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呼吸し辛いということで、病院で診てもらいましたら、軽度の拡散障害(たばこの吸い過ぎ)らしいとのことでした。念のため、CTとアイソトープで検査をしますが、この拡散障害というのは治る病気ですか。教え入下さい。

A 回答 (1件)

呼吸器内科医です。


「拡散障害」とは病名ではなく呼吸不全の原因をさす用語です。
呼吸によって吸い込んだ酸素は、気管を通って肺に運ばれます。肺にある肺胞という小さな袋の周りには毛細血管があり、肺胞の中の酸素と血液中の二酸化炭素を交換します。この交換が上手くできないことを「拡散障害」といいます。
拡散障害がおこる原因は2つあります。
(1)肺胞の壁が厚くなって酸素・二酸化炭素が通過できなくなる。
急性ではオウム病、カリニ肺炎、ARDS(成人呼吸窮迫症候群)、過敏性肺臓炎などが、慢性では特発性間質性肺炎、肺線維症、塵肺症などです。
(2)肺胞が大きくなり血液と酸素・二酸化炭素の接触面積が減る。
肺気腫などです。

「たばこの吸い過ぎ」ということは「肺気腫」が疑われているのではないでしょうか。肺気腫は残念ながら元に戻る病気ではないですが、禁煙することで進行をとめることができます。今のところ肺気腫に有効な治療は「禁煙のみ」です。もし質問者様が喫煙されているのであれば、今すぐに禁煙することをお勧めします。あとは担当医の指示に従ってください。
お大事にしてください。
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この回答へのお礼

ご返事遅くなりました。大変参考になりました。

お礼日時:2007/09/15 17:37

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