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酸素の濃度を急に上げて、吸入したりすると、CO2ナルコーシスになると聴きました。どうしてもその意味がわからないので、教えて下さい。

A 回答 (2件)

酸素の投与量を増やすとCO2ナルコーシスになるのでは


ありません。

慢性呼吸不全の患者が、低酸素、高CO2になる事はご存じ
ですよね。
この状態では、貯まったCO2が、脳の呼吸中枢を刺激し続け
るため、本人も息苦しさをずっと感じ続ける事になります。

しかしだんだんに、脳もこの刺激に慣れていくようになり、
呼吸促進の役目をCO2が果たせなくなります。
なので、このような状態が続くと、脳は、CO2を目安にするのを
やめ、酸素濃度が下がったら「呼吸しなさい」と命じるわけです。

このような状態で、高濃度の酸素を与えたらどうなるでしょう?
脳にしてみれば、「おお、こんなに酸素があるんだから、呼吸は
休んでていいぞ」
となりますよね。
これで呼吸が止まることがあるので、高CO2血症(ナルコーシス)
には、高濃度の酸素は禁忌とされているのです。
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この回答へのお礼

思わず、「なるほど!!!」って叫びそうになりました。とてもよくわかりました!ありがとうございます。

お礼日時:2002/07/21 08:33

No1 さんの回答でよいと思います。


ナルコーシス(naecosis)というのは、麻酔のこと。またnarcoticは
麻薬の意味もあり、CO2ナルコーシスというのは、二酸化炭素により
麻酔がかかった状態というわけです。非常に幸せな気分になるという
ことです。長い間呼吸苦に悩まされ続けた慢性呼吸不全の方にとって
は、ある意味では幸せな死に方といえるかもしれませんね。
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この回答へのお礼

ナルコーシスにそのような意味があると始めて知りました。回答ありがとうございます。

お礼日時:2002/07/21 08:36

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