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日本が、戦後、東西に分割されていた可能性があったと聞きました。もし分割されていたとしたら、どこで分割される可能性があったのでしょうか?

A 回答 (3件)

 終戦直後に連合国は次の計画による分割統治案を策定しましたが、アメリカ、中国の反対、イギリスが消極的だったため実現しませんでした。



 連合国による分割占領案
(統合戦争計画委員会(JWPC)が作成)

  北海道・東北‐‐‐‐‐‐ソ連
  関東・中部・近畿‐‐‐‐アメリカ
  四国 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐中華民国
  中国・九州‐‐‐‐‐‐‐イギリス
-------------------------------------------

 東京‐‐‐‐‐アメリカ・イギリス・中華民国・ソ連
 大阪‐‐‐‐‐アメリカ・中華民国

----------------------------------------------
 沖縄‐‐‐連合軍ではなく極東米軍による単独占領
              以上
 この公文書発見直後、テレビ新聞などで騒がれました。

参考URL:http://www.lib.kobe-u.ac.jp/kanpo/8-2/8-2-1.html
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 ↓の方のご回答で正解です。

アメリカ、ソ連の覇権争いが裏ではあり、北海道(あるいは東北の一部を含む)をソ連が統治する案があったんです。ですから、東西というよりは南北(まぁ、東西といっても大間違いではないのですが……、本州を分割するというニュアンスではありませんでしたので)ですね。これをおそれたアメリカが急転直下、GHQによる統治→サンフランシスコ講話条約という戦略に出たんです。このあたりは、難しいし、なかなか高校の日本史・世界史でも触れない場合が多いのでは……。
 このサンフランシスコ講話条約をめぐっても、ソ連・中国といった社会主義国家以外の国との講話(単独講和)をアメリカが進め、ソ連と激しく対立、日本は米・英らの資本主義国48カ国とサンフランシスコ平和条約を1951年に締結したわけです。
 もし、南北分割統治であったら、日本も朝鮮と同じような運命になる可能性は否定できなかったかもしれませんね。
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東西というよりは、南北に分割されていたと思われますが…。



(1)北海道の半分(道北・道東)がソ連占領下
   (留萌~帯広の線以北?)
(2)北海道がソ連占領下
   (津軽海峡)
(3)東北・北海道地方がソ連占領下
   
ぐらいのパターンが考えられたんでしたかね。
でも、実際にはソ連の日本本土侵攻は回避され(北方領土の不法占拠はありますが)、
樺太、千島の引渡しのみで済んでます。
広島・長崎への原爆投下が日本の戦意を失わせ、
早期の降伏が実現したという事が大きいでしょう。
これがなければ日本の南北からの連合軍の侵攻作戦が実施され、
上記のいずれかの線での分割が不可避だったはずです。

ただ、そのかわりに分断されたのが朝鮮半島、ということになるのでしょうか。
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