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東京の音大、ピアノ科の2年です。苦労して入ったはずの音大なのに、最近、音楽に対して意欲が湧きません。大学もサボリがちだし、ピアノもレッスンと本番が控えているから「仕方なく」練習しているという状態です。
私が今の音大を目指し始めたのは小学生のときでした。その当時付いていたピアノの先生のススメです。先生の出身校なんです。自分のハッキリとした意思で選んだ道でないせいか、最近は音楽をやっていても「人にやらされている」と感じてしまいます。自分には音楽は向いていない。才能があるわけでもないし、こんな気持ちでは将来、音楽の仕事には就けない。就きたくない。
その反面、最近は心理学や文学に興味が芽生え始めました。文章を書いたり、本を読んだりするのがとても楽しい。そういう勉強にはとても意欲が湧くんです。短い文章を書いて雑誌に送ってみたら、小さな賞もいただけました。
そこで私は今の音大を辞めて、文学部を受験したいと考え始めました。文学部に進めば、趣味の合う友人も見付かるはず。そう思って最近はそのことばかり考えています。
だけど音大を辞めることは先生や周囲の期待を裏切る事になる。田舎にも帰りにくくなりそう……。ジレンマを感じています。
音大を辞めること。皆さんはどう思われますか? アドバイスお願いします。(長くてすみません)

A 回答 (6件)

皆さん賛成派のご意見が多いようなので、あえて反対の意見を書かせていただきます。



まず、文学部は文学をしません。

と、いうよりも、正確に言うと、質問者様が今やられているような「自分の自由なペースで、自由なときに、好きな本が読めて、好きなことが書ける(しかも退屈への反抗のツールとして!)」こととは違う、ということです。

当然質問者様は大学生でいらっしゃいますから、大学の「システム」はお分かりであると思います。文学部であっても、門は違う格好をしているかもしれませんが、その後に続く道は、現在、質問者様が通られている道と似たようなものかもしれません。

>ピアノもレッスンと本番が控えているから「仕方なく」練習しているという状態という部分から推測すると、質問者様はきっと「単位」や「レポート」など自分を縛るものから逃げ出したくて仕方が無いのではないでしょうか?

それが、たまたま逃げ道として、文(学?)という道が見つかった、というだけのことではないのでしょうか?

私自身もそうですし、私の友人にも、他の大学や、職業から逃げて逃げて私と同じ大学にたどり着いた方を見ていますと、逃げること自体は何の解決にもならないようです。大学を変えても変えることそのものによって単位がもらえるわけではありません。学科を変えたことによって頭の中が一夜にして変わるわけではありません。

ただ、状況が変わることによって人生が前に進んでいると勘違いしているだけです。つまり、同じ場所をぐるぐると回っているだけということです。

もし仮に質問者様が「自分のハッキリとした意思で選んだ道」を歩みたいのでしたら、中退されて他の大学に行かれても「こんな気持ち」を持ってしまうかもしれません。

普通の職種につきたいのでしたら一般の大学をご卒業なされたほうがいいかもしれませんが、現実的な学問としての文学ではなく、自分のセカイとしての文学を創りあげたいのであれば今の大学に通いながら、それを少しずつ積み上げていかれればいいのではないでしょうか。

雑誌や賞などに応募されていくうちに、担当者や同好の士自然とできてくると思いますし。大学に単身乗り込んでみても趣味のあう友達が見つかるとは限りません。いい奴はコンパとバイト、サークルに明け暮れ、時間のある奴は話が通じないような変な奴ばかりかもしれません。何の脈絡もなく大人気になるかもしれませんし、大学生になってまでいじめられるかもしれません。こりゃだめだ、と思ったうえで大学にて履修する文学に対し才能がないことが分かったら、一体どうしますか?また違う大学に行きますか?

しかしながら(ここまで書いておいてなんですが)才能は全てをひっくり返します。大学を辞めようがなにしようが一回大きな賞を取ってしまえばそれでいいのです。きっと、中退した大学からも大学案内に名前を載せてもいいか連絡が来ると思います。

まあ、その才能が永遠でないことがあるということが問題なのですが…
(高名な賞を取った作家がその後啼かず飛ばず、というのはよくある話です…。)
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この回答へのお礼

『与えられた場所で生きられない人間は、何処に行ったって生きられない』とは確かに思うんです。サボっているのは、自分がだらしないからって部分もある。
レポートならいくらでも出すんですが、テストで歌えって言われると、怯みます。毎週やってくるレッスンからも逃げたいと思ってる……。
多分、辞めてもこのまま音大にいてもどちらにしても辛いだろうな、と思います。
うーん、考えてみます。丁寧な回答本当にありがとうございました! 参考になりました。

お礼日時:2007/06/23 18:29

音大ですと、同じ大学に文学部の学生がいるわけでもなし、残念ですね。

総合大学でしたら、いろいろな学部の学生がおり、交流もできるのですが。
音楽の才能がある方で、文学の才能がある、すごいですね。私のアドバイスですが、作曲の道に進まれてはいかがでしょうか。作詞・作曲の両方を自分でするのです。作曲科に移るのが難しければ、ピアノ科のままでよいと思うので、音に対する感覚を磨いていけばよろしいかと思います。ドビュッシー、ラベル、スクリャービンあたりの和音の色は、音大ピアノ科くらいの力がある方にしか感じられないものだと私は思います。ぜひピアノの技能でその音の色の多様性を感じ取りながら、それらの音の色を生かした曲作りをし、新しいファンタジーっぽい世界を想像してくださることを期待しています。
ところでどのような文学が好みですか? また賞をいただいた文章はどのようなジャンルですか? 
またもっと社会的な生活をすることで道が開けるかもしれません。別の大学のサークルに入る、なにかの仲間を作る、そこで出会った人々には文学部の学生がいて情報を得ることができるかもしれないし、またそのように特に大学生の時に出会った人との交流は、以後たとえ作家活動に進むとしても必ず糧となるにちがいありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
作曲ですね。憧れます。ですが、残念なことに音感というかな、私にはそういう音楽の才能がないんですよ……。どちらかというと苦手。
楽譜と時間さえあればスクリャービンだって弾けます。子供の頃から積み重ねてきたものがありますからね。
ですが、作曲や即興演奏、歌になるとてんでダメです。和声やソルフェージュの授業は落ちこぼれ。和声感がなくて今、四苦八苦しています。
ラヴェルの透明感を小説でやりたいとは思いますが……。
文学と言いますか、小説は福永武彦の「草の花」と村上春樹が大好きです。ドストエフスキーや夏目漱石は読んどいて損はないと思ってちょこちょこ読み続けています(笑)。
後は音楽関係でロマン・ローランとか。放って置くと純文学ばかり読んでしまうので、最近は推理小説とかSFとかの代表作も押さえて置こうと少しずつ読み始めました。軽いのも好きですし。京極夏彦にもはまりましたね。雑食か。?
えっとですね、何だか大げさに書いてしまったようですが、私、まだ一度も短編小説(原稿用紙三十枚)を書き切ったこともない文芸初心者です。
賞と言っても、前記したように、毎月公募雑誌がやっているシナリオ講座の優秀賞。内容は、毎月お題が出て、それに沿って原稿用紙一枚半の脚本を書くというものです。八十人応募があったうち、選ばれた十人の中の一人。
というわけで、私に文芸の才があるかどうかはまだ不明。好きですが。
今は、周りに本を読む子がいなくて寂しい。他大のサークルにはとっても興味がありますね。憧れる。ですが、なかなかきっかけがなくて……。東京に人脈があるわけでもないし。でも、ただ待っているだけじゃ何も変わりませんよね。そろそろ動き出さなきゃ。
長くてなってしまいました。無駄話が多いかな……。丁寧な回答、アドバイス、本当にありがたいです。参考にさせていただきます。

お礼日時:2007/06/23 23:59

#4のお答えに賛成です。


もらった「小さな賞」を足がかりにしましょう、どんな賞でも出版社と結びついています。そこで作家として生きるためにはどうしたらいいか聞くのです。
文学部を出て作家になる人はほんの一握りで、医学部などが圧倒的に多く、工学部や経済学部の方も多いです。
音楽を止める必要はありません。二足のわらじを履きましょう。作家としてどうしても音楽をあきらめなければならないほど忙しくなってから、音楽を止めても充分です。
音楽の素養は作家生活に必ず役に立ちます。
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この回答へのお礼

二足のわらじ、ですか。そうですね。迷うならそうするのが一番なのかもしれない。
作家になるなら、(本気で作家を目指すかどうかはまだ気持ちが固まらないのですが)音楽は強みになりますよね。

ただ、自分で勉強しているとどうしても偏るし、独学には限界を感じます。
作家を目指すなら、もっと総合的な知識が必要なんじゃないかって思うんです。
政治や経済なんて全く分からないし、実際小説を書いてみて、心理学の知識があればとも感じる。
頭が足りない分……一般教養をもっと身につけたい。もっと色々知りたい。もっと勉強しなきゃ。と焦りを感じます。

でもそれを、大学で学ぶ必要はないんですかね。no.1の方がおっしゃるように聴講生や通信講座とかそれこそ本を駆使して学ぶべきなのかしら。
no.4の方がおっしゃるように、大学だと自分に必要なものを必要な分だけ、自分のペースで、なんてわけにはいきませんもんね。

うん、悩む前にまずは出版社に行ってみなさいということですね。
そんな簡単に出版社の方は会って下さるものなんですか……?
会社なんて訪問したことがない、右も左も分らないヒヨッコなので緊張します……。そこが頑張りどころでしょうか。

ありがとうございました! 参考になりました。

(補足にするべきだったかな……。)

お礼日時:2007/06/23 19:41

いいと思いますよ。


音大は、学校としての性格上、中退者は少なからずいるでしょう。
しかも今回のケースは、嫌になったから辞めるのではなくやりたいことのために辞めるわけですから、前向きな判断と言えるのではないですか。
>短い文章を書いて雑誌に送ってみたら、小さな賞もいただけました。
これがすごい。
細かいご事情を知らないので無責任に中退と再受験をおすすめするわけには行きませんが、文学の道を考えることには大賛成です。
無責任に音大をすすめた先生に気をつかうことないんじゃないですか?実家の方々のことを気にされてますが、あなたがやりたいことを胸を張ってやっていれば、みんな受け入れるんじゃないですかね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
いやあ、賞は本当に小さなものなんですよ。公募雑誌が毎月やっている、原稿用紙一枚ちょっとのシナリオ募集で。八分の一の確立。
ええ、家の親はありがたいことに私が本気でやりたいと言えば、何でも応援してくれるような親なので、大丈夫だとは思うのですが……。
勇気付けられました。ありがとうございます!

お礼日時:2007/06/23 18:12

まず私が思うことをまとめると、中退してもいいのではないか、と思います。



中退せず、嫌々ながら(言い方が悪ければすみません)の授業でサボったりするまま授業料だけを消費するのと、すっぱりと大学をやめ、文科系の進路へ進み充実した生活を送るのでは、どっちがいいか、と考えると、私は後者だと思います。

私も小さいときからピアノを習っていますが、基本的にあまり好きでないらしく、習っている期間に見合った実力はぜんぜんついていません。

発表会が近いから、仕方なく練習する、という感じです。
それはとてもめんどうで、(完成したら嬉しいですが)今までレッスン料を払ってくれた親に申し訳なく思うときもあります。

「あー、ピアノの練習しなくちゃいけない」と、日常に仕事が増えたようになってしまうんです・・・

そのようならば、私は中退したほうがいいかな、と思います。
私のお母さんが、「進んだ道が違うと思うなら、いくらでもやり直していい」といっていました。
だって、音大に入ってみなければ音大に入った後のことは誰にも分からないですしね。

中退後、文学部に進んだときに、そこで一生懸命、音大でできなかった分の勉学をする姿を見せることができれば、周りの人もきっと見直すと思います。

それに、周りの人の期待なんか気にしてはいけない。あなたの人生はあなただけのもので、周りの人にはアドバイスはできても、あなたの進路を決定する権利はありませんよ!!

今音大に進んだことを後悔しているのなら、「なぜ私は音大になんて進んだのだろう」と思ってはきっとつらくなります。

「過去に何ができたか」ではなく、「今から何ができるか」ですよ!

音大に進んだから、あなたは文学に目覚めた。賞ももらえた。それで十分、音大に行った意味はあるのではないでしょうか?
入るために苦労したことも、費やした時間も、絶対に無駄じゃないはずです。

音大を辞めたあとに、「やっぱりピアノが好きだ!」と思うのなら、ただ弾き続ければいいだけのこと。本当に好きならば、学校に通ってなくても弾きますよ!

私は文字を打っているだけですが、実際その立場に立っているあなたはきっとすごくなやんでるでしょう。
周りの人に言い出すのは、すごく怖いと思います。
こんな文章でしか励ますことができなくて、もどかしいです。

応援しています。まだまだ若い!なぜやり直すことがいけないのですか?

選びなおした道で、全身全霊をかけて努力すればいいんですよ!!

と、私は思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。勇気付けられました。とっても嬉しかったです。 
参考にさせてもらい、もう少し考えてみたいと思います。

お礼日時:2007/06/23 17:56

>音大を辞めることは先生や周囲の期待を裏切る事になる。

田舎にも帰りにくくなりそう


「もったいない」というのが率直な感想ですが、すべてはご自身の人生です。
上記にあるように周囲の方々のための人生ではありません。
意欲が沸かないのではしょうがないと思いますが、一旦休学など音楽と距離を置くという選択はないのでしょうか?
その間、別の大学の文学部の聴講生になるという考えもあるのではないかと思います。
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この回答へのお礼

聴講生ですか。それは思い付きませんでした。面白そう。
参考になりました。回答、ありがとうございます。

お礼日時:2007/06/23 17:52

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