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今日テレビを見て、日本の医療システムが点数制であることを知りました。
診察に時間をかけようがかけまいが同じ点数であるために、医者は診察に時間をかけず、不要な医療行為や薬の提供で点数を稼ぎ、財政を圧迫しているという内容でした。
個人的に対応策を調べたところ、行政は点数単価を下げることなどで対策をしようと試みていることを知ったのですが、本質的な解決には至らないのではないかと思います。
点数制による医療問題を解決する方法は、点数単価を下げる以外に考えられないのでしょうか?
回答宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

まだそんなふるい話を持ち出しているマスコミがいるというのも驚きですが。

まぁそうやって分かりやすい悪者を作っておきたいんでしょうねぇ。

>診察に時間をかけようがかけまいが同じ点数であるために
これは別に点数制ならではの問題かというとそうではありません。自由診療でも同じ。病気毎、検査毎によって値段がつけられるわけで、治療に関しては時給計算する性質のものではないというのが大きな理由でしょう。アメリカの場合なら、民間の保険組合がその値段相場を作るが、日本だと公的保険がそれを一律に作っているだけという違いしかありません。

>不要な医療行為や薬の提供で点数を稼ぎ、財政を圧迫している
現実問題こんなのは不可能。保険のチェックは厳しいので無尽蔵な請求を即はねられます。あと薬価差益で儲けが出るのは製薬会社の方です。

>行政は点数単価を下げる
すでに下げすぎです。世界的に比較しても日本の総医療費は、先進諸外国の中でも最低ランクです。
例えば盲腸の手術だと日本ではオペで64,200円、最高ランクの入院で12,000円、その他検査を合計して30万程度がいいとこでしょうが、これがアメリカなら合計して200万クラスです(ちなみに入院は一日)
http://www.urban.ne.jp/home/haruki3/america.html
これ以上下げるのであれば、現在世界でもトップクラスの医療水準を同様に下げていけばば良いというだけの話です。あるいは逆転の発想で、点数を数倍にあげるというのも一つの解決策です。そうすれば軽微な症例で病院に行く人も減る事になりますので、マンパワーの不足からくる検査漬け、薬漬けという問題は解決します。

また不要な医療行為の件も上のURLでは触れられていますが、防衛医療の問題は、訴訟などのリスクが高いほど、上がる傾向にあるとされています。つまり訴訟などがおこればおこるほど、財政は圧迫されると(そして税金もあがると)。

根本的に日本のGNP規模なら今の数倍の医療費をかけても問題ありません。ただ日本独自の風習として例えば建設業界などに公的資金をまわすという構造ができあがっているため、その分が回っていないだけです。
勿論そちらに回っているお金をそのまま医療に回すだけでは、余計に混乱するだけですが。実際に回すのであれば、本当の意味での構造改革を行い、建設業界にまわっているマンパワーなりお金の流れを医療に向きなおさせなければなりませんが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
やはり古い話題だったのですね。失礼しました。友人が見ていたのを見せてもらったので詳細は知らないのですが、古いビデオか何かだったのかもしれません。

>別に点数制ならではの問題かというとそうではありません
確かにそうですね。多くの患者を診察するには、時給制にするわけにもいかないですよね。簡単な話ではないのですね。

>保険のチェックは厳しいので無尽蔵な請求を即はねられます。
これは調べた内容にもあったと思うのですが、1人頭1000円ほどの額でもチェックは入るのでしょうか?1人頭は少額でも、国民全員に換算するとかなりの額になると思うのですが。

>薬価差益で儲けが出るのは製薬会社の方です。
勉強不足でした。参考にさせていただきます。

>点数を数倍にあげるというのも一つの解決策です。
実際に行うとまた問題もありそうですが、なるほどと思いました。医療レベルを下げずに、社会不安も煽らない方法があれば最適なんですが。。。

公共事業等にお金をかけることは経済発展に繋がりやすいので、直接的には経済効果の少ない医療分野に公的資金を回すのは難しい気がします。

丁寧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/09 15:34

現在は、


疾病により支払額を決めるというシステムの導入が検討(一部導入)されております。 
これがすべての解決につながるわけではないですが、医療費を抑える(無駄を省くこと)には多少役立ちそうです。 
患者が払う費用相応の医療を受ける時代がやってきます。 
もっとお金を払うか、受けるのを減らすか、どちらかを選ぶことになるでしょう。
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
疾病に応じた支払額について調べてみました。
かなり参考になりました、ありがとうございます。

お礼日時:2007/07/09 14:55

その放送は過去の再放送とかですか?


なんだか時代錯誤もはなはだしいので。
点数制というよりは国民皆保険がもう限界ですからそこをなんとかしないと…という方がタイムリーです。
点数=診療報酬といいますが、その単価は年々下がっています。
医療費の額たるや先進国で最低ランクです。
でもやってることは世界一の水準です。この矛盾に国民が気付かないともっと大変なことになりますね。世界的に見れば医療費はもっと高くてもいいはずですし、財政の圧迫に関しては他の無駄に金を使いすぎですし、簡単に削れる医療ばかりを標的にしているに過ぎません。(医療従事者は患者の命があるので安くても文句も言わずに働きますからね)
医療費を圧縮したいなら皆保険は止めるべき。
金を払いたくない人間は治療を受けられず死ねばいいし、いい治療を受けたければ自分で金を出せばいい。それだけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
研究室で友人が見てみたものなので詳細は知りませんが、資料と言っていたのでビデオか何かだったのかもしれません。古い話題だったようで失礼しました。
私も財政の圧迫が他に原因があっても解決できなければ、解決できるところから削るという発想を持ってしまうのですが、日本の医療従事者が得る報酬は安いのですね。誤解していました。

お礼日時:2007/07/09 15:13

薬剤師をしています。


私見として受け止めてください。
その番組が何をどのように伝えているのかわかりませんので、かみ合わないかもしれません。

まず、薬の提供で点数を稼ぐということに違和感を感じます。薬は過剰に処方すると点数はむしろ減ります。さらに院外処方せんを発行することにより、病院(または診療所)において薬価差益も生まれません。
つまり、点数化問題と薬の過剰処方は関連性が低いと思います。

次に不要な医療行為ですが、特定機能病院においては疾患別の包括医療が行われています。これは疾患あたりの点数を固定することで不要な検査などを行うことのメリットを無くすものです。今後この包括化は市中医療機関にも適用されるものと予想されています。

さらに診察に時間をかけないことですが、診察に時間をかけるほどに待ち時間が増加します。その結果、各医療機関は医師を増やす必要に迫られます。医師不足の問題が社会問題化している現状においては、診察に時間をかけないことについて、仕方がないものとして受け止めるしかないのではないでしょうか。
また、現行の診療報酬は医師以外の行為(看護師など他の医療職種の行為)にはほとんど点数が付きません。その結果、医師が効率よく仕事しなければ経営が成り立たないという問題もあります。

最後に問題への対応についてですが、患者さんが賢くなる以外にないと思います。「何が必要がを判断する」、「不要と判断すればはっきりと断る」、「自身の判断に一定の責任を持つ」
これらができれば、不要な医療行為はなくなると思います。


なお、以上の私見から「点数制による医療問題とは」について改めて貴方の見解を述べていただけると喜びます。それでは。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>点数化問題と薬の過剰処方は関連性が低い
調べてみると、そのようです。無知にも関わらず不用意な発言をしてしまいました。薬剤師の方ということで不快な思いをされたと思います。深くお詫びします。

>疾患別の包括医療が行われています。
最低限の医療行為しか行われなくなる気もするのですが、財政的には問題は緩和するのかもしれないですね。参考になります。

>医師が効率よく仕事しなければ経営が成り立たない
やはりそうなのですね。現在の医療財政費で医師も患者も納得のいく医療というのはありえないのでしょうか。点数制にとどまらず、医療に対する行政全体に改革が必要なのかもしれませんね。

>患者さんが賢くなる以外にないと思います。
やっぱりそうなんでしょうか。。。実質的には国民全体の医療に対する意識を向上させることは不可能な気がします。

丁寧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/09 16:02

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