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いつも大変お世話になっています。民主党の代表小沢一郎氏について教えてください。

この方はかつて自民党の中枢にいたと聞いています。歴史の教科書にも登場する田中角栄の元で働いていたと聞きました。自民党の中枢にいたほどの人がなぜ自民党を出ることになったのですか?

私は当時まだ選挙権も無い子供でした。 これからグーグルなどを利用して彼について調べて行くつもりです。ヒントをいただければと思います。

今回の選挙で、民主党が大躍進しました。今後彼の言動が注目を浴びる機会が増えると思います。彼の考え方の一端を知りたいと思い現在「日本改造計画」を読んでいます。ただなにぶんにも古い著述です。最近の彼の考え方を知るには何に目を通せば良いのですか?難しくない物を紹介してください。以上宜しくお願いします。

A 回答 (5件)

 経世会をご存知でしょうか?自民党にあった故・竹下登元首相が結成した政治研究会です。

そのベースが田中角栄の派閥で、小沢一郎、鳩山由紀夫、羽田孜、小渕恵三、橋本龍太郎、金丸信、綿貫民輔、津島雄二、青木幹雄、渡部恒三、野中広務、片山虎之助などが属していました。
 金丸が佐川急便事件で議員辞職に追い込まれた時、小渕が派閥の後継者に指名されたのですが、これに不服だった羽田・小沢等が派閥を脱退します。その後宮沢首相の不信任案に反小渕派が賛成し、不信任案を成立させ衆議院を解散させました。これにより羽田、小沢、鳩山は自民党に居れなくなり脱党することになります。
 自民党に残った面々は小渕→橋本→津島を派閥リーダーとしましたが、森・町村・(小泉)・安倍が率いる清和会が21世紀になると総裁を牛耳るようになり、衆議院では清和会が最大派閥となりました。
 野中の引退、橋本の死去、小泉によって綿貫が追放となったため津島派は重鎮を失い、更に今度の参議院選で片山を中心とする津島派は15人が落選(これに対して清和会と民主党は躍進)して崩壊寸前となりました。

 この10年の小沢の行動は反自民というより反平成研究会・反清和会です。今後の政局は小泉たち清和会VS旧経世会小沢民主党という図式になります。
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この回答へのお礼

回答有り難う御座いました。

集団の離合が繰り返されてきたのですね。よく分かりました。しかし自民党を出なくても、と考えてしまいます。自民党から出れば権力から遠ざかってしまう、もしかしたら一生権力と無縁かも知れない… そこまでriskをおかす必要があったか? ますます分からなくなってしまいました。

ありがとう御座いました。

お礼日時:2007/08/03 20:08

 No.3さんの紹介本に追加して、 


『小沢一郎政権奪取論 -90年代の証言』(朝日新聞社刊、小沢一郎/〔著〕 五百旗頭真/編 伊藤元重/編 薬師寺克行/編)
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31722370
 をお読みになることをお薦めします。
 
 chipndaleさんの疑問「自民党の中枢にいたほどの人がなぜ自民党を出ることになったのですか?」について、この本で本人の口から語られています。朝日新聞社のオピニオン誌の『論座』に載った小沢氏へのインタビューが元になった本です。反小沢的だった朝日の論陣がするどく質問しそれに、素直に答えています。小沢氏の考え方を知るには良書です。

 「本の内容
90年代、冷戦体制崩壊とともに、世界は激動の時代を迎えた。変革の波は日本をおおう。自民党政権を支える実力者から反自民政権樹立の立役者へ、自社55 年体制の終焉も小沢一郎なしでは考えられない。民主党代表として政権を狙う、政界のキーマンが、田中角栄、金丸信、竹下登らとの関係、細川政権誕生の秘密など、すべてを語る。」です。
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この回答へのお礼

回答有り難う御座いました。

>…をお読みになることをお薦めします

良い本を紹介していただきありがとう御座います。「日本改造計画」を読み終えたら読んでみたいと思います。

ありがとう御座いました。

お礼日時:2007/08/03 19:48

そうですね。


仰るとおり、もう15年前に著述されたものですから、根幹となる理念や信条は変わってませんが、(バブル終焉時に書かれたもので)時代に即して微妙に合わなくなってるところ(もう既に表面だけなぞって行われてること、、国際情勢や経済状況の変化から修正すべきところなどなど)がなくはないですよね。
ただ彼に関心をお持ちなら、読む価値は充分にあるとは思います。
言うまでのなく、未だこれを超える政治家の政策本は出てないと言われてますし、まぎれもなく小沢一郎氏の代表作(?)であります。

私の読んだ小沢氏関連の本ですと、
まず彼の理念・信条を知りたいなら、去年出した「小沢主義」ですね(http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E6%B2%A2%E4%B8 …)。
「日本改造計画」を要約したような内容でずっと読みやすいし、基本理念はぶれてませんが時代に合わせシフトしてる点も見られます。

それからこれも去年の出版の「虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実」ですかね(http://www.amazon.co.jp/%E8%99%9A%E5%83%8F%E3%81 …
これは小沢氏の側近中の側近といわれる元参議院議員の平野貞夫氏の本で、議会運営や国会法に精通した小沢氏の手足となって動いた方で、小沢氏の横顔、生い立ち、政治家としての原点から民主党に合流し代表に就任するまでウラとオモテがかかれてあり、かなり読み応えあります。
ただ当然、小沢氏の側近である方ですから、(特別偏った文脈にはなっていませんが)一応その点は差し引いて読んでもいいのかもしれません。
ただ間違いなく、読み応えはあります。

それから「小沢一郎の日本をぶっ壊す」も読んではみました(http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E6%B2%A2%E4%B8 …
これも生い立ちから民主党代表までの内容ですが、基本的に作者・大下英治氏はノンフィクション作家さんですから、多少?(けっこう)創られてるところはあるでしょう。
ただ単純に「面白い!」という点では一番かもしれません。
まぁ、いかに角栄氏が大権力者であったか(現在大物ぶってる人やベテランの人が、当時どれほどビビッてたか、など)、読み物として、単純に面白いです。


もちろんご承知の上でしょうけど、これらは小沢氏を中心とした側の書物ですが、それを自覚した上で読んでもそうじゃなくても、少なくとも私には特別に偏りも感じることなく読み進めた内容の本ですので、もし機会があれば是非目を通しても損はしないと思います。

ただ、ある意味(受け取り方は人それぞれですが)それまでとは小沢一郎という人物の印象は変わると思います。

個人的に言わせていただくなら、
よく言われる、権力闘争に敗れ離党云々は(某著名キャスターさえ言ってますが)説得力ないと思います。
そんな人はかつて自民党に何人いたか、数え切れないくらいです。でも、みんな政権党にしがみ付いていますよ。
とにかく、小沢氏はほとんど言い訳しないし、表立って反論もしないこともあり、またああいうキャラですから、攻撃するの物凄く簡単なんですよ。
もちろん、それは質問者様ご自身でご判断ください。

あと、近いうち「新・日本改造計画」を出す出すとは言われてますが・・、出してほしいけど、
どうなんでしょ?


参考にしていただければ幸いです、
失礼しました。
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この回答へのお礼

回答ありがとう御座います。詳細な解説で得るところが多かったです。

多数の本を紹介していただきありがとう御座います。今読んでいる「日本改造計画」でも彼のバックボーンは分かります。しかしなにぶん古い。今後彼の言動は否応なく注目されるはずです。ですから彼の真意を知るために、教えていただいた本を機会を見つけて読んでみたいと思います。

ありがとう御座いました。

お礼日時:2007/08/03 20:00

今も覚えている事は、1991年、総理を目指す宮沢喜一氏を自分の事務所に呼びつけたことで、同時に派閥の長で、実力者の宮沢氏が小沢幹事長に対し「大幹事長」と言い、取り入ろうとした会話です。


おかげで総理の座を射止めるなど、まさしく、キングメーカーといわれた所以です。

この時立候補すれば、間違いなく総理大臣になれましたが、彼は常に表舞台を避け、総理を動かすことに喜びを感じていました。
同時に心臓病が重く総理の重責は勤まらないとの話が良く週刊誌などで流れていました。
(今回の参議院選直後も2日間姿を見せませんでした)

海部総理の際には「みこしは(頭が)軽いほうが良い」など、とんでもない暴言を吐いたことが、明るみに出ました。

しかし、長くは続かず、当時最強の竹下派が分裂し、主流派から次第に外れていき、93年に離党し新進党を作ることになります。
そして、宮沢内閣退陣を受け、同年に細川内閣を作る仕掛け人になりました。


小沢さんの簡単な生き様は下記サイトが良くできています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B2%A2% …
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この回答へのお礼

回答ありがとう御座いました。

>まさしく、キングメーカーといわれた所以です

ですか。表に出てくるのを嫌っているのですか。今読んでいる著述でも結構良いこと行ってはいるし、彼の考えていたように世の中進んできている感じはします。しかし演説は下手ですね。がっかりするくらい下手ですね。政治家はたとえ中身が無くても演説はうまい物ですが… 阿倍氏と比べると?ってかんじですね。裏方が好きな感じ分かります。

ありがとう御座いました。

お礼日時:2007/08/03 19:43

>この方はかつて自民党の中枢にいたと聞いています。

歴史の教科書
にも登場する田中角栄の元で働いていたと聞きました。自民党の
中枢にいたほどの人がなぜ自民党を出ることになったのですか?
→中枢にいて田中角栄のもと仕事をしたようですね
でも田中角栄にはたくさんの子分がいたといましたから角栄が
いなくなったあとその角栄の地位に昇りつめることは
できなかったから権力争いの中で新進党作ったり・・自由党作って
潰して民主党に合流・・・。
経歴的にはこんな感じですね。

>彼の考え方の一端を知りたいと思い現在「日本改造計画」を読んで
います。ただなにぶんにも古い著述です。最近の彼の考え方を知るに
は何に目を通せば良いのですか?難しくない物を紹介してください。
→最近は著作はないですね。。
民主党の機関誌を目を通すのが良くはないでしょうか?
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この回答へのお礼

早速回答有り難う御座いました。

>角栄の地位に昇りつめることはできなかったから権力争いの中で…

ですか。

>民主党の機関誌を目を通すのが良くはないでしょうか?

そうですか。最近は良い著述が無いのですか?

ありがとう御座いました。

お礼日時:2007/08/02 21:10

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