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トリフェニルメタノールと塩化アセチルの反応についてです。

塩基存在下でエステルが生成するという反応については
調べることができたのですが、
ベンゼンを溶媒として
トリフェニルメタノール中の水酸基が塩素と置換される、という
反応の反応機構を調べることができませんでした。

自分では、
(1)水酸基の水素が塩化アセチルの中心炭素を求核攻撃、塩化物イオンが発生
(2)塩化物イオンがトリフェニル化した炭素を求核攻撃、同時にC-O結合が切断

というステップを踏むのかと考えたのですが、
非極性溶媒下で塩化物イオンは存在できるのか、と
いまいち納得できません。

これで正しいのでしょうか?ご教授ください。

A 回答 (3件)

質問者さんの疑問>非極性溶媒中で~、はもっともなことですね。


私も詳細な機構は分かりませんが、おそらくはNo.2の回答にあるように
一度エステルを形成するものの、塩化物イオンは完全に外れていくわけではないでしょう。
完全に外れるとすると、質問者さんが疑問を持たれたように、熱力学的に非常に不利な過程です。
ベンゼンという低極性溶媒が作り出す、溶媒かごの中に、トリフェニルメチルアセテート、H+、Cl-がとどまったまま、塩化物イオンの再攻撃が起こると考えた方がよいのではないでしょうか。
同じような反応としては、塩化チオニルによる塩素化もあげられると思います。前面攻撃のSN2ですね。
ちなみに、無極性(あるいは低極性)環境下で、イオン的な化学反応が加速されることがあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
レポート作成の参考にさせていただきました。
また、他の反応例も今後出てくることがあるかもしれませんので、
その際参考になるかとおもいます。

お礼日時:2007/07/14 04:32

塩化アセチルとの反応で塩素化されるのであれば、「嘘でも」(笑)Cl-をひねり出さねばなりませんね。


(1)はやむを得ないと思います。結果的に酢酸エステルとなりますね。
そのときに、HClが発生していることになりますので、そのH+が酢酸エステルをプロトン化することによって、酢酸がとれてトリフェニルメチルカチオンを生じ、それがCl-とSN1型の反応をするということでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
レポート作成の参考にさせていただきました。

お礼日時:2007/07/14 04:30

>(1)水酸基の水素が塩化アセチルの中心炭素を求核攻撃、塩化物イオンが発生



違います。トリフェニルメタノールの水酸基がまず外れてカチオンが出来ます。

後は(2)でも構いません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
レポート作成の参考にさせていただきました。

お礼日時:2007/07/14 04:29

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