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先日お世話になったばかりなのですが、もうひとつ質問させてください。

インスタレーションの作品が、どのように「作品として成立しているのか」知りたいです。展示場所が変われば、箱詰めにされたパーツだけが移動することになりますが、「展示指示書」みたいなものをつけてパーツとセットで作品、ということになるのではないかと想像しています。この想像は正しいでしょうか? インスタレーションの作品を作ったことのある方、展示した事のある方、教えてください。

「指示書」の中身はどんな内容なのでしょうか。それも気になります。アレとコレの角度はこのくらいで、など細かい指示が明記されているのでしょうか?

A 回答 (2件)

現代美術ではなくメディアアートのほうのインスタレーションを制作している者です。

cottonfeelさんのお求めのお答えを提示できるか分かりませんが、もしよろしければご参照ください。

あくまで私のケース、メディアアート作品を展示するときのケースですので、お答えになっていなかったらごめんなさい。

まず、展示させて頂くことが決まったら、会場の関係者の方に事前に作品の企画書を渡しました。公募展の場合は展示が決まる前にこの企画書や自分のポートフォリオを出すケースが多いのではないでしょうか。
企画書には、
・作品のコンセプト
・作品のイメージをぱっと理解してもらうための以前の記録(そのときの写真や軽い解説、展覧会やイベント名などを記載)
・展示の細かい指示(作品の図面ですね。作品がどれくらいの大きさでどの位置に何を置くのかを具体的なサイズで、プロジェクタを置くのであればどのあたりを照らすのか、照明の位置はここですetc)
・お客さんのアクションによって動く作品であれば、どのようにしたらどう動くかのフローチャート図
・作品のシステム図(使用機材のリストとプロジェクタがパソコンと繋がっていて・・・などの配線図、それから忘れてはいけないのが機材それぞれのW数)
等を書くことが多いです。

この企画書があると、グループ展の場合はこの作家さんがどれだけの場所を必要としていて、明るい場所がいいのか暗い場所がいいのか、音を出す作品なのかなど細かいことが分かるので、主催者さんやギャラリーの方への参考資料になります。
そしてその企画書をもとにして、主催者さんやギャラリーの方が「この場所はどうですか?」「これくらいの暗さですがさらに遮光が必要ですか?」などなど、展示に関する質問を作家側に投げてくれます。

指示書は作品ではないと個人的には思いますが、展示をお手伝いしてくれる方や展示の企画をして下さる方、ギャラリーの方には必需品になりますし、自分の後々の記録にもなるのではないでしょうか?

作品の図面は公開している作家さんもいると思いますので、調べてみてはいかがでしょうか?
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作者が生きている場合(現代の作家)である場合は、本人が展示場に出向いて直接指示することがあります。


細かく指示を出している様子の写真やVTRを、美術館やテレビ番組で見たことがあります。
(インスタレーションでなく絵画でも、壁に飾る位置や高さを指示する)

作者が来られない場合は信頼できる代理の人が来ることもあるようです。
向こうの美術館側のキュレーターとか。

私は客の側なので、あんまり詳しいことは分かりませんが。
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