造かというと、
1)鉄骨が強いというのは、幻想にすぎないから。火災に強いと思われていますが、熱でグニャっと曲がってしまいます。木も燃えますが、表面が燃えて炭化したら、逆に中は燃えにくくなるのです。1分間に0.7mm炭化していきます。燃えしろ設計といって、太い柱を使えばいいのです。耐震性だって、古民家などを見ると、しなやかに地震に耐えて来たのだとわかります。要は、構造が大切です。
2)人は、生き物ですので、やはり、自然の素材を使うのがいいと思います。外気温25度でマウスの子の生存率を比較すると、コンクリートだと5%、鉄だと50%、木だと90%だそうです。
3)木材は、二酸化炭素を固定するはたらきがあります。温室効果ガスを減らすためにも、ぜひ活用したい素材です。
4)金属の高騰で、値段が上がってきました。木材は良い国産材を選べば、逆に安いと思います。輸入木材の値段の半分は、船のガソリン代です。

以上が、私が3軒家を建てて、ようやくわかったことでした。
ということで、よく勉強されて、21世紀の家の建て方をしてくださいね。
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個人的な考えで言えば断然木造です。


人間が生活する上で木造ほど適した家はないでしょう。
幾ら文明が進化したとしても、鉄骨、RCが木造に敵うとは思えません。
手で触ってみれば、木の温もりが分かると思います。木は天然の保温・断熱材です。RCや鉄骨は触ってみると冷たいですね。
ある実験では木の箱、鉄の箱、コンクリートの箱でマウスを飼育したら、この順番で寿命が長かったと言う結果が出ているそうです。
木は息をします。正倉院の校倉造のように何百年もの長期に渡って書物が保存できているのも、木造のお陰だと思います。
木造は火災に弱いと考えられがちですが、木は表面が焼けて炭化すると中々内部まで浸透することはありません。これに対し、極言すると鉄骨は1500℃を超えると溶けてしまい形が残らなくなってしまいます。
地震災害にも耐えうるような設計がなされていますので、木造が弱いとか鉄骨が強いとかは言えないのです。
質問者さんがどんな家に住みたいのか?モデルハウス等を研究し、じっくり考えて答えを出されると良いと思います。
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質問者さんがどういったことを重視して家を建てたいのかわからないので、私本意の回答になりますが。


私は対災害性能を重視しましたのでコンクリートが良いと思います。

鉄骨は木造の柱が鉄になっただけで、たいしたメリットを私は感じません。
ただ少し2階に置いた時に安心感があると思います。

木造はコストメリットが大きい気がしました。

住宅展示場でそれぞれのメリットを聞けてパンフレットももらえるので、行ってみるといいですよ。
コンクリートは大成建設さん、鉄骨は積水ハウスさん、木造は住友林業さん、パネルはヘーベルハウスさんに話を伺いました。
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予算に上限がないのですか?


普通に接道のある土地であれば、私的にはRCにすると思います。
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