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今簿記の勉強をしています。

決算時に↓の様な仕訳がありますが(2)と何が違うのでしょうか・・?


仕入/繰越商品
繰越商品/仕入

(2)
期首商品棚卸高/商品
商品/期末商品棚卸高

A 回答 (2件)

 ご質問の二組の仕訳を、(a)(b)の符号でまとめ、表示させて頂きます。



(a)『 期首商品棚卸高/商品        
    商品/期末商品棚卸高 』

(b)『仕入/繰越商品  (=期首商品棚卸高の数値)
    繰越商品/仕入』 (=期末商品棚卸高の数値)

 これら仕訳取引は、決算整理仕訳と呼ばれます。
 決算期内の商品売上高に係る売上原価の算定------------------(I)
 試算表にある前期末商品残高を今期末商品残高へと移行---------(II)
 このふたつの役割を同時に果たすものです。

(a)の 期首商品棚卸高 ・ 期末商品棚卸高
(b)の 仕入
 これらは、その期の売上商品に係る原価の値を算出させる役割(I)を持ちます。
 具体的に、数式で示します。
(a)当期商品仕入高 + { 期首商品棚卸高-期末商品棚卸高 } = 当期商品売上原価
(b)当期商品仕入高 + { 借方仕入-貸方仕入 } = 当期商品売上原価

(a)の 商品
(b)の 繰越商品
 これらは、前期末の(繰越)商品残高に加減算されることで、
 今期末の(繰越)商品残高を算出させる役割(II)を持ちます。
 具体的に、数式で示します。
(a)前期末商品棚卸残高 + { △(貸方)商品+(借方)商品 } = 当期末商品棚卸残高
(b)前期末商品棚卸残高 + { △(貸方)繰越商品+(借方)繰越商品 } = 当期末商品棚卸残高

 (a)の仕訳も(b)の仕訳も、果たす役割は同じです。
 ただ、現在のところ、主流は(b)の仕訳で、(a)は、一般的には使用されません。

(b)の方法のように、本来の商品勘定を使用せず
 商品を購入した時は仕入
 商品を販売した時は売上
 決算日の在庫は繰越商品
 と、3つの勘定科目を使用して売上原価を算定する方法は、「三分法」と呼ばれます。
 この仕訳は、日商簿記3級以降、商品売買の分野では頻繁に出てきますので、学習を始められるのなら、これを機会に憶えておくとよいでしょう。
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言わんとしていることは一緒です。

ただ、(2)のように仕訳をきることはないと思います。
上の仕訳を説明するために、解説に載っていただけではないでしょか?
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