フッ素系化合物について

関連会社から環境負荷物質含有の調査で聞き慣れない化合物が
ありまして、具体的にどのような物質なのかを教えて頂きたいと思います。
調査物質の正式名称はパーフロオロオクタン酸又はペルフロオロオクタン酸(ＰＦＯＡ）です。
質問事項一点目
パーフロオロオクタン酸の構造式がよくわかりません。
フルオロ：フッ素、オクタン：Ｃ８Ｈ１８　
パー、ペルとは何の略称なんですか？
質問事項二点目
四フッ化エチレン樹脂(Ｈ２Ｆ４）には
不純物としてパーフロオロオクタン酸は残留しているのでしょうか？
製造メーカーはフッ素は使用しているが、パーフロオロオクタン酸は
残留しない。加工工程(焼成）で消滅する
と言われました。パーフロオロオクタン酸は焼成することによって
分解されるのでしょうか？

No.1 ベストアンサー 回答者： 134 回答日時： 2007/08/06 20:48

オクタン酸の構造は

CH3(CH2)6COOH
パーフルオロ　オクタン酸　は　水素をフッ素に置換した
CF3(CF2)6COOH　
と、なるようです。

パー　あるいは、ペル　という接頭語は、一般的に過酸などと訳され、ペルオキシ酢酸は　CH3COOOH　という構造を示したりします。

今回の場合、パーフルオロカーボン　ということで、水素をフッ素に置換する構造のようです。

2つの目の質問は、よく分かりませんので、ほかの方にゆだねたいと思います。

No.2 回答者： XZ400 回答日時： 2007/08/08 00:04

今ＰＯＰｓで話題のＰＦＯＡ　ですね。

これとあわせて、ＰＦＯＳは環境における難分解性と生態における蓄積性から、米国及びヨーロッパで問題となっています。
その問題が現在日本にも飛び火をして一部の業界で使用量などの調査を行っているようです。
さて閑話休題
質問事項2についてですが、確かにテフロンの原料にＰＦＯＡは使用されているようです。
そして残留は無いか？についてですが、環境水もしくは生体の血漿等と同レベル（ppt～ppb）で問題とするなら含有されていると考えられますし、EU諸国での樹脂中の含有量レベル（50ppmが閾値であったと思いますが・・・）であれば通常は含有されていないと考えて良いと思います。
実際多くの場合、テフロンを熱分解GC-MSで分析を行うとPFOAが検出される場合が多いようです。
ご参考までです。