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CB400SFは53馬力、CBR600RR(フルパワー)は117馬力だと思うのですが、
同一形式のエンジン(水冷4stDOHC4バルブ4気筒)で200cc違うだけで馬力が2倍以上になっているのでとても驚いています。
自分の知識ではキャブ・マフラー・エンジンの圧縮の違いぐらいしか考えつかないのですが、いったいどういう部分が出力差につながっているんでしょうか?

A 回答 (7件)

馬力規制については他の方が書かれていますので別の観点から。



まずCB400SFに搭載されているエンジンですが、ベースとなっているのは
1986年に発売されたCBR400R(エンジン形式「NC23E」)のモノです。
これは最新型CB400SFのエンジン形式が、依然「NC23E」である事からもわかります。
つまり改良が重ねられてきたとはいえ、エンジンベースは21年前のモノです。

一方で「CBR600系」のエンジンは、
エンジン形式「PC25E」1987年、
エンジン形式「PC35E」1999年、
エンジン形式「PC37E」2003年、
エンジン形式「PC40E」2007年、
と、少なくともエンジンが3回は刷新されています。

ここで”リッターあたりの出力”を単純に比較してみますと、
「600cc=117馬力」に対し「400cc=78馬力」の計算となりますが、
例えば、「NC23E」を積んだCBR400RRに
HRC製キットパーツを組んだレース車両が、当時最強の「75馬力」といわれていました。

しかし現在のレベルで比較すると、このレース車両「400cc=75馬力」でさえ、
最新型とはいえ市販車にすぎないCBR600RRに対して
”リッターあたりの出力”では、もはや劣っています。

かたや1986年式改良型エンジン、かたや2007年式最新型エンジンの比較となると、
エンジンポテンシャルの差は『推して知るべし』です。

さすがに”2倍以上の差”とはいかないまでも、
「エンジン基本設計で21年分の差」は確実に存在すると思われます。

また、そもそもCB-SFの場合、最高出力重視ではなく乗りやすさや見栄えを重視したエンジン設定です。
このため、CBR系のエンジンをCBーSFに載せるにあたり、主に「吸気系の改良」がありました。
具体的には、CBR系では高出力に有利な
ストレート吸気ポート+ダウンドラフト(下向き通風型)キャブレターであったのに対して、
CB-SFでは「エンジン性能よりもネイキッドバイクで重要な見栄えを最優先させた」とのことで、
性能面では不利であるにも関わらず、吸気ポートをわざわざカーブさせて
ホリゾンタル(水平型)キャブレターに換装されています。
他に、吸気ポート径を「29φ→26φ」と絞り低中速重視へのセッティング変更、
扱い易さを重視し「クランクマス70%増し」等々、高出力を狙うセオリーからは少々外れた設計です。

一方でCBR600RRの場合は、
「ダウンドラフト吸気」は当然として、「軽量浸炭ナットレスコンロッド」や
「鋳造スリッパー型ピストン+サイドスカート二硫化モリブデン着床」等、
「NC23E」(CB400SF)には採用されていない近年の技術が
出力向上のために多々採用されています。
また「(国内仕様も含め)設計時から高出力に狙いを絞ったハイオク仕様」というのも
117馬力を獲得できた要因のひとつでしょう。
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この回答へのお礼

元々の血統が違う上に、設計年度も違うためということですね。
ダウンドラフト吸気や軽量コンロッド・など勉強になりました。
ありがとうございました!

お礼日時:2007/06/24 14:52

とりあえず実体験ですが、私はGPX750という古いバイクに乗っておりますが、


わりと最近のCBR600に関して、全域で負けてます。何をやってもです。
加速、最高速、コーナリング、燃費、発熱…お話になりません。
Uターンと快適性くらいはマシかもしれませんが。

時代の違いでしょう。スピードという観点でそれほど進歩していない
CB400SFです。CBR600とは歴然とした差があります。恐ろしいくらいに。
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この回答へのお礼

時代の違いですか~。
参考になりました、ありがとうございました!

お礼日時:2007/06/24 14:50

昭和62年から平成2年ごろまで400ccは規制値が59PSでしたが実際は67PSとか出ているのもありました。

そう考えると規制をかけなければ70PSは軽く出ると言うことと思われます。確かに昨今の600ccクラスは素晴らしいものがあります。しかし、カタログデータだけで乗りやすいかは???です。中低速トルクを増やして街中でも乗りやすくしている場合もありますのでどちらが良いかはわかりません。
ほとんどの場合デチューンとしては吸排気系を抑えて(吸い込みにくく吐き出しにくくして)パワーを抑えます。それに伴って点火系の設定を変えています。圧縮はかえられませんからね。あるとすればラムエアシステムをフルパワーが導入しているとかですね。たぶんそのくらいだと思いますよ。
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この回答へのお礼

カタログ値と実測値が全然違うというのはよく聞きますね。
参考になりました、ありがとうございました!

お礼日時:2007/06/24 14:53

CBR600は国内販売仕様が存在します


それは69馬力です
同じバイクでもこれだけ違うんですね
どうやって押さえているのかは 
「CBR600 フルパワー化」でぐぐってみてください
吸気、排気、コンピューターで激変します
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この回答へのお礼

分かりました調べてみます。
参考になりました、ありがとうございました!

お礼日時:2007/06/24 14:55

只の馬力規制です。


機械的な違いは無いと考えても良いです。
実際は53ps以上出ている可能性が高いです。
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この回答へのお礼

やはりそうですか・・・。
参考になりました、ありがとうございました!

お礼日時:2007/06/24 14:55

こんにちは。


私の乏しい知識では、より多くの混合気を吸入し、効率的に燃焼させ、次の行程のために効率的に排出させることがキモだと思います。
そのためにキャブの形式(インジェクション)、インテークマニホールドの形状、燃焼室(ピストンヘッド、バルブも)、エキゾーストやサイレンサーの形状、フリクションロスや部品の材質、軽量化、レブリミット等いろいろな要因によりその差が出るのでしょうね。
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この回答へのお礼

なるほど勉強になります。
参考になりました、ありがとうございました!

お礼日時:2007/06/24 14:56

日本国内販売されている、原付・原付2種・中型バイクの馬力については、メーカーサイドでの自主規制によって、出力を抑えた状態での出荷となっています。


マフラー・エアクリーナー・キャブ設定・コンピューターの設定によって馬力を抑えています。

それに対してCBR600RRのようなバイクには自主規制が在りませんので、メーカーとしても持てる技術がそのまま表現できるようになっているのです。

よって、本当の性能的には倍以上にはなりません。
CB400SFもメカチューンをすれば、それ相応の馬力が出せるようになります。
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この回答へのお礼

国内仕様と海外仕様の違いもあるのですね。
参考になりました、ありがとうございました!

お礼日時:2007/06/24 14:57

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