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たとえば「休」という字は「木によりかかって人が休んでいるところ」からできたといわれますが、こういう漢字の起源はどうやって分かるのですか?

漢字の変遷などは書物をたどっていけば分かると思うのですが、さらに遡っていくと、絵がそのまま描かれている書物があるのでしょうか。
それとも口伝えで受け継がれているのでしょうか?

A 回答 (2件)

>さらに遡っていくと、絵がそのまま描かれている書物があるのでしょうか。



書物とは言えませんが、亀の甲羅や骨に刻み付けた甲骨文字や銅器に刻まれた金文というものがあります。これは絵文字の性格がありますが、エジプトの象形文字よりは記号的です。

大まかな流れで言えばその後筆記用具の変遷に伴い今日のような書体が出来上がっていきました。

秦の始皇帝は字体の整備・統一を行いましたが、印刷がなかった時代にはどうしても字形の乱れが起きることが避けられません。その後もいろいろと字形の統一の試みは行われたようです。後、清の時代に「康煕字典」が作られ今はそれがほぼ基準になっています。

漢字の教科書や意味を説明した辞書のようなものは古くから存在したようですが、成り立ちや原義の研究は漢の時代の「説文解字」からです。

起源はこのように後の学者が研究したものですので、後になって別の説が出ることもあります。また、口伝えで伝わるものもあったかもしれませんが、えてしてこういうものは誤りが多いものです(他言語でも民間語源と言われ都合がいいように解釈されることがあります)。

ご質問文の「休」の起源もいくつか考えられています(自分はこれはあまりにうまくできているので民間語源ではないかと疑っています)。

気をつけるべきことは、漢字は「覚え方」がいつのまにか「起源」と勘違いされることがあるということです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

お礼日時:2007/08/12 00:14

白川静の説では、「休」は、終戦にあたり、手柄を立てた人を表彰する意味であるとのこと。

常用字解では、明確に人が木によりかかって休むというのを俗説として否定しております。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

お礼日時:2007/08/12 00:14

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