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遷移金属カルボニル錯体は18電子則において安定である、と教科書に書いてあるのですが、この原因が何か分かりません。配位場理論で考えてみると確かに18電子はいるとd軌道の非結合性軌道でいっぱいになり、その上の反結合性軌道には入らないので安定なのかもしれませんが何故このようになるのでしょうか?π結合なんかも考慮してのことなのでしょうか?

A 回答 (2件)

実際に安定に存在するカルボニル錯体を探すのが第一ですね。

金属がMとだけかかれていて、d電子の数がわからないのでは18電子則も数えようがありませんから。

うろ覚えですが、カルボニル(CO3ではなくCOね)錯体は
・6配位八面体
・5配位三方両錘
・[(CO)4M(μ-CO)2M(CO)4]の架橋錯体
が多かったような。


あと、改めて質問文を読み返してみたのですが、
・18電子則を満たすとなぜ安定なのか?
・カルボニル錯体はどのような時に安定に存在するのか?
・π結合性の効果は?

以上の疑問が混在(混乱)しているようにも思えます。
一番の疑問は何でしょうか?
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今回の安定に存在するカルボニル錯体について、



・18電子則が成り立つとして、その電子の由来は?(金属の3d、配位子の供与電子)

・中心金属の形式酸化数

以上2点を確認してみてください。

18電子則は確かに錯体の安定性を評価、推測する上で重要なものですが、「後付け」もできます。今回の例では

1.安定に存在するカルボニル錯体が単離された

2.安定に存在しているのだから18電子則を満たしているに違いない。

3.18電子則を満たすような電子構造を考えてみよう(π逆供与など)


という流れが論理的かと思います。ですので、教科書の表現にはやや、違和感を覚えます。

この回答への補足

あくまでも一般的ということで遷移金属はMとおかれていました。形としては6配位八面体型で考えてみるとうまくいきますかね?M(CO3)6という感じで。

補足日時:2007/06/17 16:08
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