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先日,偶然オオゴマダラという蝶ののサナギを実際に見る機会がありました。オオゴマダラのサナギは「黄金のサナギ」とも呼ばれ,まるで金箔を施したかのような金属光沢をしています。

http://www.okinawa-yoho.co.jp/oogomadara/rogo_.htm

先日の日本物理学会(春)で,「オオゴマダラの蛹にみられる金色の形成過程と発色機構」という題目の講演があったようです(領域12,24aYC-1)。私はこの分冊は購入していないので,内容がわからないのですが,非常に興味があります。どなたか概略を説明していただけないでしょうか? よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

siegmund です.



既にご存知かも知れませんが,著者達を見ますと大阪大学の木下グループですね.
http://mph.phys.sci.osaka-u.ac.jp/index.html
がこのグループのHPです.
玉虫厨子の話なんかも載っていて,なかなか面白かったです.

> あのサナギは,純有機物にもかかわらず非常に鮮明な金属光沢を持つのです。
> 自然の凄さをまざまざと見せつけられた思いでした。
多層膜とすると,膜1枚の性質と反射・透過光の干渉などの結果なんでしょうか.
自然は奥深いですね.

38endoh さんは化学(?)方面の研究をされているのではないかと思っています.
他の研究者からのリクエストがあれば,少なくとも公表済みの論文リプリントや
講演概要などは送って(最近はメールで ps や pdf ファイルを添付ってのも多いですが)
もらえるでしょう.
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この回答へのお礼

ご回答,ありがとうございました。私も早速,木下グループのホームページを見てみました。専門はレーザー分光だったのですね。かなり意外でした。

私は錯体化学出身で少々レーザーを扱っている学生です。現在,光学を初等的な教科書で独学しており,そんな中,オオゴマダラのサナギを見たものですから,非常に興奮いたしました。

お礼日時:2002/07/20 12:56

講演概要を見る限り,分光光度計で蛹化直後から10分おきに反射スペクトルを見た,


および殻の微細構造を知るために透過型電子顕微鏡で殻の断面を観察した
(多数の膜構造があるとのこと),という仕事のようです.
「なぜ,金色に?」という疑問に対する決定的な答は述べられていません.

余り多くの部分を引用するのは著作権関係でまずいような気がします.
著者にコンタクトを取られるのがベストと思います.
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この回答へのお礼

早速のご回答,大変ありがとうございます。

> 余り多くの部分を引用するのは著作権関係でまずいような気がします.
確かに仰るとおりです。私の質問自体が,少々不用意でした。

> 「なぜ,金色に?」という疑問に対する決定的な答は述べられていません.
そうですか。残念です。あのサナギは,純有機物にもかかわらず非常に鮮明な金属光沢を持つのです。自然の凄さをまざまざと見せつけられた思いでした。

表皮の屈折率の分布構造(?)にも興味がありますが,構成物質の分子構造や成形過程にも興味があります。著者とコンタクトを取ることも含め,今後,自分でも色々と調べてみようと思います。

この度は,ありがとうございました。

お礼日時:2002/07/20 03:01

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