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こんにちは。

今回「過去把持」について具体例をあげてレポートを書くことになったんですが、この単語自体よくわかりません。
gogleとかで検索しても分かりづらかったので、教えてください。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

「過去把持」はフッサール(E.Husserl)の現象学の術語(原語はRetention)です。



簡単に言うと、刻々と流れさっていく意識の流れにおいて、結構細かい次元で「さっき感じて覚えているもの」がありますよね。たとえば、ハガキの表を見て裏を見たとすると、表側の形や内容を(特別意識しないでも)覚えているでしょう。そうした「さっき感じて覚えているもの」を覚えている意識の働きのことをフッサールは過去把持と名づけています(ちなみに表を見て「裏はこうだろう」と予測するのは「未来予持(Protention)」)。

しかしそうして覚えていたものもしばらく経つと目下の対象意識から薄れ、思い出そうとしないと思い出せなくなります。こうして意識的に「思い出そう」とする意識の働きは「想起(Erinnerung)」と呼ばれています。


参考書としては谷徹『これが現象学だ』(講談社現代新書)が手ごろでオススメです。レポート、がんばってください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
おかげで無事レポートを仕上げることができました♪
また何かあったらそんときはよろしくです^^

お礼日時:2007/08/05 23:41

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