茄子・アンダルシアの夏 レース展開
先日NHK衛星で放送された「茄子・アンダルシアの夏」なのですが、
レースの展開が難しいというか、よく理解できない部分が多かったです。
あれはかなり難しいシチュエーションなのでしょうか?
実際のレースでもまれにありますが、難しいシチュエーションです。
まず、主人公ペペの立場はチームのサポート役です。
チームの目的は、そのチームのエースを勝たせることであり、サポート役はそのためにエースの風除けになり、水や食料を配達し、他のチームのペースを乱すためにアタックをかけます。
過去のレースですと、レース途中でエースの自転車のタイヤのパンクに対し、アシストからタイヤを提供、レースをリタイアするようなチームオーダーが出たなんてドラマもあったほどです。
平地における自転車にとっての最大の敵は風、空気抵抗です。
自転車はプロトンと呼ばれる集団を形成して走行し、空位抵抗を減らして速度を稼ぎます。(この辺がマラソンと大きく違う点です。)
作品中のような少人数でのアタック、逃げの場合、空気抵抗を少ない人数で負担するので、いずれはプロトンに追いつかれ吸収されます。
一方のプロトンは、一定のペースで疲労を極力避けて(ここはマラソンに近い)、区間賞などでスパートできる点やプロトン内での順位を駆け引きします。
この駆け引きは特殊で、優勝を争うチームの間でも互いの利害が一致すれば、小集団を形成して他のチームをふるい落とすような事もあります。
そういう意味でも、中盤で逃げを打ったペペの集団は、いずれはヘロヘロになってプロトンに吸収されると思われたが…ってところで、ドラマが生まれます。
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