ポーランド語の数量詞に関して
ポーランド語独習者です。教科書は白水社の
ポーランド語入門を使っています。
さて表題通り、波語の数量詞に関する質問です。
数量詞+名詞 に於ける名詞の格変化に就いて
ご教示下さい。
W Warszawie byl'em pie'c' (lata/lat) temu .
「五年前、華沙に居ました。」
上の文で temu は対格を要求しますが、 pie'c'
は後の名詞に生格を取ります。
私の理解では、 temu は数量詞にのみ影響を
持ち、数量詞の後の名詞は唯、数量詞の求める
格にすれば良い。故に lat が正解だと思います。
これは合っていますでしょうか。
また、同じ理解の下で作った以下の文は
正しいでしょうか。
jeden rok temu 対格+単主
dwa lata temu 対格+複主
pie'c' lat temu 対格+複生
od pie'ciu lat 生格+複生
od dwo'ch lata 生格+複主
ただ合っている間違っているだけでも
結構です。どうぞ宜しくお願い致します。
追記
raz の格変化ですが、
単数、raz/razu/razowi/raz/razem/razie
複数、raza/razy/razom/raza/razami/razach
以上で合っていますでしょうか。
併せてお答えをいただけたら幸甚に存じます。
回答(2件)
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No.2ベストアンサー20pt
No.1です。
すみません、やはり素人考えで生半可なお答えをしてしまったようです。頂いたお礼を読んでいて気づきました。
"raz"の複数形生格を"razo'w"としてしまいましたが、辞書で再度確認しますと、意味によって形が違ってくるみたいです。
白水社のポーランド語辞典は持っていないので確認していないのですが、手元の波露辞典(Wiedza Powszecznaのもの)を見ますと:
(1)「打つ/殴ること(удар)」の意味の場合、複数生格は"razo'w"となること「のほうが多く(чаще)」、
(2)「回数(раз)」の場合、複数生格は"razy"
と、ちゃんと書いてありました。
つまりは、どちらの場合も複数生格を"razy"と覚えればよいようでして・・・
無用な混乱と不安をかきたててしまって申し訳ございませんでした。訂正いたします。
白水の波辞典は収録語数の割にきわめて質が高いと定評があるようなので、そちらを信じてください。
でも、「既習の文法事項でも類似の勘違いが沢山ありそうに思えて来て慄然たる心持でございます」とおっしゃいますが、面倒くさいことこの上ない屈折語にじっくりと取り組んでいらっしゃる根気を尊敬いたします。(私はポーランド語の方を投げ出してしまったので。)
あの沼野充義先生でさえ「俺はこれだけ努力してこれだけしかできないのか」と嘆かれることもままあったそうですから、言葉の勉強は気長に楽しみませんか^-^)
この回答へのお礼
Begemoto様には raz の事で再びお手間を取らせて
しまい申し訳ありませんでした。
丁寧な解説のお蔭でraz の格変化に関しましては
もう迷うことはないと思います。
白水の辞書では「一撃ち」とありました。
この意味では確かに(複生-y)の記述がないので
razo'w となるようです。しかし一撃ちとは
こなれない日本語で、教えて頂いた「打つ、
殴る」の方が解りやすいですね。
結局、razy/razy/razom/razy...となって、
語尾を見て生格か対格か判り難いのは学習する
身としては一寸困ります。
>白水の波辞典は収録語数の割にきわめて質が高いと
>定評があるようなので、そちらを信じてください。
今回、教えて頂いた波露辞典の引用と併せて、辞書の
凡例も確認してからraz の項を読みましたら随分
解り方が違いました。引く側の能力不足がこの度の
不明の主因だと反省しております。
屈折語は面倒ですが、形態の複雑さそれ自体に私は
魅力を感じます。根っからの文法好きなので変化が
多いほど面白く思います(不規則は苦手ですが)。
いまフィンランド語などにも興味があります。しかし、
30代になり、人生の有限さ、即ち「光陰如箭」や
「少年易老、学難成」をひしひしと感じていますので
寄り道をせず、40代には辞書があればポ語がある程度
まで読めるようになる、と言う目標を立ててのんびり
勉強して行こうと思っています。
いつかスタニスワフ・レムの「砂漠の惑星」を原書で
読めるようになったら素敵だと思っています。
地方で孤立している独習者にとって、
Begemoto様のような方は本当に有難く、恐らく
ご自身が考えられている以上に私が感謝している事
をお伝えしたい。
重ねてお礼を申し上げます。
こんにちは。ポーランド語を独学とは、努力家でいらっしゃるのですね。
私はprawdaさんと同じ教科書で一年ほど勉強しただけなので回答する資格はあまりないのですが、数詞の扱いがロシア語(まあ不自由なく使える)ととてもよく似ているので僭越ながら参考意見を書かせていただきます。
1.「lat が正解だと思います。」正解と思います。
ただし、「temu は数量詞にのみ影響を持ち、数量詞の後の名詞は唯、数量詞の求める格にすれば良い。」は誤解を含んでいます。
「数量詞の後の名詞は唯、数量詞の求める格にすれば良い」のは、数量詞が主格もしくは対格の場合のみです。
数量詞が生・与・造・前置格のときは、数量詞もその後の名詞もその格にあわせなければいけません。(教科書pp.206-207、特にp.207の4)をご覧ください。)
2.temuと年数
jeden rok temu 対格+単主 ○
dwa lata temu 対格+複主 ○
pie'c' lat temu 対格+複生 ○
od pie'ciu lat 生格+複生 ○
od dwo'ch lata 生格+複主 ×(od dwo'ch LAT 複数生格)
3.razの変化
「単数、raz/razu/razowi/raz/razem/razie」
合っているように思います。
「複数、raza/razy/razom/raza/razami/razach」
主・生・対格は、それぞれrazy/razo'w/razyではないでしょうか。与・造・前置格は合っているように思います。
それはそうと、「ワルシャワ」は「華沙」と書くのですか。勉強になりました。
この回答へのお礼
早速のお答、どうも有難うございました。
ロシア語がお出来になるのは素晴らしいですね。
私もスラブ語事始はロシア語でした。アクセントの
移動と、 o の発音が変わるのが馴染めず挫折
してしまいましたが・・。
さて、教科書に於ける該当事項の指摘ですが、
恥ずかしい事ですが完全に見落としていた、
というより思い込みで、読んでいながら読んでい
なかったようです。
主格・対格以外では名詞も格変化するの
ですね。たしかにpie'c' と pie'ciu だけで全ての
格を表すなんてポ語らしくないとは感じてました。
やはり楽はさせてくれませんね。
od dwo'ch lata が間違いなのも解りました。
それと、raz の件ですが、例文などを読むと
やはり、主・対格は razy/razyですね。
p.191_4 及び p.196_3_1)
実は同じ白水社の波日辞典で raz の項に
(複生 -y)とあったので迷ってしまったようです。
まだこの raz の項の読み方がいまいち解らない
のですが、どうも用例によって複生で-y を取る
事もあるという事でしょうか。
お蔭様で誤りに気付くことが出来ました。
既習の文法事項でも類似の勘違いが沢山
ありそうに思えて来て慄然たる心持でございます。
この度は本当に有難うございました。
いずれの日にか「波語はまぁ不自由なく
使えます」と、言える様になれれば、と
思います。
それでは失礼致します。
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