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硫化水素とセレン化水素とテルル化水素の沸点のグラフの傾きを比較すると,『硫化水素・セレン化水素間の傾き』<『セレン化水素・テルル化水素間の傾き』となりますが,
テルルの電気陰性度は,水素とあまり変わりません。少なくとも,硫黄,セレンよりもその差は小さいです。ということは,極性はほぼ無く,静電的引力は小さいはずです。
沸点は,物質の結合が強いほど高くなるということですが,『硫化水素・セレン化水素間の傾き』<『セレン化水素・テルル化水素間の傾き』となるということは,非常に小さい力であるファンデルワールス力の影響なのでしょうか?硫化水素の原子量が32で,テルルの原子量が128です。非常に小さな力が,この原子量の差で,静電的引力を覆すほどのファンデルワールス力を生み出すのでしょうか?

A 回答 (1件)

H2O,H2S,H2Se,H2Teのシリーズでの沸点の比較の話ですね。


分子間力が電荷の総数(電子の総数)で決まるとします。電子の総数は
10,18,36,54です。差は18で一定です。

H2Teの沸点の値がH2S,H2Seの延長線よりも上にあるということで「ファンデルワールス力の影響がそんなに大きいのか?」という質問だと思います。

考え方が逆だと思います。
H2Te,H2Seを左に延長した線よりもH2S,H2Oが上にあるということでH2O,H2Sにはファンデルワールス力以外の力が働いている、特にH2Oの場合はズレが大きいのでその力の影響が大きいはずだ考えるのではないでしょうか。それが水素結合です。極性があれば分散力だけの場合よりも分子間力は強くなります。
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