外交官になりたいのですが...
私は今高校生なのですが、将来は外交官になりたいと思っています。
そこで質問なのですが、
外交官になってアメリカなどの大国で勤務しようと思うなら、
国家試験I種に合格しなければなりませんよね...。
やはり外専に合格するだけでは中小国での勤務止まりになってしまうのでしょうか。
また、国Iに合格するには法学部などのほうが有利なのでしょうか。
というのは、私は今まで外大もしくは外国語学部に進学したいと考えていたのですが、
外国語学部では外専は有利だが国Iは難しいということを聞いたので
少し考えてしまいました。(法律を学べないからですよね)
それに東大レベルでないと難しいとも聞きました...。
どなたかご回答よろしくおねがいします。
以下、少し長くなりますが質問にお答えします。
外務専門職と一種の違いについて。
質問者さんは、専門職だと大国での勤務ができないとお思いですが、そんなことはないですよ。私の知人の専門職省員で米英仏といった先進大国の大使館で勤務している人はいます。では、専門職と一種で何が違うかというと、館内・省内でのポジションです。
専門職員が特定の地域・語学の専門であることを求められているのに対し、一種職員に求められているのはマネージメント(政策面、組織管理面双方)能力です。たとえば、アジア大洋州局の幹部の場合、中国、タイ、インドネシア、オーストラリアといった利害関係も歴史的背景、文化も政治システムも異なる複数の国に対する外交政策を国益の観点から総合的に調整し、立案しなくてはなりません。中国のことなら詳しいけど他はちょっと・・・という人では困るのです。一種職員は総務班長、首席事務官、課長といったキャリアパスをつんでいく過程でそうした政策マネージメント能力を身につけていきます。一方専門職の人たちは、専門知識に裏打ちされた情勢分析等を上司たる一種職員に披瀝しインプットすることで彼らをサポートします。マネージメントを行う一種職員、専門家として彼らを支える専門職員、どちらが欠けても仕事は回りません。
なので、質問者さんが特定の地域・語学を究めたいのなら専門職を、もっと総合的なマネージメントに携わりたいなら一種を目指すのが良いと思います。
国Iについて。
ご存知のとおり、国I法律職は合格者のうち法学部出身者が多くを占める試験ではありますが、法学部出身でなくとも予備校などを利用して効率的に勉強すれば合格可能です。私自身、試験の職種と全く関係のない学部出身でしたが合格することができました。なので、外国語学部でも問題ありません。ただ、個人的には、外交実務における語学はツールだと思っているので、それを学問として4年間費やしてやることにどれだけの意味があるか疑問があります。
またよく言われる学閥ですが、東大でなければ合格できない試験ではありません。一定水準の事務処理能力があることを見る試験なので、まったく無名の大学から合格者がでることは稀ですが(大学の偏差値水準とこうした事務処理能力はそれなりに相関関係があります)、そこそこの大学、明治、青山、中央程度の学力水準があれば十分合格可能です。国Iの場合、試験に合格するだけでは駄目で、各官庁(外務省)が行う採用面接にパスして内定を貰う必要があります(ちょうど先日からこの採用面接、いわゆる官庁訪問が始まりました)。この官庁訪問でよく言われるのが、「東大でなければ内定を貰えない」という風説ですがこれは嘘です。少なからぬ人員と時間を割くコストを考慮すれば、東大生を優先的に採用することに何のインセンティブもありません。そうしたシグナリングを利用するのであれば採用面接など行う必要がありませんから。外務省に限らず組織が欲しいのは有能な人材です。ですから質問者さんが官庁訪問において自身の有能さをきちんとアピールできれば大学に関係なく採用されます。
最後に閨閥について。昔ならいざしらず、今は少なくとも採用において閨閥などありません。メディアが面白おかしく伝える内容を真に受けないように気をつけてください。
この回答へのお礼
ご回答ありがとうございます。とても分かりやすく今までの疑問が軽減しました。
やはり国Iのほうがポジションは上のようですね。国Iを目指そうかなと思います。
外国語学部についてですが、恥ずかしいながら今まで"外国語"というものに執着し憧れていたので、ずっと進学したいと思っていたのです。ですが確かに4年そこらだと中途半端にしか学べませんよね。それに就職も良くないみたいなのでもう少し考えてみようと思います。
しかし法学部などに進学した場合、語学はどう学べばよいのでしょうか。外国で勤務するには語学が必要ですよね。
東大でなくてもよいと聞いて安心しました。閨閥もないのですね。実力勝負で頑張りたいと思います。
ここに外交官関係の仕事をしている人がいるとは思えませんが、私が聞いたことがある話では、外務省には閨閥があるそうです。
(1)閨閥であって容姿端麗
(2)閨閥であって容姿端麗でない
(3)閨閥でなくて容姿端麗
(4)閨閥でなくて容姿端麗でもない
といった順番でしゅっせがきまるそうです。まあ、これは冗談なんでしょうが、何々流(アメリカンスクールやチャイナスクール)などの閥に取り込まれなければそっから先はあまりなさそうです。
また国Iはどういう訳か圧倒的に東大法学部出身者が多いです。またその後の出世も東大法学部が事務次官を勤めます。その他の同じ東大でも経済学部やその他の大学は弱い(人気のない省庁に行くのが多いです)
また、合格者名簿の上位から強い省庁(人気があって権力がある)が選ぶので、ますます東大法学部以外は出番がなさそうです。あくまで傾向ですが。
アメリカは日本にとって最重要国ですからそれなりの人物でなければ任せられませんよ。
この回答へのお礼
ご回答ありがとうございます。
やっぱりこのレベルになると実力だけでは難しいようですね(・v・;)
東大法学部ですか...
外交官になるのはなかなか厳しそうですね。
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